結局、今回もロンアニどもの思うツボか…
本日の滅茶苦茶なポンド買いによる大量損切りの誘発により
ショートを切り刻まれた豚どもは
NYに至り、ついに買いに転じてきた。
NY定番のモメンタムうじ虫の選択もポンド買い一択で、ポンド売りを行う気はゼロの感じである。
昨日のドル円相場もそうだが、
110円をのぞいたドル円は、
東京早朝のコロナウイルス報道の投げ売りが発生するまで、
NY市場においては、一切の強い売りが出てこなかった。
これがNY市場であり、
カウンターを当ててロンアニを切り崩す、ということなどほとんどしない。
カウンタートレードやトレンド転換は、そのほとんどがロンアニの仕事で
だからこそ、為替市場は
買いの場合は
ロンアニのアップトレンド生成
NYのアップトレンド増幅
東京のNY様の追随の追っかけ買い(ここでNYが利食い)
そして、ロンアニの東京刈りの売り、およびダウントレンド転換
を繰り返すこととなり
為替市場で搾取されるのは大枠で見ると東京勢のみ、ということばかりが起こる。
そんな流れ踏襲するかのように
本日においても、ドル買い相場においても続く、地合いと真逆のポンド買い相場の日通し高値位置から、NY の豚たちは、さらに高値を追う、という、ポンドの売り方からすれば、悲惨な相場が展開されている。
ロンアニどもにしてみれば、笑いが止まらないほどの、思い通りのNYの展開である。
NY勢のポンド売りへのあきらめにも満ち満ちたポンドの追随買いがまさかのロンドン高値も更新されたところで、すべてのポジションを決済し、いったんスクエアとした。
ポジション
GBP/USD S 1.30430 1.30421 → 1.3051 損切り
USD/CAD L 1.32463 1.323831 1.32604 → 1.3242 決済(利食い&損切り)
EUR/GBP L 0.83311 → 1.0305 → 0.8320 損切り
ドルカナダまで損切りする必要はなかったかもしれなないが
ポンドがこれ以上上に進むようだと
本日のリスクオン地合いを全く無視した
ポンド主役相場の
ポンド買いによって、
ドルカナダも大きく下にやられると考え
いったん、スクエアとしてポンドドルの血迷った買いの連打がどこまで続くかいったん見ようと思ったからだ。
ポンドドルは、1.3060アッパーからさすがに上昇に陰りが見えてきたため
再度、ポンド売りとドルカナダ買いを積みなおした。
ユーロドルは本日も下値追いがやまず
昨日更新した年初来安値を本日さらに更新してきた。
ユーロドルがこれだけ一方的な下げが進められているということは、それだけドル買いが強いということなのだが、
それをはるかに上回るのがポンド買いである。
ポンドドルが100pipsの上昇というのも、ドル買い地合いにおいては、かなりのものであるが、
ドル買い地合いの影響を免れきれなかった豪ドルドルからの、豪ドルとポンドを比べた時の値幅は前日比200pipsに迫り、かなりめちゃくちゃなものとなっている。
ポンド豪ドルほどではないにせよ、ポンドドルが前日比100pips以上ものプラス圏にあることは、ドル買い相場の地合いから考えると、かなり異常である。
ともにドルストレート通貨であり、ともに欧州圏通貨でありながら
ユーロドルとポンドドルがここまで逆相関を作ることもきわえて稀で、
ユーロ売り相場が生み出した相場の歪みは、本日においても継続している。
とにかく、ユーロの地合いを見る限り、ポンドがドルに対してここまで買われていく理由が、個人的にはまったく浮かんでこない。
本日のドル買い地合いは
ポンドをのぞくほぼ全通貨において、対ドルで弱含んでいる。
本日のリスクオン地合いは、ドルとともに円の強さも生んでいるが
ドル円と各クロス通貨が対円で弱含んでいるのに対して
ポンドのみ、対円においても強含んでいる。
ユーロがあらゆる通貨に対して弱含んでいるのと対照的に
ポンドはあらゆる通貨に対して強含んでいるのだが、
ユーロの弱さが現在のドル買いリスクオン地合いに準じたものであるのに対して、
ポンドの独歩高である理由は、各通貨の相関性からはまったく読み取ることができない。
でありながら、ポンドは執拗に買われているのは確かで、
その理由はテクニカル的な形状、という他、自分に説明するすべがない。
この不可思議な状況を、世のアナライザー諸氏はどのように分析するのだろう。
テクニカルの高値を抜けて損切りを誘発した、というのは芸がなさすぎる。
そんなの見れば誰でもわかることなので、
できることなら、EUとの交渉で誰がしがなんとかとか、英議会でなんとか、とか、もっともらしい内容を期待したいものである。
いや、ブレグジッドがらみの内容はNGである。
この理由からファンダメンタル的にポンドの買いを正当化するとすれば、
ひとつの矛盾が生じる。
ユーロの下落である。
ブレグジッドネタに関連付けられるようなポンド買いの材料ならば、それはブレグジッドの相手国EUにとってもポジティブな意味をもつこととなり、
ポンドの買いに対して、これほどまでに逆相関しユーロが売られるという説明にならない。
その意味では、本日のポンドの上昇をファンダメンタルから説明づけるためには
EUとはなんの関係もない、英国の独自要因が理由となる必要がある。
しかも、現状のリスクオンのドル買い地合いを大幅に無視できるほどの、英国独自のきらきらの材料である。
そんものあるのか!
