さすがにド底からドルカナダ売りは無茶だったか…

ユーロ円で滅茶苦茶にやられ、そこから下に伸びきったドルカナダを売りで追随…

 

後手後手に回った最悪のトレードを、本日はやってしまっている。

 

ドルカナダは、1.38ミドルのサポートを抜けてからレートが一気に下に進み、その後、40時間以上、レンジ状態を続けた後、1.37水準を下抜けると、再び下げを加速させた。

 

これがドルカナダではある。

ドルカナダが一度雌雄を決すると、もう救いがないほど

勝負が決した方向へ突き進むところがある。

 

今回、ドルカナダの勝負がついたのは下方向である。

 

しかし、現在のドルカナダは、

さんざんのダマシ上げをかけてきたレンジ範囲1.400から以降

500pipsあまりも一方的に売られており、

あまりにも売られすぎている。

 

短期足レベルのオシレーターは、-90%どころか

-99%に迫る売られ水準に達しており

 

日足の200SMA も下に構えていた状態で

 

ここまで下に伸びきった勢いのまま、

そのサポートすら切り取るのはさすがに無茶苦茶すぎたかもしれない。

 

しかし、その無茶は本日のクロスエン全般においてもそうで

 

ドルカナダのー99%ほど狂った売りはないにせよ

85~90%水準の買われすぎ状況からさらに買われるほどの過熱っぷりで、

 

株価が堅調とは言え、

そこまでの買いの過熱感が続いた上から、さらに買い上げられる

というほど、円が弱く、他通貨が強い

という理由は

ファンダメンタルズ的にはまったく説明ができないところがある。

 

そんな極限的な売られすぎ水準にあるカナダドル

1.350われから1.3500に戻したからと言って、

売りを入れることは、さすがに無茶な状況だったかもしれない。

 

1.35割れ水準は

すでに、ドルカナダの下落波動の極点で自分がもともと考えていた最安値のターゲット1.35アッパー水準をはるかに下回っており、

ここから売っていくとか、もう自分でも狂気の沙汰とは思えない、

欲にまみれた追随売りである。

 

短期オシレーターは10%を割り込むほどの狂ったほどの売られすぎ水準がゆえに、

やはり自律反発的な戻りは出てくることになった。

 

1.3590アンダーから、1.3530アッパーまで戻したため

その戻り幅は50pipsを超えている。

 

まあ、当然であろうと思う。

 

1.3520アンダーからいまさらのドルカナダの売りを入れた自分は

その以前のユーロ円売りで大敗したことに飽き足らず、

ドルカナダにおいても、含み損にさらされている。

 

 

これだけ売らればもう十分だろうという水準から

さらに売り込まれたドルカナダがゆえに

当然の結果であるともいえる。

 

ただ、ドルカナダは1.3540の現時点での最終サポートを割り込んだことで

1.3540アンダーからは新規の戻り売りが入ってくる可能性があり、

 

また、1.3490アンダーからカウンターでの買いを入れた豚たちも

この手までも利食いする可能性がある。

 

 

その段階で、ドルカナダは1.3540あたりまでは戻す可能性はあても

現在の強烈なリスクオン地合いが転換しない限り

1.35ミドルを抜けていくことは、やはり困難であるように思う。

 

 

そもそもドルカナダは、

もういいだろう、というところからさらに売り込まれ、

その反転は、まったくわけのわかないところでわけのわからないで底をつけることが極めて多い通貨ペアである。

 

これは、

ドルカナダは投機的な豚が、ポンドドルやユーロドルなどと比べて、相対的に少ないからであろうと思う。

 

トレンド転換がおかしなところから生じるのも

ドルカナダはテクニカル的な節目で投機連中がカウンターを入れることが少ないからともいえ、

 

ドルカナダが転換するときは、ファンダメンタルズ的な要素を加味し

かつ、一定レベルの明確な高値抜けをした後、ようやく動き始めることが多い。

 

これは、ドルカナダが、あらゆる要素を確認したのち、

ようやく中長期の機関投資家がポジションが利食いしたり

新規のポジショニングを作るというアクションから

はじめて値動きが本格化する

中長期な投機筋の動きに依存した値動きをしやすいからだと思え、

 

ここでは短期投機筋が売ったり買ったりし、相場を振り回すことを困難にする盤石さを有しているということでもあるように思う。

 

ドルカナダは、本日、ロンドン市場で1.35割れまで突っ込んだと思ったら、そこでいったん底打ちし

さらにNYでいまいちど底値を試すも

ロンドンの安値が割れず、短期足レベルでは反発に転じた。

 

ここで安値割れに突っ込んできたのも、

カウンターで買いを入れてきたのも

ロンドン、NYの短期投機の連中であるように思うが、

 

いったん高安水準を更新してしまったとなっては、

中長期の投機の豚がその高安に更新した動きに準ずる動きを取りやすくなる。

 

普通の通貨ペアなら

ロンドンの売り浴びせ、その後のNY勢の再度の売りも失敗したところが、ダブルボトムとなって底となることが多い。

 

しかし、ドルカナダの場合はそうはならない。

 

初動の売り仕掛けの安値更新のロンドンの売り、

これが続落のシグナルとなり

 

底から上への自律反発は、これが短期足レベルでダブルトップを作ろうとも、

そこからの戻しは短期勢のみの値動きとなりがちで

要は、戻りそのものが結局はダマシやノイズとなり

方向は中長期の下落方向に回帰する結果となりやすい。

 

つまり、いったん、トレンドが発生すると

短期足レベルのあらゆる反発シグナルのほとんどが

ダマシされて、

 

 

そこからさらに底割れしていくのがドルカナダという通貨ペアの特徴である。

 

だからこそ、これまで、ドルカナダ下落トレンドのさなかに

その底値買いを狙ったときは、自分はことごとく失敗した。

 

ドルカナダがトレンド転換を見せるときは、特徴的な値動きを見せる。

 

詳細はまた頁をあらためて説明したいと思うので

今回は割愛するが

今回の1.3490アラウンドからの買いについては

ドルカナダの底を規定するような特徴が生じなかった。

 

となれば、これだけ売られ倒している水準であっても買いはできない。

 

買えないならば、売りである。

 

だから、今回、これだけの売られすぎ圏内においても、

ドルカナダの売りは継続したい。

 

ただ、これだけは言えるが、

今回、ユーロ円の売りで150pipsあまりもむちゃくちゃに担がれなければ、

こんな水準からドルカナダの売りなど行っていなかっただろう、ということだ。

 

これだけ無茶なリスクオンの増幅が、

そう簡単に反転しそうもないと思ったからこその、ドルカナダの売りであるというのは聞こえもいいが、

 

実際は、それだけ極端な値幅でやられた額を少しでも取り返そうとする欲豚、という動機が、そのエントリーの99%を占める。

 

6月も入って早々ダメダメである。

 

ここのところの相場はブレイクアウトが効きまくる。

 

それほどロンアニの損切狙いの攻撃は肝の座ったものであるとともに

東京勢の損切りは豆腐よりもろい、足腰の弱さを露呈している。

 

どんな無茶な仕掛け買いでも仕掛け売りでも

東京勢は早々に白旗を上げ、

ロンアニに利益を献上する損切りを発動させまくるのだから

 

いまの相場はロンアニどもにとってみれば

イージーこの上ない相場で、笑いが止まらないものなのだろうと思う。