本日は亜空間(東京)を制した

本日の東京は、またもニワトリトレード全開でスタート。

101円割れから、欧州を経て週末に米勢がかついだドル円101.4あたりを
さらに伸ばす101.66あたりまで伸ばす東京。

しかしいつもながらの東京スタイル
東京勢はわかっているんだろうか。

101.84あたりをトップに米勢に叩かれたドル円
いま101.5あたりから上は、すべて東京勢のみが試していることを。

さらにその東京勢のみのはしゃいだドル円買いも
101.77、101.66と高値を切り下げつつあることを。

はしゃいで買っておきながら、自らが作った高値さえ超えられないのが
東京の東京たる所以である。

もちろん、これだけをもってドル円が下落する、と見立てるつもりはこちらもないが、
9月29日を最後に、101.5から上を欧米勢は試そうとはしておらず
101.5アッパーの滞空はすべて東京である、という事実だけは気にしておきたい。

そもそも東京、欧州、ロンドン、NYとオールショートになってしまえば
相場も走りようはない。

そんななか、金曜にドル円を101.7から101円割れまで
自身が全力で叩き売ったことを忘れたかのごとく、
週初はふたたびドル円を買い上がろうとする東京である。

週末は東京勢がみずから売りに切り替わってきたため
ロンドン、NYはそれにつきあわず、むしろ、
101円割れから101.4あたりまで押し上げさえもしたが、

本日は積極的には売ることをしなかった東京勢は、
当然、これらのロングを狙ったロンドンアニマル他、欧州のクズどももターゲットなり得る。

…という見立てから、こちらは15時あたりからドル円を101.5アンダーでショート。

こちらの目論見通り、まず欧州勢が売ってきて、101.4割れ
ついで、ロンドンアニマルも売りで、101.3割れ

…と、このあたりから101.24あたりを底に切り返してきた。

こちらはそれは端から見越していたので、
101.3割れのところであらかたショートをすべて利食い
ドテンでロングに切り替えた。

今のドル円は、三角持ち合いのような状況で
どんどん値幅を縮めており、
こちらは101円割れなど期待はしておらず

東京勢の作った陽線の実体部分を下回るあたりまでをターゲットとしていた。

本日、東京時間の陽線の実体部分はおよそ101.30あたりまでで
そこから下は下ヒゲとなっている。

その意味で101.50あたりからの売りも、もともとこのあたりまでしか
期待はしていなかったのである。

ということで本日のこちらのショートは値幅は、20pipsほどしか取れなかったが
はしゃいだ東京は結局、高値の更新などできわせず
むしろ、はしゃいであげた上げ幅は、欧州、ロンドンの養分となる
というイメージが、本日はまさにきっちりはまった形だ。

東京時間は上げようが下げようが、結局は、欧米勢に切り崩されるため
ここでトレンドを追うことは決してできない時間である。

とはいえ、ではレンジディールがよいのか、といえば
欧米勢の手のひらのなかではあるが、1日2日レベルでは
米勢の高値や安値を瞬間、更新したりもするので
逆張りが正解、ともならない。

まさに亜空間というのにふさわしい時間帯、それが東京である。

そんな幻のような東京時間で、20pipsといえども利益が取れたことはよかった。

ちなみに、101.3アンダーからドテンしたロングは
101.4アッパーであらかた利食い

こちらも20pips弱なので、往復で、40pipsほど本日は取れた。

いまいちおう101.26あたりのロングを小ロットでホールドしているが

いまのドル円は101.2より下が固く、101.5より上が重い状況である。

このレンジをぶち抜くのは、まもなく発表されるISMの結果、なのかもしれないが

今夜はドル円が下落しようが上昇しようが、これ以上、トレードするつもりはない。

現状のロングは、同値で逆指値を置いているので
下がればポジションはスクエアだし、上がれば利が伸びる、というだけである。

動きとしては上っぽいなあ、と勝手に思っている。

高値を切り下げなげつつあるドル円なれど、

そんなわかりやすいチャートフォームだからこそ、危なく思え、

この上には大きく損切りがあることが予想される。

今夜のISMがいかなる結果となるかはわからないが

予想下振れだとしたら、下落は限定的となりそうで(買い方の損切りの厚みは薄そうなので)
予想が上振れ多としたら、上昇は大きく進みそうな予感がする。


□ポジション
USD/JPY L 101.265