いつのまにやらユーロ豪ドルがえげつないことになっている

原油の戻しから端を発した資源国通貨の戻りについて

意外と見落とされがちながら、ユーロ豪ドルがえぐいことになっている。

相場がトレンドを描くのはあるにせよ。

ユーロ豪ドルは4月7日に120日SMAに阻まれて以来、
10日連続で陰線を作っている。

これは、ちょうど先月ECBの政策金利発表からボトムをつけ上昇した相場を
4月7日以来、全否定した動きとなる。

先月を振り返り、ECBはさらなる追加緩和はもう取らない
と宣言してから、ユーロの反騰がはじまった。

そこに併せて上昇してきたユーロである。

それを全否定するまでにユーロ豪ドルが下落するということは

資源国通貨の強さはあっても、ユーロ単独で見たとき
ドラギ氏のその発言を信用せず
さらなる緩和を期待している、ということともなる。

金融当局が、1ヶ月をおかずして、みずからの発言を否定するとは思いたくない。

となれば、本日の金融政策発表も無風であるはずで
ここに、さらなる金融緩和の示唆もないはずで、

となると、それを期待してユーロが下落しているとするならば、
ユーロは、本日の金融政策発表後に反騰を見せるのではないか
という予測が立つ。

となれば、こちらはユーロの買い目線で
相対のドルは売られると言うことは

そろそろドル円は天井を付ける可能性が高くなる。

いま個人的に狙っているのは

ユーロの買い、ドルの売り、
通貨ペアで言えば、ユーロ豪ドルの買いである。

ユーロドルなどが底を打つと見立てるならば
ドル売りが相対で発生することとなり
ドル円は天井をつける可能性が高くなる。

ということで、現在の狙いは、ドル円の売り、ユーロドルの買い
ユーロ豪ドルの買いである。