東京時間にレンジ突破

短期的なショートポジションがまたもLCされていた。
やはりかなり下限でのショートにつき、追いかけ続けるのはリスクを伴う。

昨日のロシアの買いは、やはり一定の成果となって現れている。
ロシア勢の買いに対して逆向かいショートはやはり勝率が低い……。

ロシアロングを知ったとき、ロングをまねる、ということも考えたが、
こちらの相場観はショートだったので、仕方ない。

ともかく、やはりロシアは世界最強トレーダーの国である。
なにかの情報を掴んでいるんじゃないか、と思えるほど
たいてい方向を先読みしたポジショニングを取っているように思える。

欧米人のトレードにはえぐい順張りや汚さを感じることが多いが、
ロシアのトレーディングは順張りメインながら、
なんだか、個人的な印象はクールでシャープである。
ひっそりポジショニングに入り、
そのポジションを守るためなら逆走されても積み続け
自らの相場方向に持っていく、といった怖さもある。
結果として、バジェットを稼ぐことが多いようで、ある意味で感心する。

まあ彼らとてグリードはグリードなのだが、
彼らには感情のようなものをあまり感じられず、
ただただバジェットを積み上げているというイメージである。
その意味ではなんだか、冷血軍団のようで人間味があまりない。
欧米勢が我欲を目的として、がんがんトレードし、
バジェットを贅沢に結びつけ、メタボにぶくぶくに太り続けるイメージならば、
ロシア勢はバジェットを次なるポジションに積んでいくばかりで、
とにかくストックなまでに痩せている、というイメージである。

だから、彼らがロシア勢が動くとなんだか怖いし、
だから、私は彼らの動きには最も注意している。

一方、現在の東京時間、
世界一下手だと私が確信している欧米のカモ東京勢であるが、
中国の指標に反応したのか、昨日の底からのロングが伸びている。
昨日のレンジをまたも抜いて、なんだか浮かれているイメージである。
しかし、上値追いもある程度でどこかで様子見に入る。
これは感覚的なものだけれど、
いつもながら、なんだか雑で臆病なトレーディングである。

彼らのポジションも、現在の長期相場からすれば
ある意味では逆張りではあるが、
昨日からのサポートを抜いてのロングの加速感もあり
待っての買いで、安心感のあるある意味で短期の順張りとなっている。

ただし、この時間での伸びはとても危険である。

ロシアがまだひっくりかえしているようには思えないが、
彼らを含め、欧州勢が積み増してくるか、
現在の上昇を叩き落とすかは、
欧州時間に方向は決して行くだろう。

現在、その兆候は見られないが、いまの戻しの時間帯から見れば、
ふたたび、どこかで頂点を打ち、ショートが再開されると見る。

だから、東京時間には逆張りこそが勝率が高い。