一旦切り返し

金曜にアゲアゲで終わり、
月曜の調子に乗った東京勢のオーバーシュート的な場所でもまだ進める
順バリロングをおばかさん♪、とでも狙い打つように
下を追いかける流れに変える。

毎度定番の東京狩りである。
欧州勢は本当にドSである…。
そして、東京勢は相変わらずMであり、ど下手である。

この下落に追随し、
そしてまたぞろ現れたユーロ下落を捏造(?)するネタを手がかりに
アナライザーたちは、ここぞとばかり下をアナライズしはじめる。

スペインとかフランスとか
毎度毎度のソブリンリスクネタ。
そこにドイツの金利や、選挙問題などをからめれば
いっぱしのアナライズに見える。

ただ、そういう現象説明と相場の分析はまた別物である。
もっともらしく解説するなら、もっと相場分析の精度を上げればどうか、と思う。

米国M証券銀行などは、いまの流れが起こってからいきなり
ユーロはさらに売り圧力にさらされる、とかなんとか。

Gとともに、ここもまた本当に信用ならないレポートだが、
こうしたレポートを突然出すところなどは、
追撃のユーロ売り♪などとする人たちを刈る気満々みたいに思う。

相場で勝てない人は、一度、米国GとMの見立ての真逆を貼ればまだましなように思う。
G、Mというのは、いうまでもなく、
ゴーほにゃほにゃサックス、モルほにゃほにゃスタンレーである。
ここに
バークほにゃほにゃを足せば、より強固である。

最近の彼らの予測は
ドル円が100円に行くとか、豪ドルドルが1.2に行くとか
そんな感じである。
先々週あたりまでの、ドル買いの流れのときには
ポンドドルが青天井(つまり1.61を遙かに超える)
というような予測もあった。

ポンドドルは目下それに近いところとはなっていたが、
短期トレードでレバレッジをかけていたとしたら
上記通貨はすべて強烈なアゲインストに見舞われており
人によっては大きな損切りをされてしまったようにも思う。
そうなったあとの数週間、数ヶ月後に
たまたま(これが重要!)、見立て通りになったとしても
時はすでに遅すぎる。

彼らのアナライズはわざと逆を言っているのではないかと思うことも多々ある。
そうでないなら、相当の下手くそである。
しかし、彼らは世界でも屈指の投資銀行である。
そんな下手くそがなぜ、世界でも屈指なのか…。
私は彼らが下手だとは思わない。
そうなれば、彼らのやり口は自ずと見えてもくる。

個々人の人間性がどうかはともかく
相場の立ち回りとしては、最低最悪、クズに等しいやり方である。
相場に神様がいて、相場の立ち回りによって審判が下るとするなら
彼らは問答無用で地獄行きが確定する
ある意味で、ろくでなしの分野ではエリート、セレブである。

ともかく、ユーロ危機!ソブリンリスク!などというトピックは
めざとい連中はもう飽きているように思う。
ただ、ユーロドルのショートポジションが貯まっていて
それを整理するために、目下、そのネタにおつきあいしているだけのようにも思える。

現在の下落は単純に欧州株安に引きずられているように思う。
株価の下落の要因がそのソブリンリスクとやら、となると元も子もないが
株価の下落にはもっと複合的な要因があるようにも思う。

まあ、好きにやってよいが、こちらは
ユーロドル1.32、ポンドドル1.61、ユーロ円107.5円、ポンド円131円などなど
利食いはとっくに済ませて、一端はスクエアとしている。

そして、目下、押し目を待っていたところで、
東京狩りからのよい下落が早くも訪れた、というのがいまのイメージ。

このまま下落が進むかどうかは知らないが
とりあえず、欧州時間の下限はよい押し目につきロングを再度ポジショニング。

別にこれといった通貨に狙いはなく、
ユーロ、ポンドを軸にしての、
ただただ、ドル売り、円売りのポジションである。
時間は本日日本時間午後8時前後にただただ成り行き買いをしたのみである。

ことはそう単純であるかはわからないが、より下落が進めばLCするだけの話。
こちらの見立てとしては、現在は、
斜め右上がりのレンジ的なラリー、つまり上昇のチャネルラインを作っていくと思っており、
そのように相場が進めばバジェットが稼げるというだけの話だ。

ともあれ、本日の相場としては、そのような動きとなるかいなか、というところ。
そういう再上昇となった場合は、
得てして、こうした単細胞的なラリーがは奏功するものだ。

下落の場合は動きが激しく、なかなかこうした単純なポジショニングは取りにくいものだが、
いまはちょっとした上昇相場であると思っているので、
こういったポジションとなるしかない。

こちらはショートの方が慣れてはいるので、ちょっとやりにくいところではあるが、
相場の流れから、現在はまだ調整の下落の域を抜けては折らず
無邪気にユーロ売り♪とはやるような地合でないことだけは確か。

ともかく、現在はさらにポジションを取り直したので、
各通貨100pips未満下、
たとえばユーロドルなら1.3070あたりでLCをおいているので
ここにかかれば、とりあえずロングは撤収として、
次は戻りを狙う売りが検討できるかという感じ。
ただ、ユーロドルは1.3アンダーが堅いので、ここを切るまでは
ドル高の相場観としてはまだ弱いとは思う。

現在は相場の流れにただ身を任せるだけである。