ユーロドルはやはり買いなのか…
昨日はトレンド転換を狙ったわけではなかったが、逆張りから入り、それが序盤伸びたものだから、自身にショートのバイアスがかかり、
相場が戻っていてもなお、ロングに切り替えられなかった。
当初の見立てでは押し目でのロング、または高値抜けからの買い検討、と自分でも書いておきながら、押し目でショートに乗り奏功したことから、その後のトレードが乱れまくってしまった。
相場に入るととにかく近視眼になってしまうのは悪い癖である。
そして本日であるが、昨夜の高値抜けと、1.13を守ったという事実はやはり大きく、本日もやはり押し目買い狙い(昨日はやれてないが…)。
トレンド転換のラインが昨日は1.1305あたりとみていたが、本日は1.1310あたりに上がっており、もしここを破れば、今日こそショートなのかとも思う。ただし、そこを割っても即座に反発して戻してくると、引き続き押し目買いの目が高まってくる、とイメージしている。
ここでめんどうなのがドル円で、ドル円は昨日113.10まで押し込んだものの、また戻り基調で、113.70超えあたりまで戻ると、また短期的なダウントレンドが終息してしまう。
ドル円の戻り基調が鮮明になってくると、ややこしくなってくるのがユーロドルで、
リスクオンのドル売り円売りとなってしまうと、ドル円が上がってもユーロドルは下がらないという事態となるので注意を要する。
さらにややこしいのが、ドル円が戻りきれず下げた時にドル売り相場とならず、ドル売り円買いとなってしまうと、ユーロドルはこれまたユーロ円からの円買いも合わさり、上りも下りもしない状況となってしまう。
これは、もろ昨日のパターンである。
昨日はこれに加えてポンドがらみの暴落もあり、ユーロポンドの暴騰からユーロが買われ、
ポンドドル、ドル買い、ポンド売り
ポンド円では、ポンド売り、円買い
ドル円では、円買い、ややドル売り
という流れとなってしまった。
ここに合わせて
ユーロポンドでのユーロ買いポンド売り
要するにここにユーロ売りという要素がほほなく、結果、ユーロドルは昨日も前日高値を超えるという結果を生んむこととなる。
結局のところ、ドル円もポンドドルもポンド円も下げていながら、ユーロドルだけはほとんど動かない、という状況となってしまった。
そんな膠着状況にさらされているユーロドルを本日注目に値するのか、という話もあるので、そこも踏まえつつ、本日も相場を眺めようと思うが、本日、やはり最も跳ねそうに思うのはユーロドルである。
というのも、昨日今日と1.13ミドルあたりで頭打ちになってしまったユーロドルは、
相場参加者にここを天井とするバイアスをかけ始めており、いよいよこのあたりに多めの損切りが溜まり始めてきているように見える。
さらに本日週末ながら、今週の流れからユーロドルは週足を陽線に変えてしまっており、この流れを週にわたり継続させるためには、最後に大きな火柱を上げる必要があるだろう。
もう一点は、昨日膠着しまくったユーロドルには本日なんらかの動きがあってもおかしくはない。
大きな流れの前には必ず膠着感がある。
要は俗にいうところのスクイーズからのエキスパンションである。
無論、この流れを全否定する流れもありえるため、慎重に流れを見ていく必要もあろうが、
とりあえず基本路線としてはユーロドルはロングである。
そして、ドル円は引き続きショート、を期待したいが、やはり戻りの可能性を見てしまう。
そもそも最近のドル円については、動きが不安定すぎて、よくわからないが、ユーロドルの上昇が円売りに派生し、結果、ドル円は下がらない、もしくは上昇、という流れを、現時点では見ておきたい。