インサイダー連中を罰する術はないのか
16時になった瞬間、突如、ドル円が一気に30pips以上下落した。
16時ほぼジャストに103円をつけた瞬間である。
この一気のドル売りは、103円を節目と見立てた純粋な売り、
ではないと思う。
これは、ポンドドルの突然の上昇に端を発していると思う。
同時刻、突如、ポンドドルは、1.2686から1.2741まで
実に50pips以上も跳ね上がった。
欧州株価は軟調で、
ポンドが突如上昇する根拠はかなり乏しい。
そのポンドであるが、17:30発表の
英サービス業PMIが上ぶれていた。
この上振れからの跳ねを期待しての、先回りのロングか。
18時発表のユーロ圏8月小売売上高もそう。
予想は上振れ。
これについては、ユーロドルは15時の欧州参入から
突如レートが上に跳ね上がった。
これは個人的な妄想だが
この手の先回りした上昇は、
事前に指標結果を知っている者どものインサイダーのように思えてしまう。
欧米系の指標については、あらかじめ指標結果を予見していたかのような
前もっての上昇や下落が非常に多い。
結局、ポンドについては予想は上振れながら、
買いで追随するフォローワーがいなかったことから
ポンドドルは慌てたように下落を再開している。
ユーロドルも同様な感じ。
この手の話で、証拠が明らかにされることはほとんどないが、
こうしたいかがわしい相場の動きを調査し
もしもインサイダーで事前に買ったり売ったりしている連中がいた場合、
そいつらを罰する術はないのか、といつも思う。
まあ、指標発表時間前に、
当該指標の結果をなんらかの手段で予め知っておくことを
禁止するような法律や規則はなさそうにも思うので
こういうインチキ連中は、為替の世界においては野放しに等しいのだろう。
その点をもってしても
為替市場は、つくづくクズでバカらしい相場である。