とりあえず東京刈っとくか、という浅ましさ。こちらもついにエントリー、ユーロ豪ドル買い、豪ドルドル売り

ここのところ値動きがなくなってきている為替相場だが、

 

豪ドル相場においては、徐々に違いが現れ始めている。

 

 

東京勢とNY勢が豪ドルを売りから入るのに対して、ロンアニどもは豪ドルを買いがちであるところである。

 

東京勢はまあ、NY勢についていくだけなので論外とはなりながら、ロンアニの草刈り場になりやすいのが

 

NY勢が買っていいきながら、底割れしにくい豪ドルを、さらに追随売りをして、東京勢が豪ドルの安値を更新し続けているところである。

 

これがNY勢の利食い場とされるとともに

東京勢単独の豪ドル安の更新は

 

その押し目位置をロンアニどもの絶好の草刈り場とされやすく

 

東京勢の豪ドル安の更新から

豪ドルドルであれば戻り高値

ユーロ豪ドルであれば押し安値を狙いに来るような動きを、ロンアニはここ数日繰り返している。

 

東京勢は元来、

高安掴みをしやすいが、

損切りも、空気の様に軽いところあがあるため

 

ロンアニの仕掛けがトレンドに逆行した者であっても

そのボリュームが大きいと、簡単に損切にかかるため、

ロンアニの仕掛けによって

東京時間の値幅はまるごと削られることが多い。

 

しかし、その削られる値幅はたいてい、東京時間の値幅だけであることも為替相場においてはありがちな話で

 

東京勢の富を食らった後、ロンアニは反対売買に転じ

もとの方向性に戻ることもままある話である。

 

値幅がないなかでは、こうした東京勢を刈るがためのオペレーションがロンドン時間では展開されがちで、本日のロンアニも

そんな流れのなか、ユーロ豪ドルを売り、豪ドルドルを買ってきた。

 

現状、ユーロ豪ドルは1時間足レベルで、上昇トレンドを形成しつつあり

 

その前提に立てば、1.6760あたりは、その押しとしてはかなりの極限値の状況にある。

 

ということで、1.6760あたりからユーロ豪ドルを買った。

 

豪ドルドルについては、昨日攻防のラインとされていた0.6450あたりが

昨日今日でレジサポ転換している兆しがあるため

0.6450アッパーの戻りからショート。

 

ユーロ豪ドルは損切りを浅めに置いていたら

1.6760あたりからの反発を再度戻り売りに叩かれ、1.6750代で一部損切り

豪ドルドルは0.6455あたりの損切りには届かず、そのままショートはホールド。

 

ユーロ豪ドルが、1.6760割れから、もう一段の安値を狙いに来たところで、再度買い。

 

これが、現状の底となったのか

19時あたりからようやく上昇をはじめ、

ユーロ豪ドルのロング、豪ドルドルのショートとも利が乗ったところで3割ほどを利食いし、残りはホールドしている。

 

本日の東京勢の豪ドルドルの突っ込み売りは

過熱感あるなかでも

ノータリンなNY追随のみの突っ込みであったとは思うが、

 

そのNY盲従のみの最低のトレードであったとしても

結果的には0.6430あたりを割り込ませた意義は大きい。

 

0.6430あたりのラインは

豪ドルドルの過剰な売り投機から1000pips以上反発してきた

豪ドルの短期強気相場を否定する重要なサポート水準であったと考えている。

 

これを東京勢が下抜けさせたことは

テクニカル的に見て

ここからの豪ドル買いは、逆張りに転化することを意味し

 

昨日までのロンアニの東京刈りとなるドル買いが、少なくとも豪ドル相場において中立状態にあるなかでのそれであったのに対して

本日からは、弱気局面にあるなかでの逆張りの買いという形に変わっている。

 

ロンドンがいかに為替市場における世界のトレンドメーカーであったとしても、

 

NY勢はすでに豪ドル買いには積極的になっていない状況で

逆張りとなる仕掛け買いをロンアニが講じたところで、そこから先にNYが追随するとは思えない。

 

ここでロンアニが豪ドルの買い仕掛けから完全に撤退するようなこととなれば

 

豪ドルにおいて買い方につく勢力は完全に消滅し、

豪ドル相場は売り一色の展開にようやく転換する。

 

昨日も述べたことだが、

3月中旬以降、執拗に繰り返されてきた豪ドルの上昇相場は

ほぼまともな調整を作らずに上昇してきたため、

これが崩れた時の下値余地は、存分にあるような状態となっている。

 

健全な上げ下げを繰り返しての上昇であったなら

下落の調整が起こっても、各下値がサポートなって、その下値が階段の踊り場のように一定の支持ともなるが、

 

ここまでの豪ドルの上昇は

まるでハシゴを一直線に上っていったような状況で

これが崩れてしまったときには、

そのまま地面にたたきつけられるような状況に等しいとすら思っている。

 

豪ドルの底割れを防ぐものは

0.5500あたりの今年の底値圏から威嚇された、また、今後も威嚇されるであろう豪州中銀の介入の脅しくらいのもので

テクニカル的にはその底は0.55どころでは済まない、底なしのリスクすら秘めている。

 

ひとつ気がかりは

豪ドルの強気相場の転換ブレイクを作ったのが東京時間、というところではあるが、

 

どこの市場で作ろうが、転換点は転換点、と考えれば、

豪ドル相場の強気相場は、本日の東京時間で終了した、と考えるのが、ナチュラルなテクニカル分析である。

 

ということで、本日もまた豪ドル売り。

 

昨日から握っている小口のユーロ豪ドルロングに加えてのポジションである。

 

ポジション

EUR/AUD  L  0.67427(LC 1.6728 TP 1.6840) 1.67520 1.67545 1.67639 1.67832

AUD/USD  S  0.64506  0.64504  0.64322  0.64321