妙な気分……

世界景気に底入れ感をまったく感じていないのに、
各国の緩和期待のみで、グルードたちが買いに群がるという、
短期的な株高をイメージしてしまう自分がいる。
現在、押し目のロングを保有しているのもあるし。

相場をしているとよくある感情ではあるが、
こういう実際の理性とは乖離した気分での株高感というのは、よくある。

株は景気の先行指標と言うけれど、
近年は、先行の先行というばかりでなく、
もはや、投機のおもちゃにされているとしか思えない状況も多く、
実経済とはかなり乖離してしまっているように思う。

ある意味で、株は実世界とは異なる、
投機のために存在する、
単なるチャートを描くだけののフィクションになりつつあのかもしれない。

もしも、まだ株が実経済とリンケージしているとするならば、
世界の株は、近い将来、きっとまた暴落するだろう。
その確信はいまも揺らいでいない。

ただ、短期的な現実はその兆候から少し遠のいている。