東京勢必殺の奴隷ラリー

ドル円は突如、昼過ぎに上昇し
101アンダーから、一気に101.80アンダーまで。

おかげで、米時間に取っていた101.501ショートは
同値決済の逆指値にかかってしまった…。

上昇のさしたる材料は見当たらないようだか、
あえていえば米国の元財務長官が、日本は外債買えばいいとかなんとか、
そして日銀総裁がそれにリアンションしたとかしないとか
円安に突き進めるような材料があった模様。

昔何かの本で読んだが、
戦争は老人が決めて、若者が死ぬ、という話があるが、

いまの金融市場においても、それは言えていて、
今度、ゆっくり述べたいが、米国財務長官でも日銀総裁でもいいのだが、
様々な策を講じて市場を振り回す世界各国の要人という名の老人たちは、まったくもって老害である。

結局、東京午前に追っかけた下値は、
アメリカ時間につけた100.84あたりの安値には届かず
そこで切り返し、

アメリカ様の底値は守ったところから
はしゃいだ上昇を見せながら
101.80アンダーで下落を再開した。

見事なまでにアメリカ様がつけた101.84と100.84の間をラリーしたのみの値動きである。

何がしたいんだこいつらは、という見事なまでに
アメリカ様の手のひらのなかでのみ、はしゃいで上下する
東京勢の奴隷ラリー。

そして、そのはしゃぎっぷりが度を越してしまい、ついには昨晩の米時間の安値100.84あたりを割り、安値を更新するに至る。

これにて東京はチェックメイトである。

再三再四述べているが、
東京勢は最後の買い手であり売り手である。

正午に伸びたはいい。
しかし米時間の高値は抜けなかった。最後の買い手でにはならなかったということだ。

その後、米時間の安値を塗り替えた。
これが何を意味するか。
今回の東京勢は、最後の売り手となったということである。

そうなってくると、本日のドル円は、残念ながら上昇する可能性が高い。

ここで、時間を本日正午に戻すと、

いきなり急激な損切りで伸び上がるドル円で、まずはホールドしていた101.5あたりのドル円ショートがほぼ同値決済された。

その後、いきなり下落したため、

あらためて101.6あたりからショートし、101.5アンダーで利食い
100.4あたりからロングし、101.55あたりで利食いしているうちに、

100.50でのショートは消えたものの、少しだけ利益を上乗せし
小刻みなラリーを取っておいた。

ただ、そのラリーの最中、100.4割れのロングをしたところでつかまった。

もう一度くらいは上を試すと考え、押し目買いを狙ったのが失敗した。

何度か買い下がったが、戻しらしい戻しもなく下落するドル円損切りをくらいまくった。

もともと101.5のショートをホールドしていたのに、
そのときはむしろドル円ロングで損切りされてる自分はなんなんだろうか…とがっくりした次第である。

こいつらはなにがしたいんだ…という感じであったが
昨夜の米時間安値を東京勢が更新した段階で、こちらの折れかけた心もなんとか踏ん張れた。

さんざんやられながらも、こちらは本日のドル円を買い目線に固定することに決められたのである。

ロンドンアニマルが参入したあたりで、ようやくドル円ロングを取り直せた。

本日東京勢はロングで刈られることを選ばなかったかわりにショートが刈られる運命かもしれない。

本日のドル円は、もしかすると102円を超えてしまうかもしれない。

個人的にはすごく嫌な流れではあるが、
こちらは嫌々のドル円ロングである、

□ポジション
USD/JPY L 100.772