時代遅れの売り豚か…やはりユーロ買い

先週、やはりユーロドルは売りか、とも思ったが

やはり、どうもドルを買う気にはなれない。

ドル円は、いま113円台を定着したいような雰囲気にあるが、
この値段自体が、自身で考えて、どう考えても異様に高すぎる。

欧州時間、ユーロドルは引き続き、やや下押されはしているものの

先週後半に上に巻き返されたユーロドルに戻り売りをかけようとするのは
いまさらながらの、新参のにわかショートばかりに見える。

先週、先々週とユーロドルは救いがないほど押され続けたが
週末に大きく戻したユーロドルに対して、
今週になって、にわかでショートに入るのは、やはり欲が過ぎる…と思う。
というか、いまさら入っても…という感じである。

そんなにユーロが売りたいのならば、先週、先々週に売ればいいものを
そのときは静観を決めてたのか
いまさらユーロドルの戻り売り参入とは、勝ち馬にでも乗ったつもりか。

それでも、本日も下げ気味なわけで
それだけ、ユーロドルをまだ売ろうとする欲豚どもは多いのだろうとは思う。

ただ、本日、ユーロをのぞき、ポンドドル、豪ドルドルなど
あらゆるドルストレート通貨は前週比戻りぎみで動いており、

それに対してユーロのみ(とはいはないが、主要通貨においてはほぼこれのみ)が、
対ドル、対円、対豪ドル、対ポンド、などなど

あらゆる通貨に対して売られ続け、一人負け、のような状況である。

これをユーロの絶対的な弱さとみて、売り参入も、まあ検討できなくはなかろうが、

ユーロのみが、ここまで売られ続けるというイメージが、
どうも自分自身にはわかない。

たしかに、ユーロはだめだとは思う。

しかし、それは金融緩和を不当に続けるECB当局や
一部のEU加盟国政府、当局の乱痴気ぶりが
我が国の中央銀行のそれと同じく、
どうしようもない売国的なあり方とってしまうに過ぎないわkで、
通貨、ユーロそのものに価値がないとは思わない。

それは円も同様で、日本通貨円は、
我が国の企業や個人の足腰が強いのと同様に
世界的に見ても、まだまだ価値はあると個人的に思うが
その国民のひたむきな努力によって保たれてきた国力に対し
自らでその価値を生んでいるわけでもない政府、中央銀行他、当局が
我が国の国富をさも自分のものであるかのように
好き勝手にその価値を毀損し続けている。

ただ、EUと我が国の違いは
EU圏はある種、
結果として、自国圏の通貨の価値を毀損しているのに対して
我が国は、
確信犯的に自国通貨の価値を毀損している点であろうと思う。

EU圏は、もともと自業自得ではあるが
リーマンショックのときの金融市場の破損を治すため
現在の金融緩和を行わざるを得なかったように思う。

それに対して我が国の場合は
リーマンショックの影響が軽微であったにかかわらず、
欧米の金融緩和の流れのどさくさにまぎれて
本来必要のない、異次元レベルの金融緩和を行い、
もはや後戻りできないほどの状況となった。

自国通貨毀損政策は
一部の輸出大企業や富裕層を焼け太りさせるためのもので
それ以上のものでも以下でもないと思うが
かつてないまでに、
時の中央銀行が株だとか国債を買いまくる、ということをしでかしてくれたが
その落とし前はどうつけてくれるのだろう。

現在の為政者はその爆弾が破裂するころには皆他界しているであろうから
あとはまかせた、とでもいう感じか。

まったく人を馬鹿にしているとしか思えない状況で
我が国の政策運営や、金融政策が決定されているのが現在である。

まあ、ゴタクはこのへんにして、

とりあえず、ドルがどこまでいっても売りたい自分としては

やはりユーロドルを買う。

ドル円は…しかしドル円、なんでこんなしぶといんだ。。

売り。

ポジション
EUR/USD L 1.13810
USD/JPY S 113.235