全戻し

日銀のマイナス金利導入も、2月に入ったとたん、一気に効果がなくなった。

もともとドル円は下がると思っていたが、
緩和効果によって、戻りの限界、120のミドルあたりを超えてしまい
さらに121円すら超えたことから、もはや当面はドル円の上昇が進むとみてしまった。

ファンダメンタルズ的な意味や、チャートフォームからは
まだまだドル円の下落は続くとは思っていた。

121.6あたりまで上昇したときさえ、
ドル円は下落すると思っていた。

その理由は、200日SMAに金曜の高値が抑えられていたからである。

世界のグリードどもは円高にベットしており
死にものぐるいで円を買ってくると思っていたが
先週末の円安相場は、それを一気に押し上げていった。

そして120円アッパーの滞空の長さから
ドル円は当分上昇しまくるだろう、と思っていたが

それはまったくの誤りであった。

日本との当局がいくらマイナス金利を導入しようとも
一国のみで、世界情勢をひっくりかえす力はなかったようだ。

2016年はドルの利上げ以降、
どこまでもドル円は下がり、ユーロドルはどこまでも上がると思っていたが
それを日銀の当局が一瞬歪めてしまっただけだった。

ユーロドルに至っては、1.1をついに乗せてきて
ひさびさに大暴騰である。

テクニカル的に見て1.1はどこかで超えねばならない、と思っていたが
それが結局、日銀の数日後というのは

いかに日銀の効果が限定的だったか、ということである。

先週末、当初は、日銀のマイナス金利導入とて
為替介入のようなもので、やがて効果がはがれるかとも思ったが
今回は政策変更が故に、根本的な相場転換のきっかけになるかとも思ったが
原油安や世界株安の大波の中では
日本の中央銀行とて、所詮は一過性の効果しかないということなのだろうか。

今回は、週末に売り上がり、結局損切り
週明けは、相場観を代えて、買い下がり結局損切り

要所要所利益も取れたが
いまチャートを見直せば、それらはすべて逆方向の綾を取ったにすぎず
本当にど下手くそなトレーととなってしまった。

で、今後であるが
やはり今年の本命は世界の株価や原油相場となってしまうだろう。

ただ、このまま円高が進んでも、116割れ寸前で止められた
妙なロングや当局の口先介入などで
116円割れあたりは厳しいところとなるであろうが、

本日ドル円はついに118円すら割って
2円以上の暴落状態になっている。

個人的なそもそもの相場観に照らせば
ドル円は、どこまでも下がるとは思っていたので
相場観をもとに戻せば
これはまあ想定内ということだが、
本日はテクニカルから見れば、
綾狙いでの若干の逆張りがよさそうにも思う。

まずユーロドルが伸びまくるはいいが、200日SMAにぶつかってしまうこと

ドル円は117.65あたりに直近安値があり、そこがサポートになることなどから、

本日のトレードは、伸びきるのを待って、
ユーロドルをちょっと売って、ドル円を少し買ってみようとは思う。

ただしボラティリティが激しいのすぐに利食いをしてしまうとは思うが。

しかし…為替ほど信用できる相場はないな、とつつくづく思う。