最近は東京市場の方がよっぽど動く

最近は、東京市場で作られた
前日比、プラスでもマイナスでもよいのだが、
ユーロドルだとかドル円だとかのトレンドが作られることが多い。

欧州市場は、その動きにカウンターをかけたり
増幅させたりもするが、
所詮は東京市場の流れを覆すには至らない。
さらに米国市場に至ってはさっぱりである。

米国市場などの市場参加者にやる気がない、
というのもあろうが、

すべての原因は米株の異常性にあろう。

米株ががっつり下がるならトレーディングも行えようが
なんだ、ずっと下がらず堅調気味。

それ自体がそもそも異常な雰囲気付き
為替ディーラーとしては、
ドル売りに走りたくても、株価が上がっていくのだから
何もしようがない。

とはいえ、株高でもドル買いにはついていきにくのであろう。

このドル円の踏ん張りは
着物トレーダー、すなわち日本人の個人投資家の買いも
大きく関与しているように思われる。

米系ファンドがドル円をいくら売りをかけようとも
日本人個人投資家連合のドル円の買いと
現下ではもはや異常としか思えない米株の踏ん張りのツープラトン
ドル円は下がりようがない状態になっている。

かくも米株の押し上げは、常軌を逸している
ということであろうと、個人的には見ている。

ドルの利上げの遠のき、でもなんでもよいが
米企業の偽りの企業決算なども除去すれば
それ以外では、もはやなにをもって買われ続けているのか皆目見当もつかない米株なれど、

いずれにせよ、そんな意味不明の米株の上昇ならば、それはいずれ終わる。

やがて米株は絶望的なまでに暴落する、と考えている。


現代のブラックマンデーは近いのではないか。

この後に及んで米株を買い続けるグリード連中が
破産しようがなにしようが、
もう自業自得である。

勝手に破産し、死地にさまよえばよい。