ドル円、ユーロ円損切…買い直し

USD/JPY L 108.898 → 108.82 損切り
EUR/JPY L 124.036 → 123.80 損切り


15時台、ロンアニどもが参入する前の欧州市場は

比較的、東京勢にやさしい値動きをする。

本日もそう。

ドル円を戻り売りしていたであろう、東京の売り豚が
一時、109円アッパーまで踏まれていたところから

このあたりには強めのレジスタンスもあることから

戻り売りのような形で、108.80アッパーまで下押しを演じてくれた。

ドル売りの戻り売りで不格好になりかけていた流れを一度ほどき
109円前後から売っていたものについては
いい逃げ場を作ってあげたのが、15時台、欧州序盤である。

ドル円の売り筋にとっては、この時間のターンが
格好の逃げ場を作ってあげたような形である。


その間、こちらは、ユーロ円、ドル円、ユーロ豪ドルの買い下がりをし、ポジションボリュームが増したが

結局、その後のロンドン市場でドル円、ユーロ円ともに
損切りされてしまった。

そしてロンアニどもが登場したこのあたりからは

一瞬高値をつけたあとの、強烈なユーロ売りである。
高値更新からの振り返っての売り。

たしかに、昨日安値を下回っているユーロドルは
下値リスクが増しており、

ユーロドルは、たった数分のうちに、日通し安値を更新し

いつもながらのパワープレイを見せつけられたところである。

安値更新されればさすがに損切りしていたと思うので

ユーロドルはひとまずポジションをもたなくてよかった。

ただ、ユーロドルを持たなくてよかった、などという場合ではなく

この安値更新には押し始めていたドル円の値位置から合成されて、
ユーロ円もともに日通し安値を更新。

で、ユーロ円がまず損切されてしまった…。

その流れにドル円も引きずられる形となり、
欧州序盤の安値も更新し、
ドル円も日通し安値更新でドル円損切り…。

なぜ、ドル買い地合いに見える流れで
ユーロドルはドル買いでしっかり下落したのに
ドル円、ユーロ円も連れ安でげらくしたのかとみると、

まあた、米株先物がけっこうな下落である。

先物は、現物株とは異なり
たんなる投機の仕掛けで動かせる面が大きいと思うが

この材料難なかんじのなかで、
いま米株を押し下げる意味がまだ自分にはわからない。

本日のロンアニは東京勢を刈るどころか
東京勢を潤わせようとしている。

ドル円のここから下のラインは、NY勢のロングの位置となり

それを刈りにいこうというのだろうか。

東京&ロンドンタッグによる、NY刈りである。

そういう動きならば、自分ではまったくの想定外で
いったん相場から離れて様子見となるが、

このままドル円がずぶずぶ落ちていくイメージがまったくわかない。

もちろん、ユーロドルがビュンビュン上がる感じもない。


やはり合成通貨という、架空の合成レートで形成されるユーロ円は難しいのだが、

主体性の欠けているユーロという流れで
合成通貨たるユーロ円はもっと主体性はない。

で、そのユーロはドルと円、どちらに対して弱くなるか
と考えると

ドル円の上昇からもたらされる円売り

つまり円に対しては弱含むように思う。

ユーロドルの上昇が見込みがたい、として、
ではユーロドルは下落か、と言われると
そういう感じもしない。

というか、現時点(欧州時間)においては
その可能性は低いように思う。

その大きな要因は、ユーロ豪ドルの堅調さである。

では、買いか、と言われれば、

いまの元気にユーロドルがアップトレンドを形成するとは思えず、とても買いには回れない。

現在は欧州時間で、取引の主体は欧州通貨であろうが、

現状、欧州通貨が主体的に売り買いされる状況とは思えず

やはり主流派ドル買いであろうと、まだ思っている。

ここからはユーロドルが下落するとすれば
やはりNY参入後からの強いドル買いからのはずで

そこまではまだ、ユーロ円についても買いイメージを保持しておきたい。

欧州時間の現状としては、ドル円の上昇を助ける意味で、ユーロ円が上昇、
というシナリオはやはり堅持しておきたい。

ということで、ドル円、ユーロ円の買い直し。

ポジション
USD/JPY L 108.73
EUR/JPY L 123.78
EUR/AUD L 1.59023