というのが自分の率直な感想だが、
そのもやもやを解消する意味でも、本日のポンド高について、アナライザーたちの屁理屈(?)に期待したいわけだが、
とにもかくにも、ポンドは、現在のドル買い相場にただ唯一逆らった動きで買われ続けているのはまぎれもない事実である。
自分としては、
相場観をフラットにして、ドル買いのみに贔屓目にならず、現状を考えると、
現在の市場に漂うドル買いのムードと
ポンド買いのムードは完全い矛盾していることから
どちらかが真っ赤な嘘、であるように思っている。
では、現在のドル買い相場が嘘であるとすればどうだろう。
いまあらゆる通貨ペアに派生しているリスクオンのドル買いの流れは、すべてダマシで、
ポンドのみがその嘘を見抜き、先行してドル売っている、ということになる。
要はポンドのみが真実を語っており、その他通貨ペアのドル買いの値動きはすべてまやかし、ということである。
それに対して、現在のドル買い相場が真実で、ポンド買い相場が嘘であったとしたらどうか。
市場はドル買いに傾斜しているが
その流れにあえて逆らい、投機的なポンド買いドル売りを繰り返し、まっとう(?)な大局観にもとづきドルを買い持ちしている買い豚を損切りにあて、レートを上に跳ねあげたという、一部の強欲が捏造したふざけた相場が本日のポンド買い、ということになる。
つまり、ポンド買いは先々を想定したものでは一切なく、刹那的な投機判断にすぎない、ということである。
ポンドがあらゆる通貨が語れない真実を唯一語っている通貨か
それとも、ポンドという通貨の流動性を利用し、現在の真実に逆らった投機を強欲どもが繰り返しているだけか。
前者である、と考えるものは、ポンドを買えばいい。
しかし、自分はポンドを売る。
真実を語る本質的な通貨がポンドであるなら
なぜ、この通貨に殺人通貨、などという物騒な呼称をつけられているのか。
ポンドは真実を語る通貨どころか
投機がおもちゃにする投機通貨であり、
その通貨的価値は、投機の豚どもによって、英国で生きる市民や企業の生活をときに脅かし、その通貨の価値すらも毀損されかねない状況に日々置かれている、とさえ思っている。
英国の信頼性に反して、ポンドをまともな通貨であるとは、自分は露ほども考えていない。
ただ、現在のレートにおいて、ポンドが高すぎる、安すぎる、といったことは思わない。
ユーロはそもそもガラクタのような通貨につき、現在でも高すぎる水準である。
しかし、ポンドは現在のレートが高すぎるとも安すぎるとも実感が抱きがたく、
ただただ投機的に変動幅を狙われているだけの通貨がポンドだと思っており。
ポンドにおいては
例えば現在のポンドドルが1.350にあるからといって、
それが2.0に暴騰してもなっても、1.0に暴落しても、その実勢値については驚かない。
そもそもポンドという通貨ほど適正価格というものが存在しない通貨もないと考えている。
だから、本日、ポンドが100pips買われた結果について、1.3050アッパーの水準が高すぎるなどという実感はさしてない。
思う点は1つのみ。
現在のドル高相場において、ポンドのみが買われる、という動きは、投機的かつ大衆を騙す詐術的な動きであり、
この詐欺的な上昇に買いでついていくことは、この先起こるであろうポンドの救いのない下落における、格好の下げの燃料となるだろう、ということである。
ポンドに救いのない下落が起こる、というのは、ブレグジッドが云々でポンドが暴落するという意味ではない。
本日のようにドル買い相場で下がるべき時に不当に買い玉が積まれ続けたポンドは、
下落に転換したとき、この投機玉の損切りにより、落ちる必要のないところまで下落する可能性が増している、という意味である。
そして、この先、ポンドが再度下落をはじめたとき
その下げの燃料となるのは
本日、不当なまでに投機買いを仕掛けた豚どもの玉ではない。
こいつらは、高値レンジ圏を形成されるたびに、そのレンジ高値で利食いし、
ある投機は売り玉を仕込んでいるように思う。
ポンドドルの下落が再開されるのは
このレンジディールが続かいないと判断し、レンジ下限で本日現れた買いの投機豚などが利食い売りを始めた時である。
