はい、全戻し、とみせかけて、また逆走

ドル円について

NY勢は安値を更新した後、
12月米小売売上高、米生産者物価指数など、
経済指標を手がかりに、一気に反騰。

高値も更新した。

日通しの最高値も最安値も
NY勢がつけてきているということで、

相変わらずのパワープレーがきつい連中である。

まず日通しの最安値を、114.20アンダーまでで更新したあと、
今度は一気に最高値も更新し、
東京時間高値115.18あたりをあっさり抜き去り115.45あたりまで。

上も下も更新するNY勢を見ていると

その以前のロンドン、東京はなんだったんだ…という感じである。

いずれにしても、
最高値を更新した、ということは、
東京勢のロング組がそこまで握り続けていれば
プラス域に突入! である。

よかったね♪

…といっている場合ではない。

東京でロングを握りっぱなしにしていた者で
そこでプラスになったところで、
それが午後から参入であるならばなおのこと、
ここで利食いすることなど論外だろう。

特に、
13〜14時のドル高のどピークでロングした者については、
損切りなしのホールドだとして、
最大1円近くまで下にやられた間
含み損を握りつづけてのようやくの、
さらに、わずかの含み益である。

東京高値を抜いたといえども、
そこはそれ、30銭あまり上回ったに過ぎない。

もちろん、東京時間のロンガーで
最高値圏から115.10アッパーからのロング、
という者ばかりでもなかろうが、

東京時間においては、初動の跳ね以降は
ほとんど値幅がない高値圏で、
どのみち、東京時間途中からロングしていれば、
どこでロングをしてもその後は大きく含み損にさらされているはずである。

ただ、朝から飛び乗ってロングの者たちは
114.50-70あたりでエントリーできているはずなので
その後50銭ほどの含み損に耐えるだけで、
115.45あたりの瞬間に利食いすれば、60-80銭は取れているので
リスクリワードは1以上ではある。

ただし、NY経済指標発表後の最高値115.45あたりの滞空時間は
1分ほどしかなかったので
指値を入れているか、
もしくは、モニターにはりついていないかぎり、この高値は取れないだろう。

東京時間の初動で指値指値をしっかりいれたうえで、
損切り50pips、利食いも50pips
などといれていれば、
リスクリワード1:1ながら
利益は獲得できている。

リスクリワードを1:2などにして
損切り50pips、利食い100pipsなどとていても
東京時間初動のエントリーなら、まだなんとかなる。

ただ、115円アッパーでロングしている者は
上記、いずれのOCOも、結果、負けとなる。

東京勢で勝つとすれば、
初動午前9時あたりからのOCOエントリー、

もしくは、損切りを置かず、NYの指標まで耐えて
利益が乗った瞬間に利食いするという
大利小のトレード、しかない。

現状では、115.45あたりが高値のピークだったようで、
指値なしに欲豚して利食いが遅れたロンガーは
ふたたび、アゲインストに置かれている。

現状、115.45まで跳ねたドル円
ふたたび、114.80アンダーまで下落している。

結局、現時点では、115円アッパーでロングした者で
利食いをしそこねた者たちは
ふたたび、含み損にさらされている。

ロンドンアニマルが狙ってくるのも
いつも、この手のにわかロング達で、

まあそもそも東京の無茶なニワトリトレードに
さらにそこに提灯しているわけなので
自業自得ではある。

本日の彼らについては、115円より上からロングしているわけなので
ロンドンアニマルの仕掛けと
NY市場での経済指標発表時の瞬間の下げとで
総計1円ちかく下に終われた後の上昇なので、
そこで利食いしたところで40銭もプラスがない。

だから、東京時間に115円以上でロングし、
含み損に耐えてきた連中については、
決してその段階で利食いなどしてはならない。

むしろ、そんな微益の利食い以前に
どこかで損切りしておくべきである。

東京時間に115円アッパーでロングしておいて
NY時間に含み益になったからといって、
そこまで損切りを置かなかったということは
利益以上に含み損を抱えた、ということである。

そんな前提(115アッパーでロング、損切りなし)でありながら、
こんなところで利食いする者たちがいるとするなら

リスクリワードは1を割り込むことになり、

そんなリスクリワードの危なっかしいトレードばかりやっていれば
最終的には破滅するだろうし、
そういう者は、デイトレードなどやってはいけない。

もちろん、この段階でも利食いは行わず
スイングで116円、117円を目指して
まだホールドしているならばよい。

115円でロングし、含み損にさらされているといっても
まだせいぜい1円ほどである。

さらに現在はいまだトランプユーフォリアが続いており

公共事業と減税でアメリカ経済はバラ色で
現状のアメリカの経済も絶好調、だそうで、
ドル円は今後もさらなる上昇、株価もさらなる上昇、
米株も、日本株もぐんぐん上がっていく…ということみたいだし…

