週を明けて

週が明けてみるとドルの突っ込み買いからの反転。
ちょっとドルショートでほっておいたが、いつのまにか半分くらいがLCになっていた。
嗚呼……。
まだまだ突っ込むのかドルショート
という週初の地合いである。

先週、現在の下落は中期的にはエリオット波動の第5波と見立てたが
その見立てはまだ変わっていない。
思った以上に突っ込んでしまったが、
今の反転で、ようやく5波は終了し
新たなトレンドを形成していくように思う。

それが続落か反転かはともかく、
現在の私の見立ては反転である。

ばかみたいに最後の(?)ショートが突っ込んで、
がんがん突っ込まれていったところの反発から、
そこをとりあえずの底と見立てて、
金曜深夜にあらたにポジションをロングで逆向かったが、
そのボトムのLCはまたも週初に切られたが
その下に置いた、ここだけは死守、というLCは届かずいてくれて、
とりあえず反転に転じ、
逆向かいのポジションの多くがとりあえず含み益となっている。
週初の突っ込みでこれさえも一部切られてはしまったのだが……。

まさかここにはいくまい、というLCは届いてしまったのは
やはりショートの地合いの強さだし、相場の怖さを少しは感じられたが、
再度のボトムジャッジの上で判断した、
ここまでいけば、もはや相場観の練り直し
という段階のLCまでは届かなかった。
そして現時点では反騰気味、
これが一時的な綾戻しであるか、トレンドの反転かはともかく、
現在、残されたドルショートのポジションが含み益に切り替わっている。

私個人としては
グリードの年初のバジェットもこのあたりが、潮時か……と思っている。
年初、ショートをかけた者達は(私も含め)、
年初のへんなご祝儀上げで押されたものの、
結果としてはそれ以上の値幅をショートで取れた。
現在はロング筋が苦しめられていることとなるが、
そろそろまた裏返ってもいいようにも思う。

中期的な目で見たとき、
グリードの傾向は一定の細胞分裂のようなところがある。
その拡大収縮のスパークは雇用統計で生じることも多い。
スパークというのは、
まあ、相場用語でいえば、オーバーシュートとかそういうのだが。

しかも今回は大チャンスのような気がする!
それは雇用統計がよかったにもかかわらず
トレンドの走りに乗りすぎて、ドル買いが突っ走りすぎてしまったから。

本来はドル売りになっていいような指標結果にもかかわらず
ドル買いが突っ走りまくった。
これが、本当はドルショートなはずが
かなり間違ってオーバーシュートとなったオチであるならば、

相場は間違わない

とかいう(私はこの意見は基本嘲笑です)市場原理主義者の真理どころか、

相場が大間違いした

ということとなり、

ドルショートを仕込む千載一遇のチャンス!となる。

思い起こせば、去年、EUR/USDが1.18くらいまで突っ込み、
パリティかっ!
などと、多くのお気楽順張りアナリストはぎゃーぎゃ騒いでいたところ
ド反転で、1.45とか突っ走っていったのも、雇用統計あたりからだった。
雇用統計の週明けあたりから、壮大な戻しが発生し
当時のショート筋はあらかた殲滅されたのである。
私もやられた一人である……。

あの当時、ユーロの続落を煽り、世間を騒がせアナリストは
揃って辞表を提出し、
金融業などから出て行って、
レストランなりスーパーなりコンビニなり
そういうアルバイトとかして、虚業ではなく実業の世界で
額に汗して死ぬ気でまじめに働いてほしい、と心の底から思う。
そして無責任なアナライズの贖罪を心に抱きながら
二度と相場の世界には戻ってこないでほしい。
……と願ったところで、彼らはそんなことは決してしないし
現在ものうのうと金融業のなかで巣くっているのであろうけれど……。

まあ、そうした戯れ言はともかく、
本日が2012年の最大の押しで、ここから反転する!
とまでは主張するのは時期尚早ながら、
一定の戻りはこれから見せる準備は整ってきたように思う。

いずれ下がるにしても、実はもう下がらないにしても、
今の地合いでの、特にユーロ売り♪は危険だと思う。

今後、ばきばきに戻っていくとするならば、
それはスイングをかけながら、ということとなるので、
戻り売りどうぞ♪的な、誘惑的なチャート形状を示し続けるように思う。

それが本当に戻り売りならば、ショート筋の勝利だが
最大にまで戻っていけば、EUR/USDは本年、2011年の年初来高値を抜くのはもちろん、
史上最高値さえも狙うようなトレンドが走っていくことすらありうる。

いまはもろもろ断定はできないが、

たしかに長期的にはユーロは下落するように思うけれど、

この長期的というのは中期的寄りの長期であって、

超長期寄りの長期でいえば、
ユーロ上昇というのが私の相場観ではある。

つまり、最終の最終ではユーロは上昇すると見ている。

もちろん、ユーロ崩壊、みたいなリセット!をされてしまえば元も子もないが、
ユーロがこれからも本当に存在する気があるならば、
現在レートがバーゲンプライスだった、と思えるほどに
ユーロは最後には上昇すると思う。

為替は相対的なものであり、
ユーロがいくら屑でも相対する対象がより屑なら上昇する。

たしかに、ユーロは豚で嘘つき、屑の集団だけれど、
たしかにアングロサクソンたち、特に支配階級は、
世界屈指の嘘つきで人間の屑のように思えるけれど、
ユーロの中身を見ればすべてがそうとも限らない(豚でないドイツなど)。

しかし、アメリカはすべてが完全無欠の豚である。
いや、豚以下である。
あまりにも品が悪いので豚以下ならなにか、とは言わないが、
みなさんが頭の中で創造できる最低のもの、
それよりもはるかに以下のものである、とだけは言っておきたい。

追記として
準幻通貨たるポンドはこのドルショートの流れに乗って、
再びアップトレンドに回帰していくように思う。
その意味で、ポンドドルショートは、一旦、すべてカバーしており、
現在、ポンドドルロングがちょっと多めに仕込み中。
上下変動が激しいので、ピラミッティングの一部は剥がれたが
まだまだ生き残りのポジションは多い。