神経質なユーロドル

200日線を抜けてから、一端調整が入るも
未だ200日線が強烈なサポートとして効いている
ユーロドル。

現在、ほとんどすべての者が注目している
重要なサポートは1.28である。

200日線の上下というは、ユーロドルにおいて
きわめて重要な線である。

このラインがダマシとなることは
過去の例においても、ほとんど確認されない。

つまり200日線を一端抜けたら
抜けた方向に、ほぼ確実に走ってきたのがユーロドルである。


現在ユーロドルをロングするとすれば、以下の理由となる。

L1 日足レベルで200日移動平均線を越えている
L2 QE3が発動されているドル売り要因
L3 スペイン支援にからむECBの国債買い入れ

以上から、現在のユーロロングは、中期的な意味合いと
ファンダメンタルズ的な意味合いから、考えられる。

ただ、逆に、ユーロドルのロングを否定できる理由もある。

S1 今週の週初で先週まで続いたユーロドルの短期アップトレンドが消滅した
S2 中期的なユーロドルのダウントレンドラインがいまだ破られていない
S3 そして、これが最も重要だが、米国株価先物がネックラインを割った

ロングと逆にショートについては、テクニカル的な要因が多くなる。

私自身としては、S1でユーロドルのロングが投げられスクエアとなった
という事態を発端として、
目下、短期的にはユーロドルのショートにポジションを転換している。


自身としては、今週初めの短期サポート割れから
ユーロドルのロングポジションを投げきられたショックが大きい。

ただ、木曜からの200日線を守っての反転
週初のユーロドルショートは調整であった雰囲気も高まり、
金曜日のさらなる続伸。

ただ、
私は、一端、変わった相場観をまた持ち直すということは私にはできず
ユーロドルの戻りをショートで打つチャンスを待つことをしていた。

結果、
ユーロドルロングを月〜水で破ってきたショート筋のカバーも
たいがいのところまできただろう、ということで、
金曜の米国時間帯に成行でユーロドルのショートを強く入れた。

平均のレートは、1.297アラウンドのショートである。

このポジションの保有で、週をまたぐ。