ロンドンが動かないと、NYも動かない…というか、動けない。

本日未明

ポンドドルショート、ユーロポンドロング、

ドルカナダロングを微益で決済し

 

109.80あたりからドル円の買いを仕込んだが、

 

本日の相場は絶望的に動かない

かつ、現状、裏目になっている。

 

ドルカナダこそ、どのみち値動きがなく微益に終わっていたが

 

ユーロポンドは30pips強、ポンドドルは最大で60pipsあまりのもの利幅を取ることができていた。

 

昨日のクソ投機の利食いがメインとなり、

ドル円ロングに持ち替えていなれば…

という後悔が強い。

 

今週は、トレンドに乗り損ねたり

トレンドに踏まれたりすることばかりだった。

 

まず、ドルカナダ、1.3330アンダーから絶好のショートを持てていたものを、ようやくやや下落、となったところにもかかわらず

連日の高値膠着から、下押しを限定的と考え、

ショートを捨てて、むしろ、小口のロングで買い向かってしまった。

 

結果的に、大きなトレンドとこれがいえるかどうかはともかく

ドルカナダは1.3240割れまで下落が進んだことから100pips近くの利幅をみすみす逃したことになる。

 

次いで、昨日に戻り売りを講じたポンドドルショートは、ポジションをホールドした結果

1日で100pips超の上げ幅となる上昇をもろに食らい

含み益が含み損に変わったことはおろか

売り上がったショートポジションがことごとく損切りを食らう結果となった。

 

昨年から続く自分の悪癖は

トレンド消滅末期に、すでにトレンド転換を狙って逆張りすれば、その最後のトレンド増幅で損切りされ、

そのピークアウトを終えてトレンドが転換した後になって、その転換に気づくのが遅れ、転換を始めたトレンドに対して押し目や戻りを狙うべく、すでに消滅したトレンド方向に入り直し、結果的に損切り、ということばかりを繰り返している。

 

トレンドの転換の判断が常にワンテンポずれており、

トレンドに乗れないことはおろか

常に、その時々のトレンドとは逆の方向でポジション持ち、

転換前も転換後も、その伸びていく下げや上げの幅をもろに食らう、ということを繰り返してしまっている。

 

そして本日は本日で、まったく動かないドル円をロングし続け

地合いはむしろ売られ気味の流れで

やや劣勢な状況に立たされている。

 

本日のドル円はずっと値幅がなく

NY時間においても、小幅なレンジを繰り返し続けているが

 

そのレンジが、自分がロングしている109.80を上限として109.70-80と上下に浮動している始末である。

 

自分の買値をレンジ下限とする109.90-80でのレンジなら、まだましだが

自分の買い値をレンジ上限とした、109.80-70のレンジ、とういうのが、

なんとも自分は持っていない、という昨年から延々続いている自分のダメさ加減を暗示するかのようである。

 

そもそもNY勢は、突き進むトレンドの増幅をさせることを得意としているため

あり得ない高値で買い上げたり

安値で売り崩したりすることは得意だが

 

膠着相場をブレイクさせることは、東京勢以上に不得手である。

 

NY勢は究極の後出しじゃんけん連中で

 

要するにNY勢が行うことは、ロンアニどもが作ったトレンドに対しての追認なのである。

 

これは、オセアニア市場や東京市場と異なり

NY市場がその半分近くの時間、ロンドン市場と重複しているからで

 

ロンアニにカウンターをあてて挑むよりも

ロンアニの推進力に便乗する方がむしろ勝算がある、と考えているからだろう。

 

まあクレバーといえばクレバーかもしれない。

ロンアニどもは、NY勢よりもはるかに力があるが、こうした小賢しさはない。

 

むしろ無邪気なクズどもで

そのクズが作った流動性に後のりし、そのトレンドをどこまでも追及しているのが、毎度毎度のNY勢のテンプレである。

 

それを踏まえて本日のドル円を見れば

東京時間22時あたりまではやや堅調に推移していたドル円

22時半の指標発表を契機にいきなり売りに転じることとなった。

 

米国の経済指標であっても、この時間帯はロンドン市場にも完全に重なっており

 

22時半の米指標の結果云々で大きく玉を動かす総量は。NY勢よりもむしろロンアニの方が大きい。

 

そこから23時半のNY株式市場オープンに至る流れの中でも

カウンター的な買いはほとんど入らず、

とはいえ、下値を追うこともないという流れ。

つまり、この時間で主導権を握っているロンアニは、売りとも買いともつかないポジショニングを繰り返しながら、

NY市場オープンを迎えることとなった。

 

NY勢のお得意はトレンドの増幅。

つまり、自身の参入時におけるトレンドの方向に順張りすることになる。

 

では、NY参入時に明確なトレンドがなかった場合、どうなるか、といえば、

 

NY勢もまた明確な方向性を作ってこないことが多いのである。

 

