もはや押し目買いのレベルではない…ユーロがひどすぎる…。

まあ、あるかな、とは思っていたが、毎度毎度同じパターンである…。

欧州時間に値幅が出ると、NY時間の動きはしょっぱくなることが多い。

それは、ロンアニ他、欧州のグリードどもが
1日での値幅いっぱいまで身を食らう順張りに走るからである。

そして、NYタイムは、仕事終わりの日本人が参入しやすい夜どきともなって

さらに値幅を取りたくても、食われすぎて値幅が取りにくくなった
ロンアニ後半戦とNY勢に対して

これだけの値幅落ちたのだからそろそろ戻すはず
という値ごろ感満載の逆張りロングのミセスワタナベ、
さらには、東京時間0時以降に毎度毎度発生する
利食いだか何だか知らないが
それまでのトレンドと真逆のショートカバー。

これらが合わさって、
NY時間序盤はカオスとなりやすい。

おかげで、こちらのショートのユーロドルは踏まれて切られ。
ロングのドル円はかちあげられた。

で、だいたいここから起こるのが、
ドルが戻しだ、と思い、さらなる買い豚が買ってきて
そこから眠りについた深夜の2時とか3時になって
もとのトレンドに回帰していく、というパターンである。

今夜、特にひどいのがユーロドルで

またも唐突な、ポンドドルの継続的な売りと
ドル円のじり上げに押され

ドル円がわずか10〜20pipsの戻しの間のドル買いを
ドル買いの全力の材料として、

1.14アンダーにあった値が、1.1320割れまで進めるほどの下落をさせた、

1時間足でのボリンジャーバンド−3σにぶつかるまで延々下落である…。

このレートは、自分が押し目下限とみていたラインあたりで
たったの2時間余りで、その幅をまるごと刈り取っていくのだから、
どんだけだよ…という感じである。

1.13852からのロングポジションは
1.1370アンダーから、断続的に損切を食らい。
最後の損切1.1350すら割れて
全損、という形で、スクエアに。

ドル円も113は超えないと思っていたのにそこを撫でられて、これまたスクエア。

深夜の1時までこうした継続的なドル買いが入り続け

結局、深夜1時を過ぎて、あらためてドル売りポジションを持ち直し。

ロンアニが投機に投機で買っていったユーロドルの値幅を
NYの序盤であっさりとまるまる食いなおされた。

まるで巨大な東京勢のような、大ぶりな逆張りである…。

で、ここからまたドル売りでしょ。
となったとして、
その押しや戻りを待つのが、東京時間未明とか…。
本気で無理である。

デイタイムに正業を持つ、一般的日本人がそれに付き合っていたら
健康も生活も破綻してしまう。

こういう違和感ありありの戻しが来たときは
いつものように、些末なニュースが全力で材料視される。

今回はFRBのなにがしが、景気と金利についてポジティブ発言…

それを踏み台にドルはじりじりと買われ
その反動で上昇していた原油が下落し始める。

そこで、あたかも原油安がドル高の影響かのような
ねじれた判断が行われだし、

原油安、とかいう内容もまた材料視して、ドルはさらに上昇。

投機的にはポンドドルが売られ、ポンド安という流れも演出しながらの

ドルを一時的に(と自分は思っている)踏みあげたいだけの
あらゆるニュースと商品市場を利用しての
マッチポンプのドル高演出である。

しかし、さすが米株だけは、このヤラセ(?)のドル高にはつきあわず
冷徹に、下落幅を広げている。

このあと、ドルが上がるか下がるかはともかく、
つくづく自分は持っていない。

ドル円を何年来にわたって売りたいと思っていたところ
自分が相場に入れないときには下げ幅を広げ

自分が満を持してショートしたところで
じりじりと踏みあげられる。

ユーロドルなど最悪で
押し目買いをしたあたりがど高めで
1.1385あたりからのロングは、1.1370より下で断続的に切られ続け
1.1350も割れ、損切ですべてのポジションが消滅。

1.1330が最後の生命線と思い、1.1325あたりで買うも
それをもう一撃安値を更新させ、それも切られた。

そこからようやく反発で
またロングで乗りなおした時には、すでに5pips以上も戻ったところでしかつかめなかった。

これがユーロドルの押し目であるとしたら、あまりにも理不尽すぎる調整である。

ドルが悪い、ドルは売られる。
その相対で買われてもよいユーロが、

ドル売りではなく、株安で円買いに派生させ
ドルも売られ、ユーロも売られる。

もちろん、ポンドも同様で

要するに本日、最も下に追いやられたのは、ユーロ円であり、ポンド円など
クロス円である。

ドルが売られるのがわかる。
ポンドもわかる。
円が買われることもわかる。

ポンドがドルに劣り、ポンドドルが下がることもわかる。

ポンド円が下がるのもわかる。

ユーロ円が下がるのも、まあよしとする。

しかし、これらをすべて掛け合わせた結果

ユーロドルが下がる、というのは、自分の理解を超えている。

ニュースを見ると、ドルが下落するにしても
ユーロはその受け皿にはなれない、とのことである。

すべて結果論である。

為替相場の二大通貨であるドルとユーロにおいて
ドル売り相場であるにもかかわらず
その受け皿にユーロはなれないがゆえ
ドル売り相場でもユーロドルではドル買いユーロ売り。

こういう思考がないと為替相場に勝てないとするならば
為替相場に分析は不要である。

論理が完全に破綻しており、内容はすべてこじつけに等しい屁理屈である。

上記の暴論(?)が成立するなら
もう何を言っても良いに等しく。

為替相場の上げ下げは、もはや運でしかない。

ポジション
USD/JPY L 112.955
EUR/USD S 1.13231