手負いの虎に食い殺されず、なんとかユーロポンドのショートをあらかた利食いし一部の残す。ただ、状況的にはこれも今夜中には切るかも。
為替市場にはときどき手負いの虎が現れ、負けを承知の上で、その負けを完全に認めず、無理やり、逆方向の圧力をかけてくる浅ましい輩がいる。
本日のユーロポンドもそのような動きだったように見える。
本日のユーロポンドは0.900より上の水準をキープできず、ロンドン初動で0.9880水準を下回った。
これが0.9860アンダーまで下げた後、急速にまたレートは0.900アンダーまで持ち上がったが、
この上昇がこの手の負けをすぐに認めないろくでなしどもが手負いの虎と化しての、強引な最後の買いだったようにも思う。
そもそも0.9880の水準は、過熱感強まるユーロポンドのじり上げのサポートとなるラインと自分は見ていて、
実際、ここを割れてからレートは20pipsあまり下の落ちた。
この段階で勝負有りとも思ったが、一部往生際の悪い豚どもが、自分らの含み損をできるだけ解消するために、下落圧力承知で無理やり0.9860アンダーの水準から買いをぶつけてきた。
これが、手負いの虎どもである。
こいつらにとって買いは、含み損にさらされたポジションをできるだけ持ち値のいいところで解消したいという下心のみで買っており、
もともと、さらなる上値を追えるなど思っていない。
そんな思惑が透けて見えるかのように、
ユーロポンドは0.900アンダーの日通した高値水準をもう一度試した後、そのまま反落して日通し安値を更新した。
ここでの下落は手負いの虎たちの買いポジションの投げであったのではないかと思う。
結果的に、ユーロポンドは0.900より上の水準をまたも保てず反落したおかげもあり、
好き放題売り増ししすぎ、後悔さえしかけていた、ユーロポンドのショートはなんとかほぼすべてを以下で利食いできた。
EUR/GBP S 0.89971 0.89899 0.89895 0,89692 0.89681 0.89677 0.89669 0.89654 → 0.8950 利食い
手負いの虎の強引な買い上げに根を上げて、損切りしなくてよかった。
利食いにあたり、
0.8950以下に損切りがありそうだったので、このまま走るかと思い、最初はショートをすべてホールドしていたが、利食いかカウンターか値が跳ねて、0.8950割れがなかなかできないため、やはり、この水準でやめることにした。
一部のポジションは0.8950割れのところの0.8947とか0.8945あたりで成り行きで利食いしたが、その大部分は上記のあたりで利食いした。
もととと0.9850あたりは、現在のユーロポンドの上昇過程に引けるなだらかな上昇チャネルの下限あたりに位置し、短期的には売られすぎの水準ともなり、これを明確に割れないとなると、ユーロポンドの高値圏のレンジはまた続く可能性が高まるため、今日のデイトレショートもこのあたりが潮時である。
一番上からのショートはまだ一部残しているが、そもそも現在のユーロポンドの下落は想定と変わってきているため、これも本日中に利食いしてしまうかもしれない。
本日、もともと考えていたのは、
ポンドドルが1.23をクリアに抜けていくことで、これでポンドドルの上昇トレンドの可能性が増し、そうなればユーロポンドも完全に下落トレンド入りすると思っていた。
ところが、本日のポンドドルも相変わらず上値が重く、1.2250すら超えられない。
それでもユーロポンドが反落したのは、
ユーロドルが1.1000水準を保てず、反落したからで、このユーロドルの下落に合わせて、ユーロポンドも下落した状態である。
かねてより、自分は現在の為替相場において、ユーロは主体性を失っていると考えており、
ユーロの下落によって、ユーロポンドの下落トレンドが再開できるとは、思っていない。
ユーロポンドが下落トレンドになるためには、ポンドの上昇トレンド入りが必須と思っていて、
本日も続く、ドル主体の相場で、ユーロとポンドが同じような動きをしているかぎりにおいては、ユーロポンドのトレンドにも期待できない状況と考えている。
ということで、今夜中にポンドが明確なアップトレンドを作らなそうなら、現在残しているユーロポンドの小口のショートも利食いしスクエアにしようと思う。
現在は小口のショートのみホールド。
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