現状のドル円は短期アップトレンドなれど…
本日、ドル円は103.05あたりの直近高値を大幅に更新したのち、
103.30あたりを高値に下落してきた。
しかしながら、これにてドル円はまたも短期上昇トレンドになってしまった、ということである。
昨日、東京勢を評価したことは撤回したい。
たしかに前日安値は割ったものの、自身のつけた以前の安値103.41すら割らない段階で、最高の押し目をつけてあげただけにすぎなかった。
最後の売り手たる養分ディールを信じたこちらはバカだったということである。
本日、東京勢はひさびさに嬉しさ満点の円売りディール。
ふんがー! と高値も更新し、103円に到達。欧州序盤もそれにつきあい103.30である。
しかしいつものロンドンアニマルがそれにつきあうわけもなく、クズな売り叩き。
さすがに東京安値を割るまでは押せてはいないが、
一気に102.6あたりまで落とされてるので、東京勢の中盤から終盤にはしゃいだにわかショートどもは十分アゲインストにされている。
なんでも米債の長期金利が下がっただなんだとかいわれているが、
利回りとの相関などご都合主義でいくらでも理由にできる。
少しぐらいの利回りの低下でも上がるときはあるし、上昇気味でも下がるときは下がる。
そもそも現在の利回りからの相関するドル円の価格帯は104円くらいだそうなので、
本日少しぐらいは利回りが低下しようが、金利相関の観点から言えば、まだまだ上昇余地はあるともいえる。
結局はロンドンくそアニマルどもが、それを口実にして売ってきたのみである。
現在、ドル円はふたたび短期上昇トレンドに回帰したが、気になるてんも幾つかある。
チャートは4時間足ベースでダブルボトムのような形が完成し、104円をうかがえるような形となったが、
まず、本日のロンドンアニマルの仕掛けにより、
より短期なベースでみたときの昨日からの上昇トレンドラインは下に割り込んだ。
4時間足ベース以上でみたときは上昇トレンドながら、
30分足以下のレベルでは下落トレンドになってしまっている。
今後の可能性は2つ
1 このまま下落が進めば、最初は調整下落と見られたとしても、この超短期下落(30m以下)トレンドはやがて短期長期足(4h以上)にも派生し日足ベース以上での本来の下落トレンドに回帰する可能性が高い。
2 この超短期下落トレンドが上に転換すれば、再び短期な上を目指すだろう可能性が高い。
相場のセオリーからいえば、上位足ほどより強くなるので、
超短期は短期に負け上を目指す可能性の2の方が高いが、
すべては相場の結果次第である。
基本、こちらはドル売りしたいので、1のシナリオを期待したいが、
昨日のやられで嫌になり、本日はトレードするつもりはない。
まあどのみち現状は様子見せざるをえないし、2のシナリオが鮮明化してしまえば、結局はドルを買うしかなくなるが。