わけがわからない…

ショートで追撃をかけると反転し、
ロングで逆張ると、サポートを割る(ショートが進む)。

ここのところ逆にばかり振れてしまう…。

さらに
4月に入ってから、地合いも変わってきた感じもする。

先月までは、グリードがはしゃぎまくった
まともに思えない株買いが起こって、
米国時間にいきなりリスク通貨が反転し
ショート筋は根こそぎやられてきたものが、
4月以降は、まだ2日とはいえ、
米国勢も自らの愚かさにそろそろ気づいてきたか
ロングに勢いがなく、ポジションがショートに傾きがちである。

もともと株高や円安相場など予想はしていないが
円安地合いがいい加減に続くので
自身の相場観からのポジションも取ることができず、

気が進まないながら今度は円を売ってみたところ
月曜日こそはしゃいだ上昇があったものの
欧州時間にあっさり刈り取られた後は、
下落基調がまだ続いている。

この期に及んでまたぞろ、円安相場への撤回をはじめる
小狡いアナライザーもちらほらながら
まあ、これはいつものことで…。

こうした流れのなか、徐々に徐々にと
景気先行き懸念らしきものが語られ始め
リスク回避な動意を後押しするような感じとなっている。

全部後づけである。

もともと楽観的な状況など一瞬もあったことはないのに
あらゆる指標を勝手に都合よく解釈して
グリードが勝手に楽観していただけにすぎない。

去年から今年にかけて
雇用統計でも株でもなんでもいいが、
一瞬でも景気の回復や、世界経済の楽観を思ったことがある人は
それが誰であろうと、一人残らず強欲な世間知らずである。

彼らの多くは現実世界でまともに働いたことのない
公務員や金融業など実体経済を食いつぶすだけが存在価値で、
指標やなんだと机上の数字だけを見ているのだから
そんなピント外れな楽観感を持っても仕方がないところだが…。

そんな楽観人たちは、もともとおかしな経済の流れの中で
すべてを好意的に解釈してきたわけだから、
そういうことばかりで進んできた相場の流れのなかで、
なにをいまさら…という感じである。

予想通り幻通貨ドル円は息切れ気味で
そもそもドル円が上がるなどというのは、2年くらい早いようにも思えるが
円買いのポジションが満載すぎたところに
日銀の量的緩和を手掛かりに
巻き返しが起こったに過ぎない。

ドル円はいま米国債利回りに翻弄されているようだが
個人的にはドル円が上がっていくというイメージはまったくない。

2014年まで金利を上げないというFRBとデフレを放置する日銀
このタッグの先にあるのは、ドル円の下落のみである。

日銀がインフレターゲットを示したとかで
いまドル円は反転し
○○平均線を何年ぶりに超えただとか、トレンドラインをブレイクしただとか
アナライザーがいろいろ言っているが
去年のすさまじいまでの値幅もないドル円ならば
あらゆる抵抗線は徐々に近づいてくるわけで

そんななかで、日銀がいきなり量的緩和やらインフレターゲットやら
なんだか別人が憑依したようなことを言い出した時に
ばしっとレートが跳ねた瞬間に
その近接する平均線やらトレンドラインをブレイクしただけ、と思っている。

ただ、長年触れもしなかった各種レジスタンスを抜いたとならば、
びっくりして、みんながポジションを閉じるので
それはさらにいくらかは伸びるだろうが、
それも落ち着いて考えれば、伸びにも限界もある。

そんななかにありながら、投機筋は今度は円売りのポジションでぱんぱん、
だろうである。

本当に阿呆…投機筋の単細胞っぷりは、いつもながら獣のようである。

いずれにしても、阿呆と小馬鹿にしておきながら
数日前から、そんな獣にとりあえずついていくことを選び
こちらはクロス円買いで船に乗ってしまっている。

相場観とは真逆のポジショニングで
まさにテクニカルやトレンドだけで乗ってしまったのだが
それでよかったのだろうか…とは思っている。

ただ、まったく想定にない、というほどでもなくて
特にポンド円などの上昇には、少々期待は持っている。

幻通貨ドル円にはなから期待はしていないが、
クロス円の一段の上昇をテクニカル的にはまだあきらめてはいない。

ターゲットへの道しるべは
ドル円がまた脳死状態で82円台でとどまるような動きとなってくれて
ユーロドルやポンドドルが強烈な上昇を見せる、というイメージだ。

ポンド円のターゲットは137円なので
ドル円が82円だとしたらポンドドルは1.67あたりまで突き進まないとならないが
ポンドならまあ、いけなくもないようにも思う。
万が一、もう一度84円をうかがうようなことがあれば、
1.63まで、ということになり、現実味を帯びてくるが
ドル円が84円、というのは少々しんどいように思う。

間を取って、83円ミドルくらいまで行くとして、
ポンドドル1.64が目標、といったところだろうか。

いずれにしても、まだまだ遠い道のりにつき
それまでに、インチキダウが大暴落でもしてしまえば、
ポジションは閉じてしまって、そうしたロマンを追うのはやめにする。

その可能性が一番高いような気もする。

なぜなら、現在の相場で最大のバブルはダウだと思っているから。



なかなか見立て通りには動いてくれないが、
ポンドの動きには引き続き注目している。