ユーロドルはいまだレンジのなかだが、1.13を守れるかどうかがポイント

ユーロドルはここのところ下落し続けているが、

そうはいっても、まだ日足レベルでレンジの中にあり

中期的に見れば、下落トレンドというよりはレンジ状態である。

スタンダードに見ればレンジの下限は、1.1270〜1.1310あたりに位置している。

直近の最安値は1.12割れ寸前の1.121アッパーあたりまで下になるが、

日足レベルでのレンジを引けば、この下値は1月10日前後につけた
1.1570あたりの上値と同じくオーバーシュートの域。

ざっくりみれば、1.13〜1.15のレンジにとどまっているのが、現在のユーロドルである。

いずれこのレンジはどちらかに抜けていくに違いないが、

今年、ようやくはじまってきた本格的なドル安相場を加速するためには
上に抜けてもらうことが望ましい。

下に抜けたからといって、ドル安相場終了というわけではないと考えているが

そうなってしまったら、ドル安相場への回帰にはかなりの時間が必要となり、
年前半は、ドル高の戻り相場に付き合い続けなければならない可能性が高まる。

自律性なくポンドとドルの間に揺り動かされているユーロドルではあるが

大きなストリームの中においては、
カナリアのような重要なシグナルを示す通貨ペアとなっているのが、

現在のユーロドルであると考えている。