114.80のターゲット到達でスクエア

本日は、大勝することができた。

要因は、個人的には不本意ながら
ドル買いばかりしたからである。

要所要所、下割れを大いに期待しつつ
打診売りもしたが
やはり下値が固く、早々に利食いをしたり
同値で決済したり、損切りされたりした
ショートは微益か負け、
ロングは負けても微損で伸びればしっかり利益、
という繰り返しとなった1日だった。

欧州時間の最初の上昇をある程度取れた後、
113.60あたりから114.30あたりの上昇は完全に見逃した後、

ちょこっとショートしたりもしたが基本は様子見でNY勢の参入を待った。
NY時間に入ると、一瞬、押しはすれども
もはや114円さえ割れず。

今夜のNYはロンドンの買い上がりにカウンターをかけ叩き落とすことよりも
ドル買いをより加速させる同調ムードのにおいがぷんぷんする序盤であった。
なにより米株が節目の2万円の越え強すぎるのだ。。
そんな地合いのなか、ドルを売るのもかなり無謀である。

がゆえに
114.10アンダーあたりから
あらためて、買ったり売ったりしながらも
基本は、買ったり買ったり売ったり、
買ったり買ったり売ったり、と
ほとんど買い目線でのトレード。

やはり大きいのは、113.05あたりを底としたダブルボトムが
ロンドンアニマルがネックラインを上に抜いたことで完成しており、
ターゲットは114.80あたりまで見込めるような形となっていたことにある。


数日前も、似たようなことがあったような…。

東京勢がぐずぐずレンジを作り、それをロンドンアニマルがぶち抜き
ダブルボトム完成
113円ミドルの抵抗をNYが破り、113.90アンダーまで伸びる、
という形である。

先日のダブルボトム(112ミドルを両底とした)については
下落の底あたりでのダブルボトムであることから
ダマシに終わることも考え、ショートメインで見ていたが

本日のロンドンアニマルがネックラインを抜いて完成させたダブルボトムは
レートも114.30あたりも抜いてきたことで
ダブルボトムの完成であるとともに、
今月進んでいた下落トレンドを一端消滅させるという
二重の結果を、テクニカル的には示現させてしまった。

先日のダブルボトムに次いでの今回のダブルボトムは
前回のそれをほぼ1円シフトした形で
前回も途中まで113円ミドルが堅かったのをNYがぶち抜いてきたが
今回も
114.50アンダーがやや固かったがそれをまたもNYがぶち抜いてきた。

114.20を越えたあたりから、そんな予兆がびんびんに感じられたので

買ったり買ったり売ったりを

買ったり買ったり買ったり

と、完全に買い目線に切り替え、

コアのポジションを114.20あたりに置きながら
利食いの回転や買い乗せを繰り返していたところ

やはり…NY勢は114円ミドルをぶち抜いてきた。

その後は、さらにロングを買い増ししていき、
114.80あたりのターゲットですべて利食いしてスクエアにした。

ということで、現在はスクエアである。

数日前は、じり高に推移したため、
113ミドルを越えた後
ターゲットとみていた113.70あたりも上にオーバーシュートし
114に迫るところまで上昇したが

今回は上昇が急速だったためか、114.80あたりのターゲットで
一旦はこのあたりで上が押さえられ、膠着しているような感じである。
現時点では…。

本日は、ほぼイメージ通りに取り切ることができた。

今夜、ドル円がさらにオーバーシュート気味に続伸する可能性もあるし
このあたりをトップに反落する可能性もあるが

本日はもうトレードしない。

下落相場なら、まだ喜んでトレードもするが、

今夜は反落したとしても現在の上昇トレンドを打ち消すとは思えないし
1円2円も下落するとなどとも到底思えない。

NY時間にいったんトレンドが作られると
よほどの相場急変の事件でもない限り
それがじりじり継続してしまうのがお約束である。
その点が、バカみたいに
レンジディィール!!
と上に行ったり下に行ったりして、
トレンドなどあるのかないのかわからない亜空間
我らが東京市場とは異なって
潔い点であるとも言えよう。

今夜はとりあえずドル買い相場で勝負あり、ではないかと思う。

ドル買いにどこまでも抵抗があるなかで
ドル円をトレードするとしたら、やはり上にしか見えなかったのだから
やるとすれば買いしかない。

対して、
ここのところ大概にトリッキーかつわかりにくく動き回っていた
ユーロドルは
本日は、わかりやすいほどの下落である。
あほか…という感じがする。

もうドルが上がろうが下がろうが

ユーロはパリティを割って、地の底まで落ちてしまえ、と思う。

ユーロは、
ドイツ銀行の問題(これが破綻となれば世界経済崩壊クラスの規模らしいので可能性は低い)を筆頭に
ギリシャ問題もまだ解決していないし、
英国の離脱問題にしても、いまはポンドばかりを騒いでいるが、ユーロになんの実害がないはずもない。
さらに欧州は今年は選挙イヤーで
アンチグローバルがまたも台頭しそうな気配がする。

そもそも米国もタチは悪いが、
まだあそこの連中は、一本調子でわかりやすい面がある。
一部、暗黒の支配者(?)が
米国の方向をねじまげているという話も都市伝説的にはあるが、
多くの国民はある意味で、
よくいえば天真爛漫で素直、悪くいえば単細胞、といった
まさにヤンキー気質で、イケイケである。
その筆頭が、トランプ大統領、である…
と、評するのは大統領閣下に失礼ではあるか…。
とにかく、ある種、すがすがしいほどのストレートである。

それに対し欧州は、総体としては
ウェットで
よくいえば、スマート、悪くいえば、ずるがしこく
どこか冷酷や冷淡があったりするなかで、
極端なほどの優等生と嘘つきやずるい奴がともにいる
カオスの文化圏で
そんな欧州は、現在のバランスが崩れてしまったとき、
今後の世界の激震の震源地になりかねない。

