イエレン議長は同じ事しか言ってないのに…

本当に吐き気がする…。

113.60アンダーでのショートは
113.30をいつまでたっても割れないことから
早々に利食い

今週は、
113円ミドルあたりに強烈なオプションがあるようで
今週いっぱいは、
このあたりになると強烈な買いが入ってくるとかなんとか。

防戦買いだとかなんだとか

そんな投機的な思惑でレートが決まるはずがない、
と思っていたら
しっかり決まるのだから

そこから戻るたびに売って微益の利食い、を繰り返していたが
徐々に高値が切り上がり、

嫌な予感がしたら、0時のイエレン議長の議会証言とともに
ドル円のロング発射である。

みるみる高値を切り上げ、114円超え、

そこからいったん113.80アッパーまで下押し
さらに高値更新。

いつぞや見たのとまんま同じような動きである。

いつぞや、というのは数日前、
ドル円は113円超え、そこから112円80アッパーまで
一端、押してから高値更新した。

今夜もこちらは114円アッパーでショートし
113.80アッパーで半分を利食い

ここで、いつぞやの風景がよぎり
ロングに切り替えようか、と瞬間悩んだが

買えなかった…。

高値更新こそ、NY勢の十八番であるにもかかわらず
ショートをホールド、
さらに114円に近づくときにショートを積み増しした。

で、今夜はまたも114円を抜けてから最高値更新。
今度は114円ミドルアッパーまで。

上昇トレンドが勢いづくほどに、
その値幅は強烈になっていくが
まさにその流れで、ショート筋があぶり出されまくってかのショートカバーで、
一気に114円ミドルである。

NY序盤の113.30アッパーを守ってからの、
実に1円以上もの上昇である。

ドル円の上昇は、下落に比べて、
実に生き生きとしたものである。

チャートには、買い豚たちの鼻息荒くドルを買いまくる息吹が感じ取れるほどである。

ドル円は111.60アッパーの下を守って以降、

もはや3円近く上昇している。

下落時の抵抗勢力の多さでの気迷いながらの下落に比して
上昇においては、躊躇のようなものが感じられない。

だから、世のアナリスト諸氏は、
ドル円の下落こそがあくまで調整であって
上昇が真のものである、と、どや顔で吹聴するのだろう。

今夜のドル円上昇の“口実”だが、

イエレン議長の議会証言がタカ派だったとかなんとか。

もとより、彼女はずっと早期利上げを提唱しており
その内容に、なんら目新しいものはない。

しかし、現下、上昇トレンドにあって、
ドル円をさらに買い上げたい買い豚たちとしては
それをドル買いの格好のネタとした。

そして結果は、あれよあれよという間に
ドル円は114円ミドル越えである。

対して気迷い気味にここのところおかしな上昇を続けていたユーロドルも
ついにダウントレンドが鮮明となり
少し前までのふざけた(?)買い上げはなりをひそめ、
淡々と下値を追っている始末。

いずれにせよ、ドル円は本日も高値を更新してしまった。

しかもそれがNYに行われたというのがちときつい。

NYが上値を追うのは、次に来る東京ニワトリトレードが見込めるがゆえの安心ロングであり、

その上昇を止めるのは、もはやNY以外にはない、
というのが、為替の定番である。

もうしばらく続くであろうドル高であるかぎり、

こちらはまたとうぶん、トレードすることはないだろう。

ドル円は各時間足でダイバージェンスを発しつつあり
買われすぎの状況にあるが、

だからといって、いま売りを入れることは完全に逆張りとなる。

結局、短期ダブルトップを東京で作ってしまったことが
その後の追随を一切呼ばない結果となった。

少し前まで教科書的なチャートフォームが決まりがちなことが多かったが、

今思えば、それらはすべて
ダブルボトム、といたぐあいの、買い方向の時ばかりである。

その点をもってしても
現在のドル高相場は完全に終局していないし、

それは翻り、現在の個人的にはバブルとしか思えない
株高相場が終わっていない、ということなのだろう。

現に、米株は2万円を超えて以降も
連日のように史上最高値を更新して続けている。

異常である…。

なぜ、現在の状況に警鐘を鳴らす“プロ”がまったくもっていないのか、不思議である。

それだけ、現在の株高はバブルでない、ということか。

しかし、これまでのバブルにおいて
バブルの最中にそれがバブルであると言われることはほとんどない。

さらに気になるのは

世界中が株高という流れのなかにあっても

ドル円がひところつけた118円に遠く及ばない位置にいることである。

現在のドル円トレーダーが大好きな
米長期国債利回りの相関においても
これだけの株高が続くのならば、
ドル円はもっと高値にあってもいいはずである。

さらに金相場を見てみても、
ドル円の上昇に比して、それほど安くはない。

商品、為替、株、

これらのいずれかが現在、大いに間違っている、
というように思えてならない。

個人的に、最も間違っているのが株であると思い
次が為替である。

為替は現下の株高にさらされれば、
ドル高にならざるを得ない。

しかし、ドル高相場の時は、本当に勝てない…。