円買いをショートカバーも…

両建てていた円買いをすぐに利食って、円売りの片側ホールドにしたものの

本日も強烈な円買いが起こる。

現在は強烈な下落のただなかにある。

ショートをしようにも、いつ強烈な反転があるか予測できず、
追撃の円買いを行うことはできない。

クロス円全般に言えることではあるが、
たとえばユーロ円。
109円と111円で続いていたラリーは、結局、下に抜けてしまった。

見事に外してしまった。

105.50円あたりを起点とした上昇からの半値戻し、
そして下割れから算出されるターゲットがともに重なる
107円に早くも到達。

ここから追撃の売りはリスキーであり、
やはり戻りに期待するのがセオリーのように思う。

ただし、ここからの戻りはなかなかに厳しい。
下げが強烈過ぎて、上位のレンジを突破してしまっているからだ。
今後はこのレンジの下限が今度はレジスタンスとなってしまう。

現在、そのレジスタンスは109円より下にある。
まったく…。
現在、多くのトレーダーの狙いは視線が下となり
戻り売りの厚みがましてきていることだろう。

そして、
各銀行などアナライザーたちは、いきなり以前のことを忘れたかのように
今度は円高相場を示し始めている。

だから、というわけではないが、
彼らのスタンスを基本信じてはいないので、
こちらは円売りの相場観をキープしている。

順張りしたいところ、逆張りとなってしまって、歯がゆいところだが、
中期的なトレンドではまだ順張りだと思っている。

ただし、円安相場到来! などとは思っていない。

ただ、もう一段は円安を試すと考えたい。

そして現在の相場は、
ユーロ円の節目としては107円を割るとやばい感じがしつつ
それもあっさり割りつつ、アラウンド前後で上下している。

クロス円の再上昇のためには、目下、下落しているダウが上昇する
ということが前提となるが、
ダウもさすがに戻すので躊躇している様子。

私自身はダウが上昇するという相場観はないので、
そこが矛盾し、そこがまた歯がゆいところである。

ただし、ダウはテクニカル的にはアップトレンドのさなかにあり
まだバブルが終焉したとは判断できない。

とはいえ、ダウの買い上げもそろそろ力尽きそうで、
そうなれば、当初の強烈なドル買い、円買いの地合いが完成する。

ここまで粉飾していた相場が剥落した場合、その下落はすさまじいものとなるだろう。

現在は中期的には円ショートをまだあきらめてはいない。
もともと円高の相場観ではあるが、
あらゆる対円通貨が日足の200日線を超えてしまっている現時点においては

ユーロ円などは、ターゲットとしておよそ116円あたりが想定される。

そのためには、ドル円が85円を超えないという前提に立てば、
ユーロドルが1.38あたりまで上昇せねばならないが、

クロス円があらゆる節目を割ってしまった現在、
その上昇には厳しい道のりのようにも思う。

テクニカルのみを見た場合
現在のクロス円は、エリオット波動の調整C波の真っ最中であるように思う。

ポンド円でいえば、目下の支持線は130.15円レベルにつき
これを下回っている限りは、トレンドの転換は難しい。

ポンドドルが1.6を超えた段階で、どこかのアナライザーが
1.61まで主たるレジスタンスが見当たらない、とかなんとか言い出した時に
ポンドドルのやばさを感じ始めてはいたが、
案の定の下落である。

しかしながら、自身の最近は
円を買ったら上昇で、売ったら下落という
相場とのシンクロ感がない。

相場観が二転三転してしまい、とにかく振り回されている感じだ。

要は下手くそ、ということである。

まだまだ精進が足りない…。