壮大なダマシは完成か

いまは米国雇用統計が発表されたばかりだが
予想をやや上振れで、株価は上昇気味である。

株が上がれば当然、円売り地合いで
ドル円の上昇はまたも継続。

ここで、クロス円が活躍するかと思えば

ドル買いの勢いが勝り、ドルストレートが下落するゆえに
クロス円は股裂けのデッドロックに陥っている。

私は数日前に、かつて一端利食いしたユーロドルを実は売り直している。

レートは1.297あたり。

これはフェイバーと化しているが
同時にユーロ円も売っていたものだから

こちらの利が伸び悩んでいる。

こちらのレートは。103.6円あたりで売っている。

ここで、話変わって、ユーロドルの話である。

ユーロドルは上昇トレンドに転換したかと思わせながら
結局、下落。しかし、下落も加速せず上昇、と。

大きなレンジを数年来に亘り繰り返してきた。

いま200日移動平均線を越えてきているので
上昇地合いが非常に高まってはいるが、

これが再び下に触れ、1.28を割り込めば
またも上昇トレンドへの転換は壮大なダマシだったということになる。

ただし、またその下落トレンドと化しても
これまた上昇でダマシとなるかもしれないが…。

いずれにしても、
トレンドはいつかどちらかの方向に決せないとならない。

ここ何年かは1000pips規模でのレンジが繰り返されてきたことから
短期筋は大儲けできるような相場が続いてきた。

私はこの壮大なレンジが下に切れると思っているので

もしも今回の上昇トレンドが消滅したら
ユーロは今度こそ下落トレンドに突入すると思う。