金曜の余波

金曜、下げトレンドライン抜けのサポートから突如反発の
ダウ・グローベックスの押し上げは、
やはり、月曜にも引継ぎ、ぱつぱつの頂点まで反発してる。

月曜とはこんなものだが、ドイツやアメリカの要人発言を
無理やり材料視して、ご苦労なことである。

いまは先週半ばからのドル買い、円買いのLCを引っ掛け続けている相場と見る。

その引っ掛けでのLCによって、
ドルストレートは概ね久しぶりのドル安を示現している。

短期のダウントレンドを再び破り、やはりロングだったか
と提灯に思わせる準備は整ってきている。

しかし、このままリスク選好が伸び続けるには
ちょっと、材料が強引過ぎる。

基調はもはや強気ではなく、とはいえ、もみあいでもなく、
いわば、乱高下の状況に入っているのだろう。

ということで、
週末から週初めの反転基調は
単なる短期的なパジェトの奪い合いとみている。

短期筋のドル買い、円買いのポジションは
あらかた整理されたように思うが、
そうなると、もう一段の押し上げには限界がある。

つまり、このままリスク選好相場には回帰しないとみている。

ともかく、今後の趨勢はすべてダウ次第ではある。

ダウが頭打ちとなれば、次第に現在の反発も収束していくことだろう。

このまま勘違いが勘違いを生み、ロングが継続し続けるようなら
ドルストレートはオーバーシュートし、年初来高値を更新しかねないが、
そうはならないと見ている。

なぜなら、そのような基調に本当に回帰すると心の底から信じている人は
ほとんどいないと思うからだ。

いまはトレンドに追随しながら、
半信半疑で再びの上昇トレンドを作ろうとしているが、
このおそるおそるの挑戦が無謀だとみなが悟ったときに

先週以上の大きな下げが待ち受けていることだろう。