上昇トレンドならば、日通し高値からさらに買う

下落トレンドならば、日通し安値からさらに売る。

 

こんな高値買いや安値売りは、

一般の個人投資家などからすれば、怖くてとてもやれない者も多いように思えるが、

 

前日の本稿でも述べた通り、

大口の投機豚にとっては

新値作りとなるような、高値からの追っかけ買いや安値からの追っかけ売りこそが

トレード戦略上、最も優位性が高い方法なのである。

 

相場がレンジ状態にあるなかで、高安をブレイクさせトレンドを鮮明化させることができるのは、世界の各市場のなかでロンアニのみ、といってよく

NY勢は実は、そんな力は持ち合わせていない、と思っている。

 

一見すると、買いで言えば

レンジの安値圏からレジスタンスを抜き、ブレイクアウトさせるほうが

新高値のところからさらに買ってレートを上げるよりも労力がいらないように思えるかもしれないが、

 

ブレイクアウトさせる方が、新値からの高値追っかけ買いよりもはるかにパワーが必要となる。

 

レンジというのは売り買いが拮抗しているというわけで、

レンジの高値にも安値にも同数量に近い、逆張りの勢力がいる。

 

かつ、レンジの上下限では、逆張りの新規売りもふたたび入ってくることから

 

レンジ上下にそれぞれ10のパワーがとどまっているとしたら

レンジに近づくとき、そのレンジの際での逆張り勢力は、20ほどに膨れ上がる。

 

ということは、レンジを抜くためにはその20を上回る買いのパワーが必要となる。

 

それに対して、レンジが抜けた後は

20あった逆張り抵抗勢力損切りで、10や5に減り、さらに、この減った分の数は損切という順張りにとって加勢となる圧力となってくれる。

 

例えば、20pipsのレンジ幅をブレイクさせるためには20の力が必要なのに対して

 

レンジがブレイクした後は、このレンジ幅と同じ20pipsであっても

10の力、ことによると5の力ですら、

対抗勢力を踏みあげることができるのである。

 

この原理を理解しているであろうNY勢は、

相場がレンジにあるときは、

自らが率先してブレイクアウトさせるような玉をぶつけてこない。

 

ぶつけない、というよりは、ぶつけるだけの力がない、といってもいいかもしれない。

 

NY時間にブレイクアウトが生じるときは、ほぼ間違いなく材料発生時にかぎられ

しかもその材料発生における急騰や急落のそのほとんどは、

ロンアニのごとき新規仕掛け玉というよりは

利食い、もしくは損切りをともなった

ポジション解消の投げである。

 

だから、NY市場のブレイクアウト

ロンドン市場のそれが、連続的な買いや売りによるブレイクではなく

一直線の火柱のような陽線、陰線となることが多いのだと思う。

 

NY勢とロンアニは同じ穴のムジナで

NY勢は、ロンアニのポジションを切ってこない、

というのは、厳密に言えば

切らないのではなく、切れないのである。

 

NYがロンアニのトレンドを増幅する方法ばかり取ってくるのは

まずその方法が、大玉を動かせる豚にとっては最も優位性が高い取引になることはもちろん、

カウンターを当てててのロンアニを踏み上げたり押し下げたりするだけの力を、そもそもNY勢は持ち合わせていないのだろうと思う。

 

それでも時に、ロンアニの損切りを誘発する急騰や急落がNYで起こるだろう

という話は

前段で述べた通り

ある材料に反応し、既存ポジションの投げを行っているにすぎず

その急騰急落におけるNY勢はむしろ買っているどころか、場合によっては負けている。

 

東京勢がNY勢の奴隷である、というのは

折に触れ、自分が述べていることだが

NY勢は、ロンドンの顔色をつねに窺う小心者である。

 

もちろん、新値を作る巨大なトレンドはNY市場でこそ発生し

それをみればあたかもNYこそが王者であるかのように見えるが、

 

そのトレンド増幅の起点となったのは、ほぼ毎回、ロンアニどもであり、

そのロンアニが作ったトレンドを保険として

新値作りの高値追い安値追いという

大口ならではの、最も優位性の高い取引戦略によって

NY勢はより大きな高値や安値を追っているに過ぎない。

 

とはいえ、高値や安値の大幅な更新や、ロンドン市場以上の力強いトレンドを作るのがNYであるがゆえに

 

NYは王者のように東京勢からはもちろん、ロンドンからもみなされているかもしれないが

 

実は、ロンアニこそが最凶であり

それを知ってか知らずか、力はあってもオツムの弱いロンドンは、NYをほめそやし

NY勢も実はロンドンの顔色をうかがっての後出しじゃんけんをしているだけであるのに、

その知性を誇り、ロンドンに対して王者ぶっているようなものである。

 

