今日からあらためて参戦。現状は様子見
昨日の相場を見なおしてみると
104ミドルまで突っ込んだドル円は
ほぼ2円戻した106.40あたりでトップアウトして、
現在は105.70あたりで推移している。
結局は下にも上にも行ってこいしていたような状況で、
現在は先週末の状況にほぼ戻っている、という状況である。
では、為替市場すべてが行ってこいで、昨日の動きがプラマイゼロだったのかというとそうではなく、
ユーロドルは上値が重く、
ユーロ豪ドルやドルカナダは下に沈んでいる状況である。
とくにユーロ豪ドルの沈みっぷりは、この通貨ペアの売りしか考えてない自分としてみれば、がっかりレベルであった。
ドルカナダにしてもまあまあの下落で、これら機会損失は結構大きい。
しかし、昨日もし自分がトレードしていたら、ドル円の戻り売りをしていた可能性が高く、そこでの負けを回避したという意味では、相殺してプラマイはむしろプラスと考えられるようにも思う。
結局、昨日はドル円がプラマイゼロで動いている間に、
為替市場全体は、ドル買いでリスクオン気味に相場がシフトしたかたちで昨日を終えていることから、動く通貨ペアはそれなりに一方向に動いていたことが見て取れる。
ドル円はもともとドルドルに等しい、独自の動きをしばしばする幻通貨ペアだと思っているが、
いまはまさにそんな状況で、ドル円だけをみると行ってこいみたいに見えるが、その前提を全体を当てはめると全体を見誤るような状況がいまの状況であるように見える。
いまドル円は為替相場における端役のような存在だと仮定し、ドル円ではなく、
ドルと円、それぞれをわけて見てみると
東京時間においては、ドルは売られ気味で、円は買われ気味
ドル売りとはいえ、円買いとなるなら、ドル買い円買いの、リスクオン相場とも言いがたい。
ん?
ドル売り円買いならば、ドル円は下落、という組み合わせとなる。実際、東京時間におけるドル円は前日比マイナスで下落過程にある。
まあ東京時間がゆえに、ドル円は幻通貨の動きをしておらず、少なくとも東京時間においては、むしろ素直に下落方向で動いている、と考えてよいように思う。
ただ、この東京時間の動きが、為替相場の世界の総意としての動きとなるかとなると、全然そうではないことの方が多いため、いまのドル円の下落が果たして、まともなものなのかとうかは、疑ってかかった方がよいかもしれない。
いまは東京時間終盤で、ロンドン以降、状況はひっくり返される可能性も大いに高い。
動きをかなり単純化した過程で、ロンアニがもしも現在の動きと真逆なことをしたとして
ドルと円だけを考えると、ドル買いで円売り、となる。
そうなると、ドル円は上昇で、ドル買いからのユーロドルやポンドドルは下落、となる。
となれば、欧州時間につき、ユーロやポンドがメインで動きやすく、となれば、ユーロドルやポンドドルがドル売りから派生して下落するが、欧州通貨の下落合わせた対欧州通貨における円買いが起こり、ドル買い円買いからドル円が動かない、ということになり、これは通貨の地域性からみたセオリー的な動きであるが、欧州ロンドン時間特有の裏の動きも警戒が必要である。
この時間特有の裏の動きとは、
もちろん東京刈りである。
現在のユーロドルの価格帯がかなりの売られ過ぎ水準であるという自分の見立ては自分の中ではまだ変わっておらず、
そうなると、ユーロドルの下値追いにも限界がある。
となれば、ドル買い円売りで、東京時間の逆の動きをもしロンアニが狙ったとした場合、
ドル買いを強めるより、円売りを強めた方が、東京勢を刈るにはうってつけであるような気もする。
となれば、ドル円は上昇。ドル円の戻り売りを仕掛けていた東京勢は根こそぎ刈り取られるということ結果となり、これこそ、ロンアニが日々のしのぎとしている、うってつけの鉄板パターンが完成する。
まあ、この見立ては現状の動きからは兆候を感じられない動きである。
すべては、ロンアニが東京勢の真逆にもし動いたとしたら、上記のようになる、という意味の単なるイメトレである。
結論としては、現状はドル売り円買い気味に相場が動いてはいるものの、ロンアニがここからどのように動かしていくかは、ロンドン市場が開いてみるまではわからない、ということである。
ということで、もうしばらく様子見したい。