また損切り…。ユーロドル売りの持ち直しと、あえてのドル円ロング

いまさらながらポンドドルは反転気味で、

ユーロドルは戻し…。

ユーロドルは30分足のボリンジャーバンドで見ると
1.1割れをボトムに、まるまる+2σの際まで伸びている、という状況である。

ふざけんな…と、思わずののしりたくもなる。

為替相場はダマシ合いの殺し合いとはわかっているが、
こんな売り浴びせての買い戻し、なんて、

正直ついていけない。

ヘッジファンド機関投資家など、
大玉を打てる連中は、びゅんびゅん売ったり買ったりしているのかもしれないが、

本日の相場については、
こういう連中においては、思い通りにいっているのだろうか。

こちらは数ヶ月破れなかった1.1が破れたのだから
ショートをしていったものの、そこがド底で、
現時点での1.1割れは見事なまでのダマシとなってしまった…。

まあ、それに引っかかる自分も悪いのだが、
今週はポンドからはじまり、欧州通貨にはひどいめにばかりあわされている。

結局、ユーロドルは、1.1を割って以降は、下を再度試すこともせず
その後数時間にわたって、高値更新の嵐である。

そして、結局、ユーロドルは東京高値さえも更新する始末。

本日の欧州時間まで、実は自分はユーロドルは戻しを期待していた。

1.1を割れるとは思ってはいなかったし、

1.1を割れない、という前提もポンドドルのロングチャンレンジを行った根拠にもなっていた。

それが、欧州時間に1.1が割れたものだから

1.213で買い下がりロングをしていたポンドドルを1.218あたりで利食いでスクエアにせざるをえず、
代わって、ユーロドル売りの方向に転換したのである。

それがまたふたたび、1.1に戻し、これがもはや割れないとなると

ユーロドルは当初の予定通り蚊帳の外であったし

ポンドドルの戻り狙いの目もまだ継続していたと言ってもよい。

ポンドの逆張りにかまけ、
ユーロドルに対しては、ここのところのショート祭りには参戦せず
本日、参加した途端、これである…。

これがセリングクライマックスのような形となり、
ユーロドルがもう二度と1.1割れしない、というようなことになるなら

もう自分は天才的にタイミングの悪いド下手くそ、ということで

自信は完全に喪失することになるだろう。

しかし、今週は本当に相場の波に乗れない。

もうこれはぼやきのようになってしまうが、

ポンドドルについては、買っても買ってもやられた後に振り返ると
短期ダウントレンドが明確に描かれているチャートのなか
戻り売りすべきところで、ことごとく買いを入れ
安値を更新されまくり、損切りの嵐。

