いまは欧州トレーダーが負け組

今週は、欧州が相場を主導的に作ろうとしつつも、短期的には押されている。
リスク回避のドル買いアタックをかけるも、
米国時間でそれが粉砕。

日本時間は米国時間からのビビり順張りで、小口で買いをかまし
短期的な高値更新で、米国に敬意を払う。
そこに、ふたたび欧州が下攻めで、東京を刈るも
またも、米国時間に向けて、押し上げを食らっている。

目下、
NY↑ TOKYO↑ LONDON↓ からのNY↑で
ムード的には欧州勢のみが負け組となっている。

普段と違ったムードである。

トレンドは東京勢が逆張りはじめて、東京がカモになってこそ走るので

米国がさらに続伸し、日本がここで逆ばって売りをかけてくれば、
欧州勢もいよいよ、弱気を転向して
NY↑ TOKYO↓ LONDON↑ からの、さらにNY↑で
アップトレンドが鮮明化する。

はたまた、米国時間に失速を見せ、下げに突入
ここで東京が逆張りの買いを見せて、欧州はそのまま下アタックで
NY↓ TOKYO↑ LONDON↓ からの、さらにNY↓で
ダウントレンドが鮮明化する。

今夜の米国がどちらに転ぶかで、明日あたりから相場が本格化しそうである。
その流れは、やはり米国株式が握っている。
私は無論、短期的にはドル買いのリスク回避のポジショニングなので
今夜の米国時間から、株価が反転下落をしてくれれば
シナリオ通りだが、
やはりQE3の後押しの力は絶大で
米国勢は東京や欧州の指標の悪さや押し下げなども
すべて押し目ととらえるかのように、底堅く買いで攻め続けている。

昨日のように欧州勢の下追いを粉砕しようと、
今夜もがんばる、グリードたちのグリーディング。

現在のもみ合いは、ある意味では欧州vs米国の戦いである。

今夜、またも米国が勝利し、
いずれにしても、今夜も再び株価がふたたび、高値追いとなれば
現在のポジションは、おおむね不利な状況におかれてしまう。

どこまで上を追っかければ満足するのかまだまだ読めない。

いまドルを売り、株を買っている連中は
“バブル“”という名のダンスを、まだまだ終わらせる気はなさそうだ。

嗚呼…