ユーロがえがつなさすぎる。そして幻通貨円は、またも意味不明の不動。

帰宅後レートを見ると、ユーロドルはまたしてもことごとく損切りを食らっていた。

暴落というのとは違うのだが
コンスタントに売りが売りを呼び、新値を更新し続けている感じである。

ボリンジャーバンドを見てみると、ユーロドルについては

30分足では、一度も1σに触れることすら出来ず
1時間足に至っては、基準線(21日)にさえ触れていない。

この2日に限って言えば
1時間足の基準線、もしくは30分足の1σの上に損切りを当てながら
トレーリングしていけば、負けようがない、というほどの一方的な下げである。

もはや長期戦の様相を帯びてきたユーロドルの下げ相場が転換することは
まだまだ先のことのようにも思えるが

ユーロの売り豚たちに一矢報いることができるとすれば
1時間足の基準線を越えてくれば、ちょっとショートカバーで数百pipsは追えるようにも思う。

現在の位置からの基準では、およそ1.063を超えたあたりからなら
本格的にロングでカウンター狙いをしてみたい、とは思っている。
無論、長期に追うことは難しそうなので、どこかで利益確定すべきはあるが。

とにもかくにも、いまは
皆、ユーロを売りたくて売りたくて仕方ない感じである。
とくに欧州時間になると活発になることから
ユーロ相場は、ユーロ圏の当事者そのものが売り倒しているということになる。
自国(圏)通貨をここまで信用せず、またその価値を毀損し続ける
欧州勢の浅ましさというのも、さすが、といった感じである。

一方で、これは欧州に限らず、世界中がほんのり望んでいる流れとしては
さらにはドルを買いたくて仕方がない、流れである。

ドル買いの勢いも加わることで、その他ドルストレートも下にやられ、
ユールクロスは当然下に追いやられる。

結果、豪ドルドルや、ポンドドルなど、主要通貨も下値を追わされ続けている。

ドルストレート通貨はのきなみ年初来安値を更新しつつづけているいるようだ。

ユーロ売り、ドル買い。
この又裂きの組み合わせで導き出されるのは
当然、ユーロドルでの最も大きく際限のない下落である。

ここで対円を考えてみると、

ユーロが売られ、円が買われるので、当然、ユーロ円は大きくやられている。
ドルはといえば、ドルで円を売りたいので、上がるのか

とえば、いまはユーロ売りの方がホットな流れがゆえ
動きが取りがたいことになっている。

ユーロドルの組み合わせで、どのような力関係かで
円ベースの動きは決まってくる。

ユーロドルでドル売りが優勢なら

ドル円は円が買われ下がるかといえば
ユーロ円が上昇することにひきづられ、結局、上がる。

この場合は場合は、リスクオン相場につき

ユーロドルが上がりながらも、ドル円も上がる。

ドル円が下がるとき、というのは

ユーロドルが下落のときに、ユーロ売りがリスクオフで

円買いの流れの中で、ドル買い主体で主要ドルストレートが下がる流れのなかで
なぜかドル円が下がる。

書いてて、ややこしくなるが、つまりは
これが、ドル円が幻通貨であるゆえんである。

ひさびさに幻通貨について触れてみたが
ドル円は、円安基調の今にあっても、幻通貨としての存在感は健在である。

こちらのトレードはといえば、

121.49でのショートは、昨夜欧州時間の121.20あたりで利食い
122.001のショートも、ここで利食いした。
その後、追撃を入れるも121.53あたりのロスカットで追撃はアウト。

ここで一端、ドル円はスクエアとなるも。

その後、121.608でショートを広い、それを保有している状況。

ユーロドルは当然のようにロングがあっさり刈られ

その後、何度がロングを入れるも、すべて刈られる。

その後、日もかわり、1.05代突入から断続的に買い下がったポジションの
ロングでようやく留まったというところ。

ということで、現在はドル円の売りと、ユーロドルの買いが保有状況である。

これはいまのファンダメンタルズを無視した意見ではあろうが
ユーロドルについては、どうしてもショートを入れることができない。

その理由は、ドルの買いが、利上げ観測があるとしても
そもそもないと思っていることと

ユーロについては、これままあ、
もともとこちらとしてもそんな価値を感じてはいないが
量的緩和がどうとかあり、先安感がいなめないとしても。

ユーロが崩壊、ユーロ暴落がフィクションであるとずっと思っていることと
また、ギリシャが離脱しようがしまいが、その前提はかわらない、と思っているのがある。

現在の相場付きが、ドル買い、ユーロ売り、のトレンドか大きくユーロドルが下がるのに比して
個人的には、ドルは買いたくない、
というのとユーロが売られすぎるほどでもない、
と、こちらとしてはちょっと消去法的すぎる組み合わせながら
結果、少なくともユーロドル売りという結論には、なりがたいのである。

ただ、相場の正解は相場にしかなく、現在までの明確なまでのユーロドル下げトレンドを考えれば
それがいまの現実ではあるのだが、
だからこそ、これまでユーロドルは、トレードを避けていた。

今後もこの相場付きが続き続けるなら
ユーロドルの下げにベットしたくない自身としては静観し続けるしかないのだが、
いまはちょこちょことユーロドルの買いを打診している昨今である。

本日、明日あたりで、ユーロドルが1.065あたりまで戻してくれば
週末に向けて面白い展開が望めそうだが、本日の相場はどうなることであろうか。

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△現在保有ポジション

USD/JPY 121.608 S

EUR/USD 1.05229 L 1.0595 L 1.05413 L 1.05647 L 1.05656 L