ユーロドルについては、売っても売ってやられた後に振り返ると
短期アップトレンドの戻りの波形描くなかで
売りを重ねて、高値を更新されまくり、損切りの嵐。

という、今週のとんだ曲がり屋っぷりには、我ながらほとほと嫌になる。

たしかにポンドについては逆張りだった。
しかし、普段は逆張りしない自分が、逆張りしたときにかぎって
救いのないほどに下落される、というのはまだいい。

逆張りとわかってやっているのだから、自業自得である。

しかし、ユーロドルよ。おまえはいったいなんだなんだ…という感じである。

ユーロドルは、1.1を割れたのだから、
こちらは順張りのつもりでショートした。

しかし、そこから、一気に担ぎ上げられる、というのでは
このときは、逆張りでした、という話か…。

ポンドドルは順張りが正解。ユーロドルは逆張りが正解。

どちらも真逆にいっている。

逆張りがだめだとか、順張りがいいとか、そういうのはいっさい関係なく。

常に順張り、常に逆張り、としておけば、まだマシな結果であったことだろう。

逆張りで負け、順張りで負け、

スタンスをいちいち切り替えて、それがどちらもはずしているのだから
もう救いがない…。

もう、神様がいるとすれば、
まったく神様に見放されているとしか思えない、今週である。

順張りすべき時に逆張りし、逆張りすべき時に順張りしているのだから
もう、どうやって勝てばよいのか、わからなくなる。

短期トレード時、自分なりに売買ルールがあるのだが

ユーロドルについては、売りである、と思われるところで
売り直しを計った。

短期足とはなるが、自分なりには優位性がしっかりあると思っている
ルールでの売りである。

そこで、短期足ながら、普通なら明確に下落を再開することの多い足形が
ことごとくひっくり返されてきたのが
欧州時間の戻しから米時間までである。

その要因のひとつがポンドでもあろうと思っている。

ポンドは本日になってようやく、こちらの思惑通り戻りぎみとなってきた。

こちらはとっくにポンドドルロングは捨ててしまってスクエアである。

そもそもポンドドルの一方的な下落は、繰り返しとなるが行き過ぎだと思っているし
こんな強引な下げは、やがては強引な上げにつながる、とはいまでも思っている。

本日の戻りが、それになるのかどうかは、まだわからないが、

本日のポンドドルの戻りは、テクニカル的に見ても
昨日よりより強い兆候が感じられ、
いよいよ戻りのタームに入っている、と見えてしまう。


ならばあらためて、ポンドドル買いか、というと
1.22以下で買いたかったポンドドルなので、
いまのレートはちょっと反落が怖くて買いに入ってはいけない。

為替相場は9割の人間が負けると言うが
勝つための1割になるためには、大衆の逆をいかねばならない
というのは、よく語られる話であるが、

今の自分は完全に大衆側の人間であり、大衆側の目線になってしまっている。

その意味で、いまポンドドルが買い、という目線すら
大衆目線のように見えて、ちょっと易々と入りがたい。

一昨日、ポンドに自分が逆張りの買いを入れたとき
大衆もポンドの反発するように見えていたのではないかと思う。

たしかに、一昨日のポンドは一方的に下落したが、
あそこまで一方的に落ち続けるのは、
もう底だ、もう底だと、買い下がり続け、
損切りされまくった大衆の
ロングの損切りという名の生き血がかなり混じっていたのではないかとおもっている。
もちろん、自分の生き血もその一部である。

そして本日のユーロドルについても
大衆にはユーロが暴落するように見えていたのかもしれない。

大衆が一斉に下目線になり、一斉にショートしたところで担ぎ上げられる
ここが戻り高値だ、戻り高値だと、下目線に錯誤した大衆はショートを繰り替えす
しかし、ショートするたびに高値が更新され、その損切りも含めて
高値を更新され続け、
大衆は裏切られ続けたのではないか、と思う。

では、あなたは、いまユーロドルは上に見えますか、下に見えますか?

と、問われたとき、

自分にはやはりまだ下に見えてしまう。

理性的に考えると、上である。

直近高値である東京高値の1.1035をも抜いたユーロドルは
ダウ理論的には、ダウントレンドを否定した形となった。

その意味で、上というのは厳密に言えば間違いで、
持ち合い、もしくは、上昇、という形でトレンドが転換し
少なくとも短期的なダウントレンドではなくなった、ように見える。

これもまた大衆目線で、やはり間違っているのだろうか…。

しかし、自分はユーロドルはまたも売り直した。

相場の世界は孤独であり、誰も味方などいない。

自分の目を信じなければ、他に何を信じればよいというのか。

アナリストの意見か、トレード配信などを盲信するか。

私はやはり自分を信じたい。

理性的には下落は終えているのだが、やはり感覚的に下なのである。

いまのユーロドルのショートは
いまや短期的には完全に逆張りとなっているようにも見えなくはないが、

それでも自身がユーロドル売りをまだ見ている点は、
短期筋のロスカット狙いの仕掛けにすぎなかったとしても、
結果的には、やはり1.1を割り込んでしまった、という事実を最も重要視したい。

もうひとつの重要なポイントはドル円である。

ドル円は本日、やや大ぶりな下落を受けているが
それが上昇トレンドの調整か、下落トレンドの再開かはともかく
この下落が、ドルストレートに最も影響を与えていると思っている。

ちょっとドル円に目を向けると
今朝方、案の上の東京勢のニワトリトレード高値更新からの下落。

もうこの段階で、ドル円の本日のやばさは約束されていたともいえる。

本日のドル円は、104.63あたりから、103.56までの下落した。

まあ、これはよくある話で、
東京が高値更新したときは、たいていこうである。

いつもいつも思うのだが、こういうときに
トリガー逆指値でも入れておけば、大きくバジェットが稼げたな…と思う。

本日で言えば、トリガーを104.50あたりに仕込み
ここを越えた後、NY高値下に、たとえば、104.45あたりから
指値の売りを設定する。

トリガーからどこまで高値を更新するかによってリスク幅は決まるが
本日で言えば、104.63あたりまで伸びてから折り返しているので
リスクは、15pipsもなく、そこから103ミドルまでの下落なので
リスク・リワードは、15:100くらいで、かなり割の良いトレードである。

