東京時間は予想通りのしょっぱい動きを繰り返す、ドル円

本日の東京勢は、相変わらず市場にいてもいなくてもいいような
しょっぱい動きを繰り返している。

これは東京勢のトレーダーがヘタレでしょぼいがゆえである。

昨夜、米勢がつけた最高値、102.97あたりはもちろん越えられない。

しかし、下は下で、同じ米勢が
その高値から下押しした102.66あたりを割ることはできない。

まさにアメリカ様がつけた最高値とその押しとの間で、
うろうろしているだけのドル円である。

それに対してユーロドルは上伸しているが、この動きとてまったく信用がおけない。

ECBネタで突如跳ねたユーロドルの高値1.1239から下押した
1.1195あたりから1.1211あたりのレンジを上抜き上に伸びるのはいいが
これまたアメリカ様がつけた1.1239まではまだ距離があり、
きっと東京時間ごときでは、
結局、1.1239に届くまでには切り返してしまうのではなかろうか。

結局、ドル円なら102.67から102.93あたり
ユーロドルなら、1.1138から1.1239あたり

これら上限下限を破るのは、欧州ロンドン以降の話となるだろう。

こんな稚戯のような時間帯に戦うのもナンセンスだが、

さすがに鉄板チックに思い、東京時間序盤に
102.85あたりからドル円を売り、102.7アンダーで利食いした。

そこでホールドしていた残りのポジションは
東京勢ががんばってしまったおかげで、正午前に一端切られたが
ふたたび102.9越えを無意味(?)に狙ってくれたおかげで
102.9アッパーでふたたびショート。

より良い値(?)で、ショートが取り直せた。

ただ、こちらのこれらドル円ショートの逆張り
すべて東京勢がしょぼい、という前提のみから作った
気休めのショートに過ぎないので、
利が乗ったところで、欧州勢が参入するまでにはポジションをあらかた利確し、
残ったポジションも、欧州とかロンドンで米時間高値が更新でもされたら、
もちろんスクエアである。

ドル円の下落再開の鍵は、東京勢がド天井をつかむまで買うか
今夜の欧米の指標がすさまじく、ドルにとってネガティブかのどちらかしかないだろう。

よって、本日の東京が米高値を更新するくらいまで買い上げない限り
東京時間は、逆張りショートがいいように思う。

もちろん、高値を更新してくれたらくれたで
最後の買い手たる東京勢の本領発揮なので、
それはそれで、
そこが今回の戻りにおける天井として早々に確定(?)する可能性が増すので、
こちらにとっては僥倖で、この場合は本格的な売り準備となるが
その場合は、どこまで上にいくか見定めねばならない。
ただ、その方が、こちらも本気でドル円のショートを積めるので
それはそれで好都合ではある。

いずれにしても、本日の東京時間の戦略は、売り一択である。

いま東京勢は本当はドル円を買いたくて買いたくて仕方ないのだろう。

しかし、米国様の高値を越えることができず、おどおどとしている。

ドル円大好き、ドル円ファンなのだから
アメリカの高値など気にせず、5兆でも10兆でも
狂ったようにドルを買い上げ高値を更新してくれた方が、
よっぽどすっきりするとは、思う。

でないと、
また米国様を敬って守った102.67さえ欧州の鬼畜どもに刈られますよ、と
期待も込めて心配したりもする。

まあ心配、というのは嘘ですが。

とにかく、相変わらず死にかけた心電図のようなレートしか刻まなそうな
東京時間である。

□ポジション
USD/JPY S 102.915