損切り、しかし逆張り

第一の自身のサポートのラインが割れれ、損切りが発動。

これまでの、ボトムポジションもほぼすべてスクエアにされた。

EUR/GBPの逆指値切り上げのヘッジの買いもヒットした。こちらは、プラスとなっていたが、これでユーロの下落は確定か、というと、自信がない。

再びヘッジを置く準備をしておく。

やはり、1.3930アラウンドは、一定の戻りと見なされ、短期的にはショートでひっくり返されたようだ。やはり、まだレンジディールを続けるつもりか。……惨敗である。

今日は、ユーロ安のトレンド、というか、現在はドルストレートの上昇とクロス円通貨の下落が主導している感じだ。

単純に株安などからのリスク回避の動きが相場の地合いの印象だ。

しかしなが、今朝方のグローベックスの異常な下ヒゲの連続。
窓まで開けて、一切の窓埋めも考慮せずに、どれだけ弾かれてもショートし続ける。

見れば、7時間余り、ショート筋の連中は、下ヒゲが出ても出ても売りを続けていた。

異常である……。

週末の材料のみで、月曜相場がここまで自信を持ってショートを積み続けるのには、とても違和感がある。
普通は、そこまではじき返されたら売りを続けてはいかない。

それなのに、あれだけ連続していた。ヨーロッパ、アメリカにパスした後は、さらに下落を後押しする始末だ。

売り方になんらかの根拠や自信があったようにしか思えない。

指標やその他の材料の結果を事前にキャッチしているのか、他の何かか、いずれにしても1秒先もわからない相場の世界で、そこまでのリスクを自信満々でとり続けるには、なにかがあるはずだ。どんな手口かは知らないが、なにかがあるとすれば、本当に汚い奴らだ。

いまの流れに、このままドテンで順張っていくか……となると、それはしていない。

いずれにしても相場は、一方通行にユーロはもちろん、リスク通貨が売りにさらされている。
PIVOT値などを見ても、supportの下限まで割り込み、短期相場の転換を示唆するほどの勢いだ。

ただ、何かが違う……。感覚的にはこの流れにはいかがわしさしか感じない。
なので、どうも順張りする気になれない。

とはいえ、どんなインチキであろうとも、相場は相場。

相場のみが正解だという、相場原理主義者ではもうとうないが、相場はいまを描き続ける現実の記録、であることは間違いない。

いまの相場は明確な下げトレンドであり、相場付きから、こういうときにロングで逆向かっていくのは普通は暴挙だ。素人の甘い逆張りは得てして、最後は大きな後悔と損失で終わる。

そういうことばかりしていたら、為替相場で勝つことは永遠にできないだろう。

ただ、下がり続けると言うことはショートをカバーしているロングがるということで、そのロングはおそらくは、逆指値

よって、こういうときは、すでにホールドのポジションの逆指値をただショートのみで発動し続け、破り続けようとしている状態に感じる。

序盤、中盤で、素人以外は、ここに買い向かっている勢力はなかったように思う。
このような強いトレンドはいつ明けるかわからない。
よって、現在までで感じる下落は、ただグリードたちがストップロスを切りに切り、突き進んでいるベアな姿だけだ。

実際、こちらもホールドメインの状態から、ストップロスが発動された。

こんな日、こんな地合いで、彼らとともに突き進もうとはど思わない。

いまはショートがやりたい放題だ。
だが、ロングのストップ狙いも、いずれ限界が出始める。
いまの流行は、ユーロショートなのだ。日本人すらショートしてる。

短期的ですら、いまユーロロングは馬鹿の証し、みたいな空気すらある。

どちらが馬鹿かはいずれわかると思うが、そんなムードだ。

本日は相場がかなり薄く、あらゆるチャートが異常な形状をしめしている。

あえて、感じたことがあるとすれば、年末や連休などのときの、一方的な流れのときか。

やはり休日は仕掛けてきたかのだろうか……。

ただ、今日のフォーメーションやヒゲの形、あらゆるムードが、休日とはいえ、これまでほぼ感じたことのない状態であることは確か。

なにかの前兆なのか、たんなる投機の仕掛けに過ぎないか。
現時点では、後者と見ている。

いずれにしても、このちょっと普通でない地合いが、各通貨とも、各短期的な時間軸で、オシレーター系のダイバージェンスを発生させまくっている。

さらに、これはややマニアックな話かもしれないが、今年7月末あたりを起点とするEUR/USDの下方向のチャンネルラインが、8月上旬に破られたように見えて、まだその後の相場の流れの中で、一定の機能を果たしている。

今回の相場の角度は急すぎる。時間はゆるやかではあるが、あまりに連続性が強すぎて、角度が強いのだ。よって、本日中に、このチャンネルラインの上限にレートは到達した。

もしかしたら、ここをターゲットに投機筋は全力売りをしていたのかもしれない。

そうなると、本日にかぎれば、1.36より下のレートに継続的に位置することは困難だと思える。投機の観点から見れば、ショートカバーのタイミングだろう。

もう少し、スイングしながら、真の(?)下落トレンドを描いていれば、こんな短期にこのレートには到達できていないし、またもっと下も落ちる可能性が大いにあった。

しかし、それが困難なほどに、性急な動きのように感じる。

これ以上は下がらない。

よって、現在のトレンドは真のトレンドではなく一時的な歪みと見て、このあたりから逆張りでリスク通貨をユーロメインに買い向かうこととした。

現在の基調や自己の長期的な相場観からすれば、ロングで買い下がること、しかも逆張りをすることは、あらゆる意味で確信が持てないが、確信があれば相場に勝てる、というほど相場は甘くはない。

しかし、限界ラインまで逆向かい続ける。

やはり、こういう勝負の方が面白い。

こういうだしぬけのところで、欧米人とともに勝つよりも、こういう日はやつらに逆向かっていく方がしょうにあっている。

私は普段は逆張りストではなく、順張りストだが、やつらとともに進んで、狩っていくのは本当は好きではない。しかし、勝つためにはそうせざるをえないから仕方なくついて行っているだけだ。私はこういう欧米勢のグリード連中は、本当は大嫌いだ。一生、心を通い合わせることはないだろう。

ショートの勢力は、金曜からの状況からみれば、日本勢も彼らと同じ方向にある。
日本勢がこのあたりで、同様にロングを積んでいたら、ちょっと情勢は危うくなってくるが(また狩られる再下落のリスクが増すので)、この位置からはそれほど逆向かいはないようにも思う。それらは明日のポジション状況を見てみないとわからない。

いずれにしても、現在、味方らしく感じる勢力はない。

ただ、この流れはいずれ止まると信じる。しかも、今日中に。

そのような感覚が消えない。

よって、自分を信じる。

この流れは、今日中に止まる。

だから、こちらはいまは全力ロング中である。