転換!

やはり下落した。

直近高値を抜いたパワーより、
直近最安値を抜いたパワーの方が強く、昨日はやはり一時の戻り試しだったようだ。

時間足を見れば、分かりやすいほどのエリオット波動的で
最後の5波が来た後で、一気に下落。

調整波の次元をもはや越えているほどの下落なので、現在の下げはA波ではなく
調整波をすっとばし、
下げトレンドの1波が開始されたと見る。

ただし、短期的には下げトレンド再開の1波となるが、
中期的には最終5波のようにも思える。

そろそろ、現在の下落は一旦は最終局面に迫りつつあるようにも見えるが、
いずれにしてもまだ下落は続くような波動である。

短期的に下落1波の開始であると仮定するなら、
次の戻りこそ、戻り売りの好機短期下落トレンド2波、そうなると戻りからの追撃は
短期下落トレンドの3波と予測され、今以上の強烈な下げが起こる可能性がある。
そうなれば、現在以上の暴落を演出することとなろう。

昨日の亜空間ユーロフェスティバルは終わった。たった1日で。
しかし、その戻しでこちらもそれなりの痛手を負った。

ただし、本日はそれを覆すにあまりあるバジェットをたたき出せた。

変な戻りはもうこりごりなので、
EUR/USDのショートポジションのほとんどを一旦1.27アンダーで一気に利食いしたが、
ポジションの保有はまだある。

1.31でのショート開始だった、以前の最上部アンカーは昨日の上げで切られたが、
ふたたび最上部アンカーを持てた。
そのアンカーは1287アラウンド。

さすがに安定的な1.29アッパーとなれば、
ショート相場は完全崩壊で連敗だが、
そこまではがんばろうと思った。

これからはこのアンカーを軸にして、
下値を追うなり戻りが来そうなら一時的には戻りを買って両建てをかけていく。

最終局面のロング火柱のさなか、売りをまだ諦めない私は、
追撃の売りの前に、諦めずに(怒りを込めながら)
必死に食らいつきふんばった逆張りがアンカーとなってくれた。

1.286を抜いては来ても、1.31アンカーが切られても
やはりロングに転向はできなかった。

昨日の1日、あまりにものユーロ独歩高が
とてもとてもいかがわしく思えて、チャートを歪めているように思えた。

しかも、これは途中で気づいたのだが、1.286を抜いたとしても、
その上のレンジ、ダブルトップ割れのネックライン1.288アラウンドが
強いサポートに思えたのだ。

あらゆるニュースが速報されているが、
いずれも新味はなく、昨日もあったニュースを昨日は無視して
本日は無視してないとアナライズ。

では投資家はそのように判断しているのか、おそらく否!
実際、私はそんな判断はいっさいしていない。

浮動に合わせトレンドフォローしているだけである。

その流れにもっともらしく後出しじゃんけんするから
なにかのニュースと符合しないときは反応限定などと宣い
符合した場合は、その影響がありとかほざく。

“反応限定”というのはとても便利な言葉で、
要は、まったく反応しなかったということなのだが、
アナリストが反応はなくはなかった、と言い逃れるために、
もっともらしく言うための虚しい戯れ言である。

昨日、これこそ無視されたが、
イギリスの11月鉱工業生産は、予想を下ぶれた。
ニュースの影響など考えたら、結構強い下げ要因である。
しかしポンドはユーロの馬鹿戻しに釣られ“影響は限定的”に止まった。

しかし、その後のユーロ指標のちょっとした上ぶれや
国際入札などは“材料視”して、相場は上昇。

だから……限定的でもないし材料視などしていないって!

勝手にアナリストがこじつけているだけである。

こうした後出しの小賢しい連中を無視して相場に向かったこともあったか、
いずれにしても、昨日の完敗のリベンジを1日にして果たした。

ポジションはもはや軽い状況でのショート保有なので、
あとはのんびり静観である。

昨日の戻しで多くのドルロングが屍となったが、
生き残り1.29越えまで耐えるべく
1.286アラウンドで逆張りしたポジション
1.28アンダーあたりからの追撃ポジション、これらが一気にフェイバーに。

今の流れでは、1.25代への差し込みは時間の問題である。
1.25を割れれば、次は、1.2に向かう可能性が増すだろう。

まだまだユーロ反騰への準備は整っていない。
いずれはロングを狙うつもりだが(長期相場は未だユーロ高につき)、
やはり、まだ切り返すべきときではなかったようだ。

昨日から徹底的にユーロロングをかけてきたグリード連中。
多くは損切りされたはずだが、
調子に乗った提灯たちにもしLC逃れをしなかった者がいたとしたら、
昨日のショート踏み上げの厳しさよりはるかに厳しいことだろう。

しかし、東京勢はやっぱり東京勢だった。

逆張りが成功したからと行って、順張りしたところで、
所詮は逆張りストである。

彼らが2連勝などあるわけがない、という予測は大当たりである。