欧州勢はまたもニワトリを刈りにいくか。

本日、東京時間のドル円は上昇である。

117円下をバックに、株高も支えに上ってきた。

序盤、大幅に下げたようだが
ドル円が短期、上昇トレンドに入ったのか
ドル円の下落は限定的で
戻しとともに、本来の波動の勢いを発揮する。

先週末に116.2あたりでサポートされ陽線を作った日足は
相場の反転と、本日の続伸を示すには強いシグナルとなっている。

東京ニワトリトレードとしても本日は気持ちよく買っていけたようだ。

ここで欧州はどうするか。

基本、欧州としては東京勢を刈りたい。

そうなれば東京時間の安値、117円より下、ということになるが、
その下には米国が作ったサポートが控える。

よほどの株価の暴落がなければ、下を追うことは困難である。

では上、となれば少し可能性が見えてくる。

15:00現在、本日、上値を伸ばした東京勢は案の定、
117.4あたりから、117.5円を背中に戻り売りをかけてきているような雰囲気である。
まあ、利食いの売りもあるだろうが
いずれにしても、ショートの勢いが少し増してきている。

これは欧州にとっても好都合である。

こうしたショートが増えれば増えるほど、
117.5より上のロスカットはたまっていく。

一端、ポジションスクエアとしてしまった個人的にも
好都合な状況である。

今週は、不本意ながら、どう転んでも、ドル円買い目線だが
できることなら、押しを買いたい。

欧州時間までに大きく下に押してくれれば
欧州の刈り上げとともに、117.5のブレイクアウトも一気に狙えるだろう。

どう展開しようが117.5より上は買いだが、できることなら、
いまの下値が固いままブレイクアウトされるよりは
少し押してくれた方が、値幅が稼げる。

ただ、東京時間に117.3−4あたりでうろうろしていれば、
欧州勢には下に刈られてしまうだろう。

欧州時間帯に下に向かわれると、
米時間あたりまでその下は続く可能性も増し
かつ、米勢がそれを受けて続落させていく可能性も高まる。

できることなら、16:00〜17:00くらいまでは
下に押していってもらいたい。

まあ、こちらの望むと売りに相場は動かないが
そうなれば、欧州勢は上に刈りにいく可能性が高まるので
それに再び乗ることができる。