ちなみに、上記いずれも個人的な認識や見立ててとは、まったくの真逆だが、上記見立ては、プロの方々のアナライズなので、私が間違っており、プロの見立てがきっと正しいのであろう。

そして、ドル円については、世のアナライザー諸氏は、
ドル円が120円にいくだとか、130円にいくだとか
実にたのもしいアナライジングを繰り広げてくれている。

ならば、115円からのロングが、2円3円下に押されても、スイングトレーダーにしてみれば、どうってことないじゃないな、という感じである。

まあ、最後はお釣りがくるレベルであろう。
120円を軽く超えるのだろうから、そうなれば、利益は5円以上である。

そうした、
スイングトレードにおいては1日単位の上がったり下がったりなど
究極関係ないし
1日単位でロンドンアニマルなど敵ではない。
ロンドアニマルも1日で2円も3円も仕掛けることはできないだろうから
彼らに刈られることもないだろう。

そんな東京勢の勝ち組(?)スイングトレーダー(デイトレーダー除く)
で、いまだ利食いしていない方々は、
がんばって握り続けてください。

といった、話はともかく、

こちらはNY勢の経済指標での反騰からロングでエントリーした。

まずは、一発目の吹き上げ114.90アッパーが
114.60アッパーに下押ししたあたりでロング。
これをまず115円を超えたところで利食い

さらにもう一回115円割れ下押したところで
114.97あたりで再度ロングし
115.10アッパーで利食いした。

ここから東京高値を抜けないとみて
115.10あたりからショートし
いったんは、114.95あたりで利食いできたが

2回目のショートで、東京高値を抜かれ損切りされた。

東京高値を抜いてから20pipsほど上に走り
115.45あたりまで伸びたが、

ここの上昇はさすがに怖くてロングでもショートでも入れず
静観することしかできなかった。

この間は1時間もない。

その後、ドル円が115円まで下押しした段階で
押し目買いを狙って115円ジャストあたりで、あらためてロング。

それがちこちこと115円を何度も割り込み
114.97〜98レベルで何度も下をちくちくやられた。

こちらはいつもレバレッジを最大限にかけて
大きくポジションを取っているため
損切り幅が小さく(3〜5pips)、何度も何度も損切りをくらいつつ
115円より下が堅かったため
しつこくロングを新規に繰り返すと、

ようやく上昇。

115円からのロングを、115.20あたりで利食いした。

そこからもう一段の上昇を期待するも
115.20あたりで頭打ち。

1分足レベルとはなるが、ここでダブルトップができあがってしまい
ネックラインを割り込んでしまったことから、
ロングをやめてショートにドテン。

これが一端115円を割って、115.20アンダーから114.90あたりで利食い

さらに戻り売りを狙い、115を再び越えたところでショート。

損切りを115.05あたりで置いていたためこちらは損切り

一端、スクエアとなって

115.05アッパーが重いことからふたたびショート。

これが下に伸びて、114.70アンダーでほとんどを利食い

残ったショートポジションを、指値114.55あたりにおいてホールドしている。

とにかく上に下に慌ただしく、
ざっくりトレードを記録するだけで、
まるでスキャルピングのような形となるが、

基本、数pipsレベルで利食いすることはせず
最低でも10〜20pipsは利が乗らないと利食いはしないので
個人的にはスキャルピングのつもりはなく、
いちおう、デイトレードのつもりではある。

現時点で残されたポジションは

115.05でのドル円の軽めのショートのみである。

指値は115を越えたところ、115.02あたりにおいているので
これが引っかかっても、損失はない。

さらに、114.85あたりでも一部逆指値を置いているので、
利益の一部はここでもロックされる。

もうあらかたポジションを閉じているので
現在のホールドポジションはかなり軽いので
昨日に続き、あとは高見の見物である。

利食い指値は104.56。

この指値ですべてのポジションを利食いするのではなく
現在のポジションの半分のみが決済される予定である。

104円ミドルは
昨日、今日と、
なんだか意識される節目となっているようにみえる。

さらに今夜の経済指標でドル円が跳ね上がってしまったことから

このあたりに、あらためて強めのサポートができあがってしまった。

経済指標で跳ねたドル円の最初の押し安値も104.55あたりである。

なので、114.56あたりで半分利食いできたとしても

残りのポジションがそれ以上下を狙えるかどうかはわからない。

まあ、もうポジションをこれ以上取るつもりもないし

指値にかからないかぎり
本日は週をまたぐことにはなるが、
この残ったポジションについては、成り行きではスクエアにするつもりはないので、

あとはほおっておこうと思う。

本日もなんとか勝利。

やはりドル安相場は、相性がよい。


□ポジション
USD/JPY S 115.050