レートの置き方が悪かった……損切り。再ポジション。

本日(9/15日レート)、欧州タイムでのポジションがすべて損切り

今日はとにかく波長があっていない。
指値は届かず、逆指値は届く……。
しかも、それぞれわずかなところで切り返している。

現在、短期的には、各シグナルが現状のトレンド維持とトレンド変化の予兆とで混在しており、方向感が見えにくい。ただし、方向感が見えないということは、どちらにでも行く可能性があるということで、現在の戻しのトレンドが否定されているわけではない。

こういうときは、相場に参加するな、というのがセオリーではあるが、あえてリスクを取っていく。

こういう個人的な波長崩れのタイミングの時は、結局また再び想定トレンドに回帰し、相場観が合っていた、ということも多いのだ。
よって、現状維持の継続に引き続き賭け、あえて、ふたたび、同方向のポジションを取ることとした。

これでやられれば、今回は完全に敗北。どっちに転んでも負けということで、傷に塩を塗って終わりということだ。こういうこともまた、多いから、いやにはなる。

とにかく、ポジションは取った。あとは、市場に任せるのみだ。

損切りについては、もともと置き方が甘かった……。
損失がかかるとき、より損失が小さいようにという守りの姿勢が、ちょうど狩られるラインに合致してしまったらしい。
まるで、甘い思惑が市場に見透かされているかのようだ。
やはり、ストイックな気持ちで相場には向かわねばならない。

まず今夜のポジショニングの前、押しからのロングを入れる判断のちょっと前、アンカーのGBP/USDがまず切られた。逆指値を切り上げていたので、ほぼ同値決済で損失はない。ここで判断に甘さが少し出た。
そのときに、ドル買い下値アタックでの可能性が一瞬よぎりはしたが、ポジションも軽いからと、楽観的なポジションを構築を進めてしまった。

ポジショニングそのものはいまも間違っていたとは思わない(あたりはずれの意味ではなく、そのときの相場判断でポジションを確かに取ったということ。つまり適当にはやっていないという意味)が、その楽観というのは、損切り位置の甘さとなって出た。

できるだけ損を小さくと甘めに損切りを置くことがまず甘い。
損はできるだけ小さく、とはよく言われるが、それは厳密には誤りだと思う。

損切りを置かないということでは、無論なく、損切りというのは、相場判断が完全に否定されたというところに置くべきで、そこが今後の損失の拡大の発射点となる可能性となり、結果として損が最も小さくなる箇所である、という考えに基づいて、「損小」と思われるラインに損切りを置く。

そこからのポジショニングが損切りからあまりにも遠い場合は、ポジショニングが遅すぎたということだ。そこで次のチャンスを待つというのが基本だが、相場地合いによっては、乗っていく。その場合はポジションをライトにしないとまずい。

さらに、ターゲットをある定めたとき、結果的にターゲットの方がポジショニングから損切りまで近ければ、損大利小となり、本来は取るべきタイミングとは言えないが、私はそれはケースバイケースだと思う。

相場の地合いが強く、早くトレンドに乗らないと間に合わない場合もあり、その場合は、損大利小であっても、突っ込む場合は、私は多い。

教科書的には完全に間違っているのかもしれないが、これで実際ずっと負けていないのだから、教科書なんてあてにならないものだ。

一般のセオリーと異なると思われる私のポジショニングは、先にターゲットを定める、というところかもしれない。これはレンジの上限下限を決めるのような、無意味な(?)値幅設定ではない。無論、短い場合は50pipsなどもあるにはあるが、長いところでは1000pipsとか狙ったりもする。

さらに、ポジションを取った、という時点から上にも下にもポジションを増さずに、ただターゲットとロスカット到達を待つ、というのも、個人的にはかなり効率が悪いし、プロフィットファクターから見ても勝率や利益率が決して高い方法とは思わない。

最初はとにかくボリューム軽めで、上、下に機動的にポジションを増やしていくことが、相場の流れにある程度応じた、トレーディングが行え、利益も大きく取れるし、損失も抑えられると考えている。

