昨夜のユーロドルは下落しつつも、本日はまた戻りがち。そして、幻通貨ドル円は昨日から、じっとりとはしゃぐ。

昨夜のユーロドルは、終日通して売られた相場となった。

ユーロ安ドル高相場が一時調整に入るか、という瀬戸際なので
ドル買い豚とユーロ売り豚が、必死の雰囲気のなか
結果としていえば、ドル買い（ユーロ売り）が押し切った、という感じである。

しかしながら、今週に関して言えば、
どちらかといえば、いま自由に立ち回れているのは
ドル売り豚（ユーロ買い豚）勢である。

塩漬け状態でない限り、
いまドル売り（またはユーロ買い）でポジションをホールドすることなどは
もちろん、かなりのハイリスクである。
なぜなら、こんなことは言うまでもないことだが、
強烈なユーロ売りや、ほのかなドル買いがいまの強固な地合だからだ。

そうしたなかで、
利益確定ではなく新規ポジションをドル売り（ユーロ買い）で作るとすれば
それは短期トレードにならざるをえない。

短期トレードは早期に損切りし、トレンドが動く方についていくだけなので
そこまで必死である必要はない。

いまホールドしている豚たちは、ドル買い、ユーロ売りの陣営である。

特に、ドル円やユーロドルなど、突っ込み買いや突っ込み売りをし
しかもそれをホールドしているとなると、
いまの戻り相場は、到底受け入れがたい。

そんなこんなで、レートは1.07まで割ってしまった昨夜であった。

昨夜の高値1.1あたりから、1.07アンダーまで下落したので、
ユーロドルはほぼ1日にして、結局400pipsあたりも下落したことになる。
それほどまでに、ユーロ売り、ドル買いの圧力は強いと言うことではあろう。

昨夜の米国時間序盤、参入してみたが
いきなり、保有していたドル円がロスカットにかかり、
ユーロドルも危ない状況となってしまった。
一端は引く。
ユーロドルを観察していると、一方的に下落するかと思われたら、一時、
1.064あたりで踏ん張り、そこからユーロドルはレンジ丸出しの動きとなった。

下が、1.0640〜.045あたり、上は1.0687。

ということで、昨夜は
このあたりのレンジな感じで、レンジディールに切り替え。

上で売るはあまりやりたくないので、もっぱら買いで
1.064〜065あたりで買い、1.067あたりで売る。
一度は損切りにかかり失敗したが
二度目は成功。
しかし、20pips程度を拾っていくのは性に合わないので
昨夜はそれでやめた。

その後、ユーロドル、ユーロ円、ドル円のポジションを小さく持ちつついたが
結局、レンジは下に割れたようで、
今朝方にはすべてがロスカットされていた。

FOMCでのドル売りがなんだったのか、というのが昨日である。

そして本日。

ユーロドル売り、ドル円買いの圧力がいまだ健在とはいえ
直近の安値1.04代にまでは差し込むことなく1.06あたりで踏ん張っている。
いまの相場はこのあたりが居心地がいいのかもしれないが、
そんな中途半端な滞空を取ると言うことは
売りが強烈、というほどの復活は果たしていない。

とはいえ、ドル売り調整が継続すると思われた昨日、
一気にそれが剥落したことで
結局のところ本日は、どちらともいいがたい相場になったと言える。。
ユーロドルを積極的に売っていく、という感じでもなく
かといってユーロドルを買っていく、という意欲もわきがたい。

なんというか、中立、という感じの本日である。
中立の時は、相場などやらないか、やってもレンジディールとなる。

まだまだほんのり、ドル売りのイメージがある自身としては
ドル売り、ユーロ買いをメインと考えてはいた。

昨日のレートを見ると、
ユーロドルは、1.0620アンダーあたりを底に、本日は戻りを試す展開。
もう一度、調整のチャンスを！ と希望も込めて、
1.068あたりから、欧州時間にロングで入ると、
そこから頭打ち、
本日は週末につき、とにかくレートが走らない。
むしろ、それは結局下落し、損切りを食らってしまう。

その後はやはり下値を追う元気は見られない。
ということで、あらためてレンジディールな細い相場付きと考え
1.64あたりの折り返しで、ふたたびロング。
それが1.67〜1.68あたりでしょぼしょぼしているので、
もうすべてを決済した。

ユーロドルが上がると判断し、
ユーロドルのロングとともにヘッジ風にドル円をショートしたが、
これは大失敗。ドル円がじりじりと上がり続けるのだ。
ドル円については上値を切り上げていったことで、損切りばかりを食らって終わった。
ドル買い意欲はいまだ旺盛で、円売りのムードも厚い
いまはドル円は買いでわっしょい♪ という相場がなかなか崩れない。
結局……
ドル円については、昨日今日で、FOMCの下げを一気に取り戻したことになる。
いつまで粘り続けるのか……ドル円の買い豚は足腰が非常に強い。
日本の投資家は基本、ドル円ロングが大好きで
外国勢もその方向で考えていることから
ドル円ロング筋としては、とてもたのもしい相場が
ここ数年ずっと続けている。

基本、円についてはともかく、ドルについては長年
価値に疑問しか抱いていないので
どうも、ドル円ロングはやりたくない。
まあ、相場によってはやるのだけれど、
非常にストレスフルな状況がいまの相場である。

ともかく本日もなんとか微益にて終えられたが
ユーロドルの稼ぎを、ドル円の負けがかなり削った感じである。
ドル円の負けっぷりがなければ、もっと勝てていたと思うと
幻通貨ドル円、には好感がやはり抱けない。

現在、ポジションはスクエア。
もう週末につき、よほどの事態がない限り、これ以上は追うことはやめておく。

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