さらにいまの欧州圏は、ドイツの一人勝ちで
欧州の他の各国の妬みや憎しみが沸点に到達しかねない状況である。

先の大戦しかり
ドイツは最初は相当に勢いを見せるものの
他国に対してのあまりにも酷薄な様に、最後には総スカンを食らい沈没した。

第一次大戦、第二次大戦と、ともに敗戦国となったドイツの不遇さは、次の機会が万が一起こった時、また起こりそうな気配である。

歴史は繰り返す、というが
万が一、EUが破綻するとすれば、その原因はおそらくドイツで
EU解体後に最も打撃を受けるのも、また、ドイツであろうと思う。

ドイツ人は優秀かつ勤勉であるのは認める。
私が最も好きな国の一つもドイツである。

しかし、ドイツ以外の国はいかに楽をし他から搾取し富を貪るか、
が性根にあり、その性根こそが実はむしろ欧州のスタンダードである(と、個人的には思っている)。
がゆえに、欧州各国は帝国主義を生み出し増幅させまくり、
植民地から富を搾取し、
そうした野蛮な帝国主義を世界中に拡散し、

そして生じたのが、そうした野蛮人たちの間での熾烈な戦いが極限まで進んだ結果、
人類史上最悪の戦争となった、第二次世界大戦が起こった。

そんな過去を経験してすら、
いまだ欧州各国は
できるだけ楽をしてよそから富を搾取する
という、パイレーツ感覚ぬぐいきれてないように思う。

勤勉で優秀ではあるが病的なまでに融通が効かない冷血漢(ドイツ)と
いかに楽をして稼ぐか、ばかりを考える
犯罪者気質のインチキがデフォの筋の集団(ドイツ以外のほとんど)
それらが強引に同居しているのがいまの欧州である。

景気がいいときはともかく、苦難の時に
そんな集合体が一丸となって助け合える、と考える方が
よく考えると、そもそも無理がある、とも言える。

もし今後ユーロの下落トレンドがより鮮明化すれば、
投機筋が無理矢理に口実にして、
下落をより助長させるようなファンダメンタルズやイベントは
いまの欧州にはてんこ盛りである。

無論、ドルについてももちろん安泰だなどとはこれっぽっちも思っていない。

ただ、個人的には米国のリスクで思うのは、
トランプリスク、ということではなく
そもそも米国に横たわる借金体質と、であるにもかかわらず
金利が上昇し続けている危険性
さらには狂った株高、
まやかし(と、個人的には思っている)の好景気につられて
FRBがなんと今後利上げを繰り返していくという…
まるで、アル中患者に覚醒剤をぶち込むかのような
現状についてである。

これらが複合的にからみあい臨界的に達し
何かのきっかけですべてが逆流する可能性はいつでもあるように思う。
そうしたパニックがもしも近い将来起こったときに
そのスケープゴートとして、トランプが挙げられ
あらゆる厄災の戦犯として、トランプが叩かれ
それでもって、トランプショックなどと語られてしまうかもしれない。

そんなババだらけの(?)トランプからカードを引いたのが
まさにトランプなだけに
トランプ大統領であるようにすら思える。

現在、90ヶ月以上も景気拡大(数字上だけの)が続いているなか
トランプ大統領の任期4年間(48ヶ月)を加えてもなお
現在の景気拡大が突き進むとは到底思えない。

そんなことがもしあれば、
景気拡大期間は130ヶ月もの間となり
およそ10年である。

今年でないかもしれないが、どこかで必ず大きな下落が起こるはずである。
最初は、大きめの調整、などと言われるかもしれないが
どこかでトリガーを引き、大暴落を誘発する可能性もある。

そのときに、すべての責任がトランプ大統領のせいにされ
トランプリスクがついに危機を起こしただとか
トランプショックだとか騒がれるようなことがあれば、
トランプ大統領も、ちとかわいそうにさえ思える。

そもそも現在のドル高や株高、債券安(結果利回り上昇)の
トリプルバブルは
トランプ大統領が、11月に当選する前から発生している。

大統領開票日にたしかに株など一時急落したが
急落させたのは恥さらし東京トレードのみであり
もともとのアップトレンドのサポートはしっかり守り
ふたたび現在まで続くアップトレンドを継続させている。

その意味で、現在のあらゆるバブル(?)の発端は
トランプではないと思っている。
もちろん、現在の上昇トレンドを加速させた面はあるかもしれないが
現在の急騰相場を生み出したのは、
決してトランプではない。

もしも現在の株高がバブルで
それが将来大きく弾けるとするなら、

むしろ、その主犯は、FRBであり、
もっといえばバーナンキであろうと
個人的には思っている。
あとは、途中からちょっとした共犯関係者として荷担したのが、
日銀、および日本政府といったところだろう。

とはいえ、
いずれにしても、ドル円については、本日、ロングで大勝しながらも
いまだに個人的な相場観であるドル下落はいまだ信じている。

理由はもはや何十回も述べているが、ただひとつ。
ドルにそこまでの価値があると思っいないからである。

ユーロドルについては、
チャート的には、いまだ上昇をあきらめないような形は示してはいるけれど。
…上昇を信じたくないほど嫌いなので、
もはや上がろうと下がろうがどうでもいい。
とにかく、ユーロついては本当に関わりたくない。
明日には、ユーロがなくなり、
マルクやフラン、リラなどに戻ったところでどうだっていい。
ただ、国がばらばらになったとしても、そのあとに、
欧州得意の戦争だけは起こさないでほしいとは思う。

そういう意味で、ドルも円も大概だが
ユーロに比べればこれらの方が、まだ数段マシ、
なのかもしれない。