無論、こういう機動的なポジショニングは、相場が逆に進むと、最終的には大きな損失となるが、もともと大きなロットでLCまでフルマウントでやられても、それは同じことだ。

とにかく、闇雲に損失を小さく置いての損小利大、ナンピンは厳禁などの格言を盲信していれば勝てると言うほど、FXは甘くない。むしろ、そういうやりかたでは、永久に勝てないとすら思ってる。

では、損切りを置かないのか、とか、ナンピンを毎回すれば勝てるのか、というのも違う。それだとますます勝てない。

こういう細かな考えは、また日をあらためてまとめたいとは思う。

ともかく、私にとって最も大事なことは確実に切るべきだ、と思うラインに対して確実に損切りを置かねばならない、ということと、踏み上げなどでポジションが圧迫されたときは、それらを躊躇なく損切りするなどしてボリュームを落とし、自分の限界点までついていける体力があるかだ。

今回の損切りのケースは、いずれにおいても、その条件を満たして折らず、損切りする根拠がかなり薄く、失敗したと思っている。

個人的には、たとえ5pipsでも、意味のない損切りだと、あきらめがつかなくなるし、200pipsでも意味のある損切りならばあきらめがつく。

今回のケースは、まさにあきらめがつかない状態、なので、再度のロングを構築した……。

EUR/USDはともかく、EUR/JPYの逆指値は、AUD/JPYの悪夢の再来のように、またも見事なまでに数pips差のところで切り返してきた。グローベックスが乱高下していたので、またアメリカの指標に振り回されていたのだろう。その結果が、105.58に逆指値を置いて、損切りを叩かれて、わずか105.53でふたたび切り返し。

今夜のポジショニングは、逆指値を、ここは絶対だめというところには置いてはなかったが、ここまではいかないだろう、という判断の上ではあった。

しかし、いかないだろうなああ、的な甘さがあったところもあった。金曜相場で、ポジションも軽いしと、とにかく安易に考えすぎた。
シビアにトレーディングをしている平常時なら、もっと含み損で押されたとしても、このラインよりもっと深く置いていただろう。

ともかく、安易な考えなときに限って、その際にまで進み、切り返すということが我ながら多い……楽観的なストップの置き方がみんなと同調しすぎているのだろうか。
今回の値幅決めはまさに素人レベルだった。素人というか初心者レベルの人たちは概ね似たような考え方をするのかもしれない。だから、ちょうどいいところで、狩られてしまうのかもしれない。

今後も、ここまではいかないだろうなあ、ということをやりかねないが、その場合ならそこから、20pips先に置こうと思う(以前、一度試したことがあるが、あまり意味がないと思い、やめていたが、また再開しよう)。

しかも、今回の間の悪さは、損切りのみならず、指値においても顕著だった。
昨日以前からの保有ポジションの指値については、反騰局面においても、わずか数pips届かず、また押されている。今度はAUD/USDの話だ。

AUD/USDを指値1.0400としていたところ、1.0397で切り返していた。わずか3pips、逆のパターン(損切りが数pipsで助かる)は滅多にないが、こういうケースは多い。

こういうのを持って、ストップ狩りだとかレートチェックとか、そういうことで、多くの人たちはそういう不遇を納得させたがるが、私にとってはFXの7不思議みたいなものである。

話をAUD/USDに戻せば、いまの状況を俯瞰すると、EUR/AUDがついに垂れてきたので、ユーロの弱さは強まりだしはしても、豪ドルは底堅く動きそうな気配も感じる。その結果として、グローベックスが上昇気配を示しても、EUR/USDは伸び悩みAUD/USDの上値は切り上がっている。

またなんらかの材料に相場は振り回されているのだろう。見ると、ドイツ内閣がどうとかいう話らしいが、私にとっては後付けの話に過ぎない。こんなことで、相場が下落するなら、もっと暴落していいネタは、ユーロに関しては盛りだくさんだ。

