まだだめか…
今朝見るとドル円は109.40まで上値を伸ばしていたが、
その高値をゾーンを作ったのはオセアニアン。
東京勢はその高値を更新できておらず
ど高めを作るには至っていない。
これでは、まだまだドル売りのシグナルとしがたい。
自分がドル売りに転換するための第一歩としては
東京勢にもっとあからさまにど高めを更新してもらう必要がある。
大衆はまだまだドル売りを諦めてないのかもしれない。
そうしたエネルギーが残るかぎり、相場は逆にしか進まない。
今週はもうドル買いで終わりかもしれない。
ドルの下落はまだまだ先か…。
とりあえず、昨日までほどの、とにかくドル買い鉄板というほどの状況ではないが、
ドル売りに自信を持てる状況とも言い切れない、悩ましい週末である。
昨日の見立てを振り返ると、やはり最も伸びたのはポンドであった。
ポンド円、ポンド豪ドルはどちらも伸びて
ポンドドルすら伸びていた。
ポンドは基本やりたくないので、その代替えとしてユーロや豪ドルを選んだのだが、
やはりメインでないだけ動きが取りづらく非常にやりにくかった。
しかし逆にいえば、それだけ変動リスクも抑えられたわけで、必ずしも悪かったとは言い切れないチョイスであったとも思う。
その後はユーロ豪ドルが今朝方えらい下落したようで、
1.5920アッパーでの日通し高値更新での損切りが、昨日の天井、しかも戻り高値の天井、ともなってしまった…。
ユーロ豪ドルはショートホールドしてもよさそうな状況だったので、
それを丸々取り逃がしたのみならず、むしろユーロ豪ドルだけは昨日負けた、というのは
なんとも苦い経験となった。
為替相場は必ずと言って良いほど、
高値を更新させてから反転してくる。
ダブルトップにしてもトリプルトップにしても高値切り下りの山、なんてほうが少なくて
たいていは、最後の山の高値が最も値が高く、
高値更新と見えたところから、いきなり反転下落し、気づいてみればダブルトップができている、というパターンが非常に多い。
為替相場ほどクズの蠢く相場はなく、教科書的なディーリングの肝のような部分がとにかく崩されるのが為替相場なので、
だから教科書通りにやっていても勝てない。
後から見ると教科書的な動きばかりにみえるのに、誰もかれもが最後には負けやすくなる要因はそこであろうと思う。
為替や相場の本は世の中にあふれ、ネットその他でも誰もかれもが相場を指南し、
熱心に学ぶトレーダーが多いにもかかわらず、そのほとんどが勝てず、しかし、後から見れば、教科書的なチャートの流れをしている。
その繰り返しなので向学心のあるトレーダーほど、学びをやめないが、そのほとんどがやはり勝てず、検証と敗北を繰り返し、いつも結果は合理的なチャートパターンにしかみえないのに、なぜか勝てない、という混乱の袋小路から抜け出せない。
この不可思議にみえる状況は、要するに
教科書的なディーリングのなかでのある大事ないくつかが巧妙に崩れされているからであろうと思う。
その典型例の1つが上記のようなパターンである。
今日も、そんなダマシが各所に散りばめられながら、相場は展開していくのだろう。
相場は殺し合い。この戦場で勝ち残っていくためには生半可な気持ちでは無理である。
はやくも今日は週末で、最近、週末は自分は大敗しがちなので、本日は最大限に警戒して相場に挑みたい。
とにかくリスクを抑えていこう。