ノボトニーを利用してのドル円売り

ひさびさにトレーディングで、118.5以下でショートをかけた。

チャートリーディングなどは無視で、ドル円はどのみち下落街道ということで
短期のサポート割れで売りを入れたのみである。

そこからはロンドンアニマルの巻き返しである。

内容などどうでもよい。

にわかショートを刈るために、なにかの材料の瞬間に
ドル買いを入れる。

そこにまんまとひっかかった(?)のがオーストリア中銀の
ノボトニー氏である。

彼は、もともとユーロ緩和志向がある。

なので、彼にコメントを寄せればそうしたコメントを行うのが鉄板である。

ノボトニー氏が、いつものごとく緩和発言をする。

その瞬間に乗じて、一気にドル買いである。

ヘッドラインも、彼らの動きに利用され
ノボトニー氏の発言云々でユーロドル下落
などと報じる。

そこで焦った様々なにわか投資家が
短期のユーロドルの売りを入れたり、ユーロドルのロングポジションを閉じたりする。

そこからさらに巧妙な流れとしては、株の買いを入れる。

相場は株高が、すなわちドル買いにつながる。

こうしてヘッドラインには欧州の緩和期待から株高
という報が流れる。

幾重にも張り巡らせた、逆張りのオペレーション。

そのスタート地点は、利用されたノボトニー氏である。

普段は黙殺されることも多い(?)ノボトニー氏の発言。

それを本日はドル買いの口実とするために大いに利用した。

再三繰り返すが、ノボトニー氏の意見を拾えば、欧州緩和期待という話にしかならない。
彼の発言は再三再四、それしかないからである。

結果、ドル売り相場は、欧州タイムひとときのドル買い相場となり
逆張りした連中は利益を得たであろう。

しかしながら、それは欧州時間に儲けようとした一部グリードのマッチポンプにすぎない
と、個人的には思ってる。

もともと無理筋の相場付きを作り上げたのみである。
であるがゆえに、この歪んだ調整を試みた連中が、
長くポジションを保有することはない。

さらなるドル安に走らせることを米国勢に任せ
今夜は、現在の一方的な上昇から利益をむさぼるには、
一時的に無理筋でも調整を賭けた相場、その方向しかない、とロンドンアニマル連中は判断した
そして、彼らの戦略は今夜奏功した。

その後はどうか。
こんな無理矢理な相場付きでポジションを維持するほど、彼らも愚かではなかろう。
今後は(もしかしたら既に)、彼らはポジションを閉じるなり、ひっくり返していると思う。

結果として、米国時間からようやくドル売り相場が再び開始されることだろう。
それにだまされた連中は、いまだドル売りユーロ買いで相場で戦っている。
まったく哀れである。。
 
とにもかくにも欧州連中は、
まったく迷惑な連中であるともに、犯罪的な輩どもである。