“未来の予言者”オセアニア超順張りストを侮るなかれ

本日はアメリカが休場と言うこともあって、トレンドが発生しにくい地合いにある。

月曜の朝方は窓を開け、下値を突っ込んだが、そこで反転の戻り気味なレンジである。

ただ、ここを底値にユーロが反騰するかというと、そうは思わない。

短期中期的には一定の戻りがあったとしても、最後には再度の下落を試し出すと見る。

オセアニアタイムは、実はNYの夜更かし時間でもあり、
往々にして、オセアニアンのふりをしたNYや欧州が潜んでいる。

真のオセアニアンがどういう特性をしているかはややわかりにくいところがあるが、
欧米トレーダーはまがうことなく、人間の屑たちである。

ただ、屑であっても、いや、屑だからこそトレード技術は世界最高レベルである。

彼らの方向は順張りで、そこまで……というほどの突っ込みをオセアニアタイムに見せる。
そしてまたそれが相場の反転の起点となる場合も多いが、
彼らが突っ込んだ値には不思議な力もあり、
最後にはその突っ込み値に相場が吸い寄せられるように進み、
最後はそこがいいプライスというような、ショートが走ることが非常に多いのだ。

オセアニアタイムでのレートは短期では愚かな突っ込み売りのように見えて、
実は、相場の痕跡を残す、ある種の“未来の予言者”であることも多い。

今週もはじまった、窓明けな突っ込み売りもまた、
そうした未来へのシグナルのように、個人的には思っている。

ただ、ひとつ、短期的に怖いのが、
1.2660アラウンドでロシア勢が買いを入れているという情報。

私のなかの序列で、
いつも言うとおり最もトレードが下手なのが日本としたら、
世界で最もトレード強者はロシアである。
彼らのポジショニングはとにかく強い。

その意味でのみ、本日は戻りを警戒している。