ユーロ豪ドルはもうあきらめた。ユーロポンド売り。

ユーロ豪ドルは自分には無理だ…。

 

5月から2週間にわたって売りで戦ったがほぼ全敗。

1.61ミドルも抜けた現状。

明確なアップトレンドを形成してしまっており、

ホールド組がまだポジションを投げないであろうことはおろか

新規のにわか買い豚も湧いて出てしまっており、どうにもならない。

 

今週初、ユーロ豪ドルが豪州選挙の結果化から100pips以上も窓開けした時が、下落反転のチャンスだったが

 

この下落は戻りもないことからほとんどとれず

戻りから売っていけば踏みあげられて損切。

 

戻り売りに戻りなしの典型で

 

さらに本日の金融政策議事録から、来月の利下げがより鮮明となり

週初のせっかくの窓も、ほぼ埋めてしまうところまで戻ってしまった。

 

豪ドルはいまIMMでも売り超過の状況にあるようだが、

ここまでくれば当たり前で、

豪ドルは、もはや高金利通貨の魅力が失われた、たんなる中堅国通貨となってしまった。

 

かつてはリスクオンで買われリスクオフで売られるというような方程式が成り立つ通貨だったが、

 

リスクオンが平時だとすれば

いまや平時でも買われる必然性に欠け

リスクオフならもちろん売られるであろうから

 

いまや豪ドルは市場で積極的に選ばれる可能性が低くなってしまっている。

当然のように買いたがる者はいなくなっている。

 

ファンダメンタルズの不安がくすぶるユーロやブレグジット問題であれるポンドにすら劣り

 

目下、主要通貨の中では最も魅力に欠ける通貨が豪ドルである。

 

豪ドルはもともとファンダメンタルズ的には悪いようには思えないため

現在の利下げ局面が打ち止めとなれば

再び買われることにはなるだろうが

少なくとも当面はかかわったところでいいところはなかった。

 

こんな通貨を完全逆張りで売り続けたことは結果的には最悪であった。

 

ここまで一方的に買われ続けるとはまったく予想していなかった。

 

もともとはGW明けの日、豪州の金融政策が据え置きだたことから、大きな陰線を作ってユーロ豪ドルの流れのなかで

 

15時半ごろ追撃の強めの陰線ができたことから、そこに飛び乗ったことから最悪の2週間がはじまった。

 

即座に同レベルの陽線というカバーの買いが現れたことに嫌な予感がしていたが

 

いま思えば、こちらこそが腰の据わった大口の買いだったようで

そこからは押しが入るたびに追加の買いが積まれ続けていき

1.61も抜け、1.62も抜け、そして今に至る。

 

豪ドルが買いの魅力に欠けるとはいえ

ユーロ豪ドルがあそこまで一方的に買われた原因を探ると

 

ユーロポンドに至る。

 

豪ドルドルが下げるのは、ドル買い地合いから考えると金利差も考えれば一方的に売られ続ける理由もわからなくはないが

 

ユーロ豪ドルやポンド豪ドルが一方的に買われるほど、ユーロやポンドに魅力があるわけではない。

 

実際、ポンド豪ドルは豪ドルの弱さにあっても買いに傾きにくい状況で

豪ドルの弱さにあって、レンジ気味に推移している。

 

そんなかユーロ豪ドルが上げ続けた遠因は

ユーロポンドの一方的な上げであろうと思う。

 

ユーロドルは対ドルでは売られ気味であるが

対ポンドにおいては、ブレグジット問題もあって、ユーロ豪ドル以上に一方的に買われ続けている。

 

ユーロポンドは本日までで12営業日連続の陽線という異常っぷりである。

 

ブレグジット問題で懸念される英国の経済的な弱さは、ある意味でリスク要因にすぎないが

 

欧州のファンダメンタルズ的な危うさは、すでに内在された現実である。

 

ろくでもない犯罪者と、そんざいするかもわらない幽霊を比べて

幽霊が怖いから、それを避けて犯罪者を選ぶ、

というようなことをしているのがいまの相場であると思う。

 

その選択は異常であり、夢から覚めた時にユーロポンドは大暴落するように思うが

現状、ユーロポンドは異常な上昇を今も続けており、相場が正解と考えれば、これが現実である。

 

そんなユーロポンドを売るということは

ユーロ豪ドルのそれと同じく、

またも完全な逆張りとなるが

 

本日からユーロポンドを売っている。

 

これは値ごろ感のフィーリングのつもりではない。

 

テクニカル的に見てユーロポンドは昨日あたりから上げの勢いを失いつつあり

目下、相当の高値圏にあるようにみちえる。

 

ということで、ロンドン参入前、0.8770アンダーあたりから売ってみたわけだが、

売った途端、踏みあげられ

ロンドン参入から、またも戻り高値を更新である。

 

アルゴだかなんだか知らないが

ここまできてまだ買うか…

という感じである。

 

しかも上昇の材料が、英国下院議員の合意なく離脱もあり得る、とかなんとかいう発言がきっかけという。

 

しかも、この議員、とはいえ、欧州との合意案を支持しているのである。

 

アルゴのワード反応だかなんだか知らないが

 

近年、アルゴの仕業なのか知らないが、

どうでもいい発言や内容で、相場が一方向に増幅しやすくなっているように思う。

 

いま売りをいれはじめている者はほかにもいるはずで、

本日のさらなる高値を更新は

さすがにこれ以上の上昇はないとみていたであろう新規売り方の損切りを巻き込んだものであろうとは思う。

 

ただ、このゾーンは利食い場ともされるだろうし

高値を更新したとはいえ、昨日の高値から数pipsのみの上昇ということを考えても

 

現在のユーロドルはかなりの天井圏にあり、買いのポジションは臨界点を超えるレベルにまで膨らんでしまっていると思う。

 

ゆえに、ショートはいまもホールド。

 

本当は、0.8780アッパーから売りたかったが

もう二度とそんなところに行かないと思っていたので、

まさか本日、再び超えるとは思わなかった。

 

0.8780アッパーから売りを仕込める人が、うまい人なんだろうと思う。

 

自分は下手くそである。

 

ポジション

EUR/GBP  S 0.87685