そろそろ円高ターンか
年初のフラッシュクラッシュから、じわじわ戻りを試していたドル円だが、月末でようやく戻りを終えて下落ターンに入ってきたような感じがする。
昨夜のFOMCはハト派的な内容だったようで、ドル円は下落。ユーロドルもふたたび1.15をのぞいた。
ようやく、本来の狙いドル売りができそうな流れではあるが、ユーロドルが買えるのかどうかはまだ微妙な感じである。
ユーロはまだレンジ内にとどまり、ファンダメンタルズ的にも強さはない。
ポンドもブレグジッド不安がくすぶり、ドル売りのターンとはいえ、今月の勢いの流れが継続できるか判然としない。
結局、現状ことさら変化のない日本の状況が、その他通貨にくらべて相対的に上と判断され
円が買われていく感じがする。
円そのものの位置は全く変わっている感じがしないが、円にくらべて相対的に優位方向に離れていたドルとの距離がドル失速の結果縮まり、もともとユーロやポンドは円にくらべて大いに優っていたわけでもないから、ドルの影響でドル円が下がれば、その他クロス円通貨も必然円高にならざるをえない。
ということで、ドル円、クロス円含め、本日からは円高方向で見ていくつもりである。
本日の戦略は、ドル円売りで、場合によってはユーロドル買い。ユーロ円、ポンド円、豪ドル円他、クロス円全般は、やるとすれば売りのみ、というのが、本日からのイメージである。