ユーロドル売り! そして、ドル円をロングに変える(これが一番いや)…

ユーロはまたも1.1420を超えられ、損切。

しかし、またも1.1430を超えられず

ドル円は、112.60割れまで迫るも、東京安値を割れず反転。

つまり、ドル売りの勢いがいよいよ弱ってきた、ということである。

本日のロンアニは、ユーロドルの高値こそ更新させられたが
値を跳ねさせることができなかった。

要するに、東京勢は意外とユーロドルを売っていなかったのだろう。

いままともな見方をするものほど、ユーロドルは買い目線である。

東京時間にユーロドルのレートが下がってきたのは
逆張りの売りで新規の売りが積まれたわけではなく
買い方の利食いの下げだったのではないか。

であるとすれば、今夜のロンアニはポジションの偏りを見誤ったということである。

やはり、現下、ポジションが膨らんでいるのは
ユーロドルの売りではない。買いである。

もちろん、1.14から上で逆張りのショートを積んだトレーダーもいるとは思うが、

先週あれだけの上昇を見せられれば、損切も早かったはずで、

それどころか、1.14前後で停滞していた時間が長すぎて
むしろ、逃げるチャンスは何度もあった。

キリバン前後というのは、本当に心理的な節目となりやすく

例えば、1.14に入ったところで、1.14割れを狙って打ったとした場合
それがいつまでも割れないとなると、次の割れたところで逃げよう、
と思うのが、まっとうな心理である。

それでもショートを持ち続けられるものがいたら、
それが確信犯であるなら、相当な胆力があるか、
トレンドの自覚症状のない、無知なギャンブラーである。

週明けの不安定な流れの中で、1.14を切るチャンスは何度もあった。

誤って(?)、ユーロドルを1.14オーバーから売った者たちは
そういうところで、根こそぎエスケープしていたことだろう。

そのたびに、ショートポジションからの決済でロングが入るので
値段は1.14の上を跳ねたりなんだりしているだろうが、

それは、ショートの投げがちょこちょこ起こっているがゆえに
ショートポジションはどんどん減少している。

そこに、ロンアニ他、欧州勢が新規で買いで飛び込んでいったわけである。

そこから先は、自らでより高値高値へ新規買いを積み重ねていくのみで
損切りによって跳ねることはない。

となれば、今夜のロンアニは、レートが下がるたびに
含み損が発生する新規ロングを、ばかみたいに積み続けていた、ということである。

となれば、ユーロの上昇トレンドに売り向かうカモは
ほぼ残存しておらず

今夜のロンアニのユーロドルの買い上げは、独り相撲となった可能性は高い。

そうなれば、1.14アッパーから新規の買いを入れた連中は(自分も含め)
ど高めで、カモのいないレートに向かって買いを積んでしまっったということで、

それを不安に思い始めるとどうするか。

自分は、買いポジションを投げた。

おそらく、自分と同じ立場の人ならば、同じことをするはずだ。

トレンドは、新規のポジションでは起こらない。

既存のポジションが利食いなり、損切なり、投げられることで走る。

ユーロドルはいまだ1.1430へのアタックをあきらめてないようだが

自分はもうあきらめた。

抜け期待のグリードは、成功すれば大きな利を得られるが
失敗すれば、死亡鉄板である。

なぜなら、もし抜くことに失敗した場合、
その高値でのポジションは、ド天井ど高めの間抜けな買いポジションとなるからだ。

こちらとしては、それらを勘案し、

ユーロドルを売り、ドル円を買う。

ポジション
EUR/USD S 1.14266
USD/JPY L 112.667