よくわからないから様子見

大きな意味では乱高下が激しいユーロドルの相場に
いい加減ついていくのがつかれてきた。

トレンドをフォローしようと思えばダマシをかけられ
レンジ相場で踏み上げられ
レンジと思い打診で逆張りすると
トレンドが進む。

要は下手くそ、ということだが…
駄目なときはとことん駄目である。

現在、株価は未だ下落基調。
しかし為替は底堅い

現在の主流はリスク通貨高にあり
株価の情勢は当分、無視されそうに思えてきた。

現在のリスク通貨の筆頭はユーロで
安全通貨の筆頭が円である。

よって、最も上昇するのがユーロ円ということになる。

ユーロに至っては、ドルベース、
ポンド他のクロスベースともに堅調である。

今年5月から下落から見ると嘘みたいな反転攻勢が
いまだ続いている。

中期的にユーロショートを今春あたりからかけていた
勢力のショートカバーも完了し、

結局、今年はユーロはまたも大きなレンジの中での
動きが繰り返していたと言うことになる。

下落時にロングしていたポジションを切ったのも
現在の反騰時にショートしていたポジションを切ったのも

振り返ってみればいずれも無意味で
損切りだけでポジションを解消し続けたということになる。

ただただ脱力しか覚えない2012年終盤である…。

ここでめげずに現在の状況を見立てると、
ファンダメンタルズの楽観情勢からは、
現在の円安やドル安の地合いは
株価が一気にすさまじい大暴落でもしないかぎり
反転するような気がしない。

ただ、そんなすさまじい大暴落が起こるなら
当然、ファンダメンタルズでも重要な事態が発生しているということで
通貨の暴落は当然に起こりうるだろう。

そうした気配がいまだない(ある時期まで抑えられている?)かぎり
株価がいくら下がろうとも、
通貨が下落するのは限定的なように思う。

この程度のじり安の株式相場ではちょっとした戻りを利用され
ユーロドルやドル円、クロス円などなど
高値追いを行っていくことだろうからだ。

それほどまでに現在の為替は
ドル安円安に有利に働いている。

いまトレーディングするのは無意味なように思えるので
一端、ポジションはスクエアとした。

ユーロドルの1.312からのショートも閉じた。

また反転が来て、バジェットを切られても嫌だからである。

よくよく考えれば、現在の米国株価から下落しても
円ベースで円安が進むのもわからなくはない。

かつてもっと円安だったときにも
株価はここまで高くはなかった。

はなから株価と為替はレンジ幅の意味では連動はない。
上昇や下落、値動きだけは合わせて動くが
その際の値幅の大きさから、
各相場でその位置を変え、
レンジ位置においては、ギャップが生じていくのだ。

株価は今後も下落していくだろうが
為替がそこについて動いていくかはわからない。
たぶん、ついていくのも限定的なように思う。

すべては、今後のファンダメンタルズ次第のように思う。