本日ははっきりしない相場つき

欧州時間序盤の東京刈りにあわせて
本日はドル円のカウンターのロングで利益を取っていけたが、

東京時間終わりあたりから
個人的にドル円をがんがんに112割れの下から買いすすめてみたが
それが欧州序盤にこそ、一時は伸びたが
その後、112.8あたりから動きが怪しくなり、押し込んできたのを見て
112.80-112.40あたりであらかた利食いした。
もう一度ゆりもどして、112.6あたりまで再び戻したので
112の前半あたりで逃げたポジションは早まった気もするが
これはすべて結果論である。
いまはドル円の明確な下落トレンドで、
一度の戻しもなく下落で突き進むことも多々あるため、まあこれでよしとしたいと思う。

ポンド円やユーロドルはそれに併せて、買いと売りを入れたが
ユーロドルはそうでもなかったが、ポンド円の押しが瞬間きつかったので
微益で逃げた。

ユーロドルは、
1.1310-20あたりからの売りが1.127くらいまで落ちたところで決済したので
あまり、といえども、40pipsくらいは取れているので
平時であれば十分な利益であるとも言える。

とにかくいまはボラティリティが大きすぎる。

ドル円など数分のうちに、30〜50pipsと上下動したりするが
こういうのは、通常のドル円としては値動きが大きすぎる感じがする。
まるで、平時のポンドを見ているようである。

どちらに進むとしてももう少し緩やかな動きの方がドル円らしい。
ただ、いまくらいの値動きの方が個人的には相性がよかったりもするが、
それはいまのタイミングがいいだけとも言えるので、
やはりゆるやかなほうがいいように思う。

ともかく、ドル円についてが典型であるが、
短期足レベルの各箇所のサポートすらきちきち利いて
そのたびに値動きがそこそこでかい。
上下動はあるが、値幅が大きいので
逆に触れた場合のリスクが、通常よりもはるかに高い感じがする。

もうデイトレポジションは、一端、スクエアにし
ホールドポジションも一部利食いした。

ボラティリティがあるなかでなんとか勝ち逃げを繰り返し
本日も利益が取れたが、

ドル円は、いずれも昨日の欧州時間につけた、
ドル円の高安、113.25と110.99の間を抜け切れておらず、
現在まで20時間あまりのものあいだ、はらみ足のなかにいる。

ここから戻り売りをするにはここから万が一、大きく反騰し、
111円から最大121円のレンジ、のようなことになった場合、
戻り売りを狙うと言っても現在のレートでは、ほぼ安値圏にいることになり
反騰した場合のリスクがでかすぎる。

また、ここから買うとすれば、上記のごときレンジに回帰すれば
戻りがも大きく、現在の値段は
かなり優れた買い場とはなるが
本格的に戻すなら極端な話、
116円を超えてからでも間に合うし、
フライングで本格的に買いに仕込むとしても、114円ミドルからか無難で、
そこから買ったとしても十分なリターンは見込める。
逆に、そうならなければ、112円とて全く安値ではなく、
もしも下落トレンドがこのまま再開した場合は、
奈落の底へと落ちるリスクが高い。

こういうときはどちらに抜けるかわからないので
どちらかを抜けるまで待つか、
下の方で買って、上の方で売るレンジディールが無難である。

だとしても、現在のレートはとても中途半端な位置にある。
レンジディールに徹するならば、買いは111円の前半まで待ちたいし
売りだとしても、113円越えくらいまでは待ちたいところである。

まあ、本日は週末につき、相場が大きく跳ねそうもないし
跳ねたところで週末をまたぐリスクがあり
そこまで相場にはりつく時間もなく、メリットもまた薄い気がするので
本日は、もうトレードを控えようと思う。

基本スタンスは、ドル円のさらなる下落であるが
その本格的な勝負は、本日よほどのことがないかぎり、来週にしようと思う。

ポジションがよりライトになってしまった。
これらは利益狙いのポジションと言うよりは、
相場観を見るためのアンカーである。

まあ昨日今日の売ったり買ったりで、
総計5400pips以上取れて、勝てたからいいか…。
※注 5400pipsとか言えば、すさまじい数のようだが、ただし、これは大小織り交ぜたロットを決済した時の値幅の損益総計であるにすぎないので、総収益はたいしたことはない。1Lotで200pipsでも10lotsで100pipsでも損益の合計pipsは300pipsとなる。pipsを算定する基本ボリューム(1Lotとか10Lotsなど)統一基準を決めていないと、世に蔓延するこのpipsの成果というのは意味がないというのは、常々思っている。

しかしながら、ここ2週間のドル円の下落は圧巻である。
2/5のかろうじての陽線を
117円を割るかどうかで逡巡したほぼ十字線、と見た場合
日足レベルで10営業日にわたって、
一度も陽線を作れなかった(逆に言うとほぼすべて陰線)こととなり、
値幅はおよそ10.70円にも及ぶ。

121円あたりでロングホールドしていれば
レバレッジ5倍でほぼ証拠金が半減、10倍なら証拠金がほぼ全滅
という事態である。

ポンド円については、よりすさまじく、
ドル円とともに下落した期間で言えば13円あまり
年初からだと24円あまりもの下落である。

これだとレバレッジ4倍でも証拠金消滅である。

最後に、来週も引き続き個人的には売り目線だが、
そこについて、ちょっと気がかりなところがある。
少し前までは徐々にだったが、
最近は誰も彼もがドル円売りを主張し始めている。
よそ様のブログやツイッター、某掲示板のような書き込みを見ても
誰も彼もがドル円の売りで染まっている。

各人がファンダメンタルズ的な根拠や、独自のテクニカル理論などを駆使しながら
ドル円が今後いかに落ちていくか、ということをどや顔で主張されておられる。

これは非常に怖い兆候である。

日本の個人投資家の末端に至るまでが、ドル円のショート!
と、鼻息を荒くしているならば、

それではそのドル円のショートを誰がカバーするのか。

日本の輸出企業か、機関投資家か。
そんなものグリード連中が集う為替のストリームからすればさざ波程度であると思う。

いま個人的にある強烈な嫌な予感は、非常に怖い。

トレンドは損切りが生み出すという説に私はかねてより同調している。

来週(いやもしかすると今日かも?)は、急激な戻しがありうることも強烈に警戒しておきたい。

ポジション
USD/JPY L 111.194 S 115.941
GBP/JPY L 160.387
EUR/USD S 1.13639