またもあほくさい話となるが、今日の下落は下落を求めている勢力がいて、ドイツのネタはそれの口実となった、というだけに過ぎないとしか、私は思わない。

ともかく、AUD/USDはまたも取り逃がしてしまったが、再度の取り逃がしは、さらに上で取れたという三度目の正直になることを信じて、損切りラインを切り上げ(とはいえ、さっそく、またもここまではいかないだろう、から20pips下にした)、指値も引き上げる(こちらは、さすがにここまではいく、というところから10pips引き下げ)。

結果的には、昨日の損大利小のポジショニングから、損小利大のフォームに切り替えられた。いま最も期待してない通貨であるだけに、不思議な感じがする。まあ、その理由はまたもダウが伸びている、というその一点のみに全力でシンクロしているだけなのだけれど。

ただし、EUR/AUDが垂れてきているとはいえ、こちらについては、まだ現在の短期上昇トレンドが否定されるまでには至っていないので、切り返しが起これば、ユーロ反騰と豪ドルの頭打ちがまたいつ再現されてもおかしくない。よって、AUD/USDについては、ポジションの積み増しもしないし、大きく上値を追っても行かない。

冒頭に述べたように、EUR/USDの戻りの地合いについては、確実性は薄まっても、逆にまだ明確な反転のシグナルも感じられないため、めげずに再ポジションを取った。
金曜の枯れ相場にまたもポジショニングを取ることに一縷の躊躇はあるが、ここで続伸で追えたら、現在のポジションは来週への弾みとなるだろう。
アップトレンドはだらだらと続きやすいので、即座にポジションを手放しにくいのが難点だ。個人的には下げ相場でショートを取り切るという方が得意なので、本当はすこしやりにくいが、現在の地合いからは仕方ないだろう。

ということで、現在、新規に取得したポジションは以下、

EUR/USD L9 1.3780 TG 1.3860,1.3900,1.400 LC1.3730
EUR/JPY L2 105.93 TG 106.60,108 LC105.30

とはいえ、まだ個人的にはポジションはかなり軽めである。

普段はもっと大量にポジションをまわすので、このように実況中継的にポジションを記録していく余裕はないが、金曜でもあるし、それくらいのセーブ気味では勝負はしている。

昨日まで保有しつづけているポジションはEUR/USD,EUR/JPYともに、すでに逆指値を今回取得のポジションの逆指値と同値まで引きあげているので、これら新規ポジションに損切りがかかれば、ユーロロングがらみのポジションはすべてスクエアになる。

そうなると、おのずと、ユーロショートの方向に、私自身もまた戻ることになるだろう。
ゆえに、ここからはドテンのショートのポジションがかかるようにも逆指値を設定している。

ユーロが再下落するならいつでもどうぞ、という準備は万端である。

ユーロは今週初頭差し込みがきつかたことから、週足で一目均衡表のアップ雲についに刺さってしまったため、どのみちダウントレンドの地合いがどこかのタイミングで試される可能性は非常に高い。

日本人個人投資家がユーロショートを再度がんがん積み始めているのが嫌なシグナルではあるが、以前にも述べたとおり、これが刈り上げられなかったときは、そのトレンドの加速はより強いものとなる。

その意味ではいずれくるかもしれない下落再始動の局面では、確実に逃げないとならないが、現在の地合いはまだ逃げるには時間がある。
この下落が幻に終わり、もしももうひと伸び試したときすれば、現在の下落期待からの反動で、上値余地もまだまだあるのも確かなのだ。

ニューヨーク市場も半分を切り返そうとしているので、このままだらだらした展開が続けば、戻り高値が1.39ミドルあたりで、下げを再開というフォーメーションも巻き起こりそうだし、週末を控えるため、ある程度のポジションは持ち越すとしても、ユーロがらみのポジションについては、各指値レートに到達しなくとも、相場の流れに応じて、成り行きで閉じていこうとは思ってる。

残り時間わずか、現在の地合いを継続できるかどうかは、もはやダウ株価のみにかかっているといっても間違いではないだろう。