言ってみれば、実は力の面はロンドンにはるかに劣っているにももかかわらず、発言力や人脈や知性を豊富に持つ上司に対して、実はそれよりはるかに強大な力を持ちながら、その部下として、上司におべんちゃらを言っているような感じである。

 

そして、東京勢は、そんな構造も理解せず、そんなNYという名の上司を妄信し、尊敬しまくっている、というのであろうと思う。

 

 

 

 

ポンド売り、ドルカナダ買いのポジションを全て利食いし、スクエア。ドル円買い

GBP/USD  S  1.30639  1.30612 → 1.3052 利食い

EUR/GBP  L 0.83032  → 0.8307 利食い

USDCAD  L 1.32442 → 1.3259 利食い

 

上記で全て利食い

 

変わって、ドル円のロングを入れ直した。

 

ポンドの下落期待、ドルカナダの戻り期待はまだ継続した見立てであるが、

 

現状のそれぞれの底堅さと上値の重さを考えると、

これ以上、現状の圧力に逆向かうポジションをホールドし続けることには、リスクしか感じなくなった。

 

変わって買うことにしたのがドル円

 

ドル円は上値の重さを感じさせてならないが、

リスクオンの本日の相場においても、ロンアニNYとも下値を買いで拾っており、

底堅さが感じられる。

 

本日東京早朝の突然のドル円の投げ売りにはショッキングさがつきまとい

さらには前営業日の安値も下回ったところは、さらにネガティブさが捨て切れなくもなったがら

でありながら、下げ幅を限定的とし、現状、前営業日の安値を再び上回った流れを重視して、ドル円の買いに切り替える。

 

ドルカナダは本日は底割れを守ったものの、

本日の上値の重さを考えると、1.3330アンダーが戻り天井ですでにトップアウトしている可能性も高まっており、ドルカナダが明日再開した場合、ドル円の戻りが逆相関で進む可能性が高まる。

 

ドルカナダが下げる場合、ドル売りなので、ドル円が売られるようにも思えるが、

いまはドル相場ではなく、

ドルカナダが下げる場合は、リスクオフのドル売りという形で、カナダドル円などのカナダドル買い円売りなどが勝り、ドル円は逆相関のの上昇を作りやすい。

 

ん?

 

これって、自分は今後のリスクオンのドル安相場をイメージしているということか…。

 

となると、本日のポンドドルの上昇は、ドル安相場をあらかじめ予見した、真の上昇ということか。

 

ううむ…

 

それであれば、現在のポンドドルの戻りは、継続的なものとして認めなければならなくなる。

 

どのみちその答えは明日以降の相場が教えてくれるだろう。

 

とにかく、いったんカナダドルやポンドから離れることにする。

 

しかし、ドルカナダは下値レンジが上抜けしないからやめたのに、やめた途端にレンジを上抜け、

ユーロポンドも0.8310アンダーで膠着していたのに、それを上抜け。

ポンドドルも自分がやめたとたん、1.3050をし下抜けた。

 

やめた途端これである。

 

もうFXそのものをやめたくなってくる。

 

ポジション

USD/JPY  L109.778 109.800 109.802

 

 

 

 

結局、今回もロンアニどもの思うツボか…

 

本日の滅茶苦茶なポンド買いによる大量損切りの誘発により

ショートを切り刻まれた豚どもは

NYに至り、ついに買いに転じてきた。

 

NY定番のモメンタムうじ虫の選択もポンド買い一択で、ポンド売りを行う気はゼロの感じである。

 

昨日のドル円相場もそうだが、

110円をのぞいたドル円は、

東京早朝のコロナウイルス報道の投げ売りが発生するまで、

NY市場においては、一切の強い売りが出てこなかった。

 

これがNY市場であり、

カウンターを当ててロンアニを切り崩す、ということなどほとんどしない。

 

カウンタートレードやトレンド転換は、そのほとんどがロンアニの仕事で

 

だからこそ、為替市場は

買いの場合は

ロンアニのアップトレンド生成

NYのアップトレンド増幅

東京のNY様の追随の追っかけ買い(ここでNYが利食い

そして、ロンアニの東京刈りの売り、およびダウントレンド転換

 

を繰り返すこととなり

為替市場で搾取されるのは大枠で見ると東京勢のみ、ということばかりが起こる。

 

そんな流れ踏襲するかのように

本日においても、ドル買い相場においても続く、地合いと真逆のポンド買い相場の日通し高値位置から、NY の豚たちは、さらに高値を追う、という、ポンドの売り方からすれば、悲惨な相場が展開されている。

 

ロンアニどもにしてみれば、笑いが止まらないほどの、思い通りのNYの展開である。

 

NY勢のポンド売りへのあきらめにも満ち満ちたポンドの追随買いがまさかのロンドン高値も更新されたところで、すべてのポジションを決済し、いったんスクエアとした。

 

ポジション

GBP/USD  S 1.30430