投機の豚がこのレンジ下限でのあきらめ利食いを行うときは、短期足ではっきりわかる陰線が作られるよう。
本日で言えば、0:55ごろに現れた1.3060アッパーからの陰線。
ここを見る限り、
現在、すでに本日ポンド買いを仕掛けてきた投機の買い豚どもは、暫時消え始めており
それでも買われていくというのは
もはや、現在を押し目買いとみて、こんな高値圏でもトレンドフォローを気取って買ってくる大衆どもだけなのではないか、とすら思えてきている。
以前、押し目買いや戻り売りがクズプレイ、と述べたことがあるが
このクズというのは、ろくでもない、という意味というよりは、ゴミクズ、というのに近い。
ゴミクズだからといって、ろくでなし、という意味ではなく、チリのような存在である、という意味である。
相場に投機を仕掛ける、悪辣、という意味でのクズどもは、押し目買いや戻り売りなどしない。
こいつらは、高値をさらに買い、安値をさらに売っている。
リスクリワード無視の危険なことをしているわけではない。
大量の資金を持って相場を翻弄できる力を持つなら、実は理論的には、これこそが最も優位性の高い方法なのである。
高値をさらに買うことで、その買いは、既存の売り玉の損切りでの買いというカバーによってレートが成立する可能性が高まるため、買いの投機豚の買いレートは、ほぼ確実に買った後のレートを下回ることになる。
つまり、勝った途端に含み益、とうことである。
それに対して、新規の売り玉とマッチングするような買い玉をぶつけた場合、
売り玉と買い玉は双方で吸収され、
理論上、その数が同数なら、レートの変動はプラスマイナス0となる。
押し目から再度買っても、売り玉の損切りを打ち抜いていけば、レートは上がるがゆえに同じだとも思えるかもしれないが、
レートがいったん下に降りてきている段階で、既存の売り豚はその下落過程で利食いをしている可能性もあるため
原理的には押し目買いは、新規の買い玉に新規の売り玉にマッチさせることのほうが多くなる。
それでも、買い玉の総量が多ければ
売り玉10に対して買い玉20の場合で考えるとその差数10分、レートがあげられるものの
後半の10側に回った買い豚は、高値での買いをつかまされることとなり
上の水準での売り玉が20あり、買い玉が自分以降にいなければ、勝ったそばから下押しされることとなる。
要するに、大玉を張れる短期投機の豚どもにとっては
押し目買いや戻り売りをするよりも、高値買い安値売りで突っ込んでいったほうが、はるかに優位性のあるトレードとなるのである。
自分がもし1000億、1兆たんいの資金を動かせるとした場合、
決して押し目買いや戻り売りはしない。
高値を追っているということは、別の買い豚も買っているということなので
そこに自分も買い玉を入れて加勢し、さらなる上値追いの助力とするだろう。
この高値追いは、最終最後の買い玉に自分がならないかぎりは、どこまでも有効である。
投機の買い豚連中は、直近高値の上まで目標値を求めていることがほとんどであるはずで、
いったん買いが始まれば、高値圏を超えてなお買うということをしない限りは、自分が最後の買い手となる可能性はほぼない。
そもそも直近高値を抜いてしまえば、そこから買う豚はまずいなくなる。
それでもレートが上がるのは、損切りが誘発されるからである。
その意味で、買い豚が最も警戒すべきは
直近高値を抜く手前で
売り手の総量が買い手の総量を超えてしまうことだけであるといってもよい。
投機的な買い豚が心配すべきところは、極論すればここだけで、
その兆候をとらえ、速やかに逃げられるかぎりにおいては、
押し目買いや戻り売りよりも、無謀とも見えかねない新値を追う高値買いや安値売りが、実は最もその優位性が高いこととなる。
だから、自分は小口の豚でありながら、投機の豚に真に便乗する意味で押し目を待つよりも高値で買い、安値で売ることも多い。
もちろん、これは強欲極まる高値追い安値追いの追っかけトレードであり、
失敗した場合はかなりの高値掴み、安値掴みとされることとなるが、
成功した場合は、買った瞬間より含み損が消滅し、かつ以後簡単に値幅が取れ、その値幅も押し目買いや戻り売りよりもはるかに大きな値幅が取れる。
