テクニカル分析を、ロンドンアニマルがいかに悪用しているか…

本日ロンドン序盤のチャートパターンを備忘録としてちょっと振り返る。

いつもながら、ロンアニ(ロンドンアニマル)に殺意を覚える動きである。

本日の、ユーロドルは東京午前1.1385あたりを高値に
下落してきた。

その前の高値は1.1396あたりにあり、戻り売りの位置としては悪くはない。
で、東京時間午後3時頃
日通しの安値1.1370あたりをなでた後、

16時あたりからロンドン勢が買上げて、1.1385の直近高値を抜き去り、1.1388まで


ダウ的に見れば、短期的には下落トレンドの消滅である。

しかし、そこから直近高値を抜いたことすらなかったのように
売り浴びせ、結果、東京安値をあっさり更新し、1.1360アンダーまで下落。

ロンアニのこの手口は非常に多い。

最初の買い上げで、東京から売っていた者たちは直近高値を抜かれることで損切りされる。

そこで、チャートを見て買いで新規参入した者、もしくはユーロドルショートをロングにドテンしたものたちは、
次なる安値割れ、で損切りされる。

これはファンダメンタルズ的な意味や通貨の意味だな全く無視し、相場をもてあそんでいるだけで、

こういうことをするから投機筋は、投資の世界には不要だし、まともな投資家にまともな投資活動をできなくさせるのである。

投機の存在が市場に流動性を確保するために必要だ、といったような必要悪論はしばしば語られるが、

そんな論理は強欲の虚業どもを擁護するだけの戯言に過ぎない。

そこで作らとやらの流動性など、本当にあるのかどうか疑わしく、あったとしても、単にグリードどもが稼ぐ値幅を作っているだけで、流動性が枯渇しようがなんだろうが、
とにかく、こういう輩はこの世に存在しなくていい。

流動性がなくなれば、レートが飛んでまともなトレードができなくなる、などという意見もあるが

それならそれでよい。

どれだけレートが跳ねようが実需は為替を必要としており、為替差益など狙うべきではない。

1円でも2円でも跳ねようともその時の実勢レートで、外貨を交換すればよいだけである。

実際、市中の銀行のTTレートだかは、そもそも実勢レートから3円も5円も上乗せされて提供されているのだ。

インターバンクで実勢価格で外貨交換できるだけ、はるかにましである。


また、こういうクソ投機がいなくなることで、流動性が枯渇するとして(しないと思うが)、投資家もまともな投資活動ができなくなる、とかいう論については、

それならば、そこで動きの取れなくなる投資家などいなくていいだろう、と思うだけである。

ヘッジファンドなどの投機筋がいなくとも、機関投資家含め、まともな投資家は多数いる。

絶対収益、などという外道に等しい投資など
結局はマネーゲーム虚業にすぎず
かれらがいなくとも社会はまったくこまらない。
むしろ、彼らがいなくなることでマネーゲームによって発生した金融相場の破壊によってもたらされる実体経済への害悪も減少しえる。

そんな連中は虚業から足を洗い、皆が額に汗して実業に励めばいい。

そうした社会のほうがよっぽど健全である。

まったく無意味なイマジネーションで、話が大いに脱線してしまったが、


とにかく、かようなまでにロンドン序盤ほど、テクニカル分析がまともにワークしない時間はない。

そして、本日は日通し安値をつけたのちであるが

通常は、そこから新規のショートが参入してきやすくなる。


自分の本日の見立てはこのショート筋を刈りに再びユーロドルは買われるというものである。

この買い上げはショートが絶望するラインまで行われるとみる。

そのラインはどこか、と考えると、1.15ミドルオーバーまでである。

ポジション
USD/JPY S 112.844
EUR/USD L 1.13619