それはともかく、
いつもいつも東京は、なんでこんな高値づかみばかりするのか、と思う。

思えば、以前のヘリマネ相場で、
ドル円は107円超えくらいまで戻したが、
振り返ると、その最高値のド高めを買っているのもまた東京である。

直近での日銀政策決定会合でも、102.7あたりのド高めをつかみ
その後、大きく押されたのも、東京。

東京が高値を更新したときは、毎度毎度注意が必要だが、
本日もそのような結果となってしまった。

東京の高値づかみが、結局、高値づかみとならず、
後にさらに高値を更新したとしても
そこに至るまでには、相応の押しを味あわされた後まで待たねばならないことが多い。

本日もまさにそのような結果で、

また104円を超えて高値更新です、という事態に至るとしても
本日、すでに1円以上下にやられているのだから
東京午前に買いを入れた東京勢は、ポジションを投げていない限り
1円以上の含み損を抱えさせられるわけで
スイングでない限りは、投げてしまうようなレベルだろう。

これは、昨夜の米勢の104円アッパーからの買い上げ組も同様ではないか
という話もあるが、自分はそうではないと思う。

104円から上を無理矢理買い上げていくような連中は、投機丸出しの短期勢で
東京が高値を更新したあたりで、いい利食い場にしているように思う。

要は、東京時間にはしゃいで買い上がる買い豚は
前営業日の米勢の買い豚の高値利食いの売りを、
律儀にカバーしていってあげているようなものである。

結論としては、東京時間というものは
欧米勢の利食いの場の時間帯であり、
決して新規ポジションを取るべき時間ではない。

もちろん、ここで新規に買ったり売ったりする個人や機関投資家はいるが
このすっ高値やど安値を、
ブーストかけてニワトリトレードしてくれる養分となってくれるからこそ、
欧米勢にとってはいい利食い場になるのである。

なので、自分も基本、東京時間でトレードなどしない。
やったとしても、逆張りである。

では本日はドル円ショートで欧州ロンドンの
東京刈りか…というと、欧州ロンドンが入る前に
103.56安値まで、東京勢が自身でやっており
自分ではしゃいで下げての自爆を演じている。

となれば、ロンドンアニマルどもが狙う損切りは、
ドル円ロングの損切り、つまりドル円ショートということになる。

しかし、それで東京勢を刈るとなれば、
レートは米勢のゾーンにまで届き、米勢の損切りを誘発させられるか、
となると、そこは難易度が高い。

となれば、ドル円ショートは行えず、ドル円ロング、となるが
ドル円ロングは東京勢が高値を更新しており、距離もある

結局、致し方なくのドル円ロング、からのドル買い、
から誘発される本格的な本日のロンドンアニマルどもの仕掛けは、
ドル買いであるが、
そのターゲットはユーロドルのショートだったのではないか、と思っている。

ドル円の下落に相対し、ユーロドルは東京時間に戻りを試しており
下は1.1割れを狙えるここしばらくは未開のゾーンで
損切りを誘発し、下落を加速させられる。

それでユーロドルを徹底的に売ってきた。

17時過ぎのユーロドルの売り仕掛けなど、まさに露骨そのもので
1分足レベルですら、1.1を割るまで一切の息継ぎもしない
連続陰線である。

それで、1.1は思惑通り割れ、損切りが走り、1.085まで走った。

ただ、そこから下に伸びず、この短期投機グリードどもは一気に買い戻してである。

そこに自分はまんまと引っかかった…。

ただ、このドル買いの波状攻撃によって
欧州勢すらドルロングのポジションを積んでしまった。

そこを今度は突かれ、ドル円は下値更新である。


本日のドル円の相場の高値安値は
米時間に入るまで、いずれも東京時間がつけている。
高値は104.634、安値は103.56あたりである。

1日にわたり、東京勢の値幅ないだけで相場が終わることはまずなく
案の定、米勢に下にブレイクされた。

ドル円は米時間にかけて安値を更新したが
これもまた東京勢のおかげである。

東京勢はが一気にダウントレンドを作るのがいいが
103ミドルでまたも、逆張りの買いを行うことで
私たちのロスカットラインはここですよ、宣言をするような状況で買い戻しを続けるなか、

そこに欧州がどうでるか、とみれば
上記のようなドル買い方向によって、
なんと、その東京勢のドル円買い戻しについてくるという愚行を犯す結果となった。

東京勢のドルロング、欧州ロンドンさえもドルロング。

ロングが貯まりきってしまったところで、

米勢にそれを突き破られ、損切りが発動され、
ドル円はさらに下押ししてしまった、という流れだとみている。

本日は、東京時間の104.63てっぺんから売っていった者は利が伸び
103ミドルで逆張りの買いをいれた東京と
それに愚かにもついていく結果となるドルロングを積んでしまったことで
東京のみならず、欧州、ロンドンも養分となった、相場である。

ここからであるが、とはいえ、さすがにドル円は下げすぎたとみている。

昨日のドル円上昇の発射台となった103.60−70アンダーのゾーンを割り込み
103.3アッパーまでドル円が切り崩されたのは、ドル円下落が望ましい自身としては
ある種爽快ではあるが、不快なのは、結局、103円どころか
103.3すらも割り込めておらず
現在のドル円の上昇トレンドを明確に否定するには至っていないという点である。

いまだ103.3-103.7あたりのゾーンにいるドル円
ドル円の買い豚どもとしては、
いまだ、いい押し目買いの位置とみなされやすいだろうあたりである。

このゾーンも割り込みふたたびダウントレンドに回帰させていくならば

8連騰を筆頭に、なにがあろうと狂ったようにドル円を買い上げ
104.3の直近高値さえ超えて見せたのは、なんなんだったんだ、という話である。

いまのドル買いのブル筋、いわゆる買い豚の狙っているターゲットは
こんなところで終わるものではないだろう。

テクニカル的にドル円は、107円あたりまで上昇余地があり
一目均衡表移動平均線はもちろん、
その他オシレーターにおいても、買いシグナルを発しまくっている。

いま最も狂信的なまでにドルを買い続けているのは米勢である。

それならば、ドル高イケイケ相場の現在
ファンダメンタルズ的な転換がいまだみられないなか
米勢が、その犠牲になるか、
…というと、米勢は最も犠牲からはほど遠い、超グリード連中どもである。

現在の相場は少し異常で
株が下がろうが上がろうが、ドルが買われている。

本日は株安でドル円は押され気味ながら、
その押され感も軽微で、昨夜に至っては、株価がほんのちょっと上向いただけで
104円ミドルまでも一気に買われるような状況である。

株安ならもちろん、全力では買われないがふんばる。
株高ならもちろん、それがほんの少しだとしても、がんがん買われる。

それが現在のドル円である。

本日のドル円の104.6から103ミドルまでの急落(というほどでもないが…)
について、またアナライザーたちが中国の指標がどうのこうのなど
様々なご託を並べているが、

そもそも地の底まで落ちてもいいと思っているドル円
その落ちるべき悪材料もたんまりありそうななかで
利上げ期待だとか、大統領選挙だとか…その他なんでもいいが
とにかく、いまは上昇をやめない、という現在の異常性は
本日下落した様々な理由があったとしても、
所詮は、現在のドル円の異常な上昇性の根幹を揺るがすものではないと思う。

現在のドル円の異常(と個人的には思う)な戻りの根幹が、
利上げ云々と言われながら
本質的には、その理由が何であるのかは個人的にはわからない。

ただ、なんらかの大きな幹があって、その幹を前提にドル円は上昇している。

この根幹である幹が折れない限り、ドル円が下落を再開することはないと思う。

その意味で、本日の株安だとか中国の指標がどうだとか、という話は
現在のドル円相場においては、枝であり、
大枠を揺るがすものではないと思っている。

ずいぶん前置きが長くなったが、

以上から、ドル円をロング、ユーロドルをショートした。

ドル円については、現在のアップトレンドの押し目を見たときにほぼその際になる位置であったことから、103.36あたり、

ユーロドルについては、もはやショートの理論的根拠は薄く、自信はないのだが、
やはり、1.1を割れた事実と、
ドル円買いでいくのだから、相対でのドルロングからのショートである。

ポンドは本日は米時間になっても堅調気味である。

これを狙っていたのに…と、ポンドについては、本当に悔しさしかない。
もうポンドは戻さなくていいから、パリティあたりまで暴落しろ、と思ったりもする。

まあ、ポンドは戻すときはすさまじく戻すのだけれど…。


□ポジション
USD/JPY L 103.366
EUR/USD S 1.10490