突っ込んで買っていけ売っていけといっても、唯一、やってはならないと思うのは
ブレイクアウト時の突っ込み売りや突っ込み買いである。
ブレイクアウトすると、ほぼ確実に一定数の仕掛け豚たちが利食いする。
買いであれば買い豚の総量が減り
売りであれば売り豚の総量が減る
高値追いや安値追いは、自分が乗っかる勢力の総量が一切減らず、既存の豚の損切りをさらに自陣の側へ付け続けるということが、重要で
自陣の総量がほぼ確実に減少するであろう、ブレイクアウト後からの順張りは、その原則に反している。
その意味では、最も有効な手は
新値が作られそうな、もしくは作られ続けている一方的な安値追いや高値追いに追随して乗り、
ブレイクした瞬間に利食いするということになる。
追っかけての売り買い、抜け期待の手前での抜ける前からのポジショニング。
これらはどちらも教科書的なディーリングにおいては
リスクリワードが最悪だとか、欲深だとか悪手と言われている戦略であるが、
市場が不確実に動き、1秒先さえも売り買いどちらにおいても100%の優位性が確保されていないという、相場の世界においては
実は最も優位性の高い戦略だと自分は考えている。
ただ、この戦略の欠点は、当然、勝率が100%ではないことから、相当に早い損切が必要、ということである。
どのくらいの早さかというと
数pipsどころではない、0コンマいくつのアゲインストでの損切が必要ということである。
その意味で、この最も優位性の高い順張り戦略こそ、AIが最もそのトレードを得意としているものであり、
だからこそ、日々、金融市場においては、人間に代わってAIのトレードが増え続けていることも、理にはかなっている。
その意味では、本日のポンドの不合理かつ理不尽な上昇は、
現在の市場をAIが席巻しつつあるから生じたことであり、
AIが存在する以前の人を介したトレードであったら、決して起こらなかった流れであったようにも思えてくる。
まあいずれにしても、
ポンドはやはり滅茶苦茶である。
ポンドは、基本、まともに取引したくない通貨の筆頭であることには変わりない。
そもそもポンド相場は、その他通貨の事情や地合いを考慮すること自体が、無意味なのかもしれない。
ポンドを主に取引するトレーダーの多くは
その他通貨の状況や、株価、商品、債券などの金融市場の相関性などいっさい考慮せず取引していることが多いように思う。
ポンド取引においては、実はそれが正解なのではないか、と最近の相場をみているとあらためて考えさせられる。
ポンド以外の通貨においては、そういうやり方は到底通用するとは思えないが、
ポンドにおいてはそれが通用する。
本日のポンドにおいても、株安だとか、リスクオンのドル高地合いだとかいっさい無視してポンド相場だけを見ていれば
それほど不自然な動きではない。
昨日高値がブレイクされ損切りが誘発され高値追い、ロールリバーサルを考慮し始めた豚たちが目線を買いに切り替え、高値圏でも買いを積み順張りしていく。
まあ、為替相場におけるトレンド発生とその後を考えれば、上記の流れはそれほどおかしくはない。
問題は、この流れが、ドル買い相場であり、ドルが売られるには不合理ななかで、平気で生じたことである。
言ってみれば、日々、暑さの続く季節の中、冬物のセーターの価格が日々値上がりしていくような感じである。
もちろん、真夏であっても綿花価格が上昇し、セーターの製造原価が日々増加する結果、真夏であってもセーターの価格が上がっていくということはあるかもしれない。
しかし、現実世界において、だからと言って、その高額なセーターを真夏に仕入れ、そのままの利益率で店頭に並べるバカはいない。
むしろ利益幅を下げ、値下げすらやるはずだ。
しかし、為替相場においては現実的にはとうてい不可能な話でも、平気に現実化してしまう。
そして、その不自然さに投機の豚たちも、確信犯的に乗っていくのである。
やはり金融市場は、現実世界から乖離した虚業の世界であり、社会になんの実益ももたらさない、虚飾にまみれた世界である。
ポジション
GBP/USD S 1.30639 1.30612
USDCAD L 1.32442