やはり円高

東京時間ではしゃいだドル円の上げやクロス円の上げは、やはり欧州勢に裏切られ、米国も追随し、円高相場である。

ニワトリ東京勢はやはり焼き鳥と相成った。
昨夜のNYは確かに若干戻したが、日通しでは明らかにリスク回避方向で、開けた本日、NYの戻りに追随する脊髄反射トレードは、単なる絶好の戻りを作ってあげたのみである。

養分東京、欧州勢はごちそうさん♪ てな感じであろうか。

昨年は東京の波動を欧州が潰しにかかるが、それを米国が巻き返す、というような相場が多く、東京がトレンドメイカーのような存在とも言えた。

これはある意味当然で、昨年までの数年はアベノミクスとやらの円安相場で、円売り他通貨買いという、東京勢お得意のトレードが通じる相場だったからに過ぎない。

で、今年2016年であるが、年初からリスク回避方向で推移している。これはあくまで一時的な調整で、結局株高は継続し、円安に回帰する、という見立ても多数見られるが、もう何年続いているんだ、というほどの円安と、バブル的な世界の株高が、今年も継続するのであろうか。

本年の相場の流れで、例えばドル円、クロス円でいえば、東京勢が馬鹿みたいに買って、欧州以降でそれを戻り高値とされる、というようなここのところの流れは、リーマンショックや東北大震災あたりのころに見られた円高相場のときの流れと非常に酷似している。

円高相場においては、東京勢の動きを静観しドル円やクロス円で囃し立てられた東京勢のみが信じる東京時間の高値からぶっ叩く、というのが鉄板トレーディングとなる。

しばらく、その相場感で相場に挑みたいと思う。