ダウががんがん上がるけど
まあ、もともとこれをしたかっただけだろう。
FRB議事録とか、株上げのための都合のいい内容だけ抽出し、株高を囃し立てる。
この上昇の仕方は非常に危うい。
まったく、ファンダメンタルズ的な根拠のない上げ。
こういうインチキ丸出しの押し上げ相場は、投機がやらかしている典型的な仕事で、一定の上限に達したら売り浴びせる準備。
嗚呼、もはや11700ドルすら届かないだろう。
これから大暴落が再開しそうな予感。
クロス円ロング、ドル売りのポジションはすべてひっくり返した。
もうダメかも……。
アメリカのインチキっぷりが極限まできた感じ。
いまはユーロ安などではない。
ユーロの危うさというシナリオは、ドルの価値がなくなることへの隠れ蓑で、ユーロはその犠牲になっているに過ぎない。
本来的なユーロの価値は、いまよりもはるか高いところ。これまでの史上最高値さえもまだ安いくらい。
ただし、株安相場がはじまると、ドルは買われユーロは売られる。
ユーロがやばいわけではなくて、ドルへの資金環流が起こり、結果、ユーロは売り圧力にさらされる。
ずっと続いているリスクオフの現象。ことはとても単純だと思う。
それを、ギリシャがどうとかCDSがどうとか、ドイツの国債利回りがどうとか、もっともらしいシナリオを語り、さも自立的な(?)ユーロ安があるかのような話を作る、各アナリスト諸兄。本当に反省してください。
まあ、いずれにしてもユーロは今後下がる可能性がぐんと増してきた。
株価の暴落によって。
そういう危機が起こった場合、くれぐれも専門家のみなさまは、ユーロのファンダメンタルズのような理由付けでその下落を語らないで下さい。
まあ下落は下落でなんとでも説明できるけれど、今後、ユーロ暴落のさいに、ギリシャがどうとか、ユーロ危機が前提であるかのようにユーロの下落を語る人がいたら、クレバーな意味では嘘つき。嘘つきでないなら、欧米のどフィクションを盲目的に信じている、無知蒙昧な方々、はっきりいえば、馬鹿、とみなし、以後、二度と彼の分析は信じない方がいいと思います。
ユーロの自立的な下落は、あくまでもマッチポンプ。本来は上がるべき通貨。
ただし、ちょっと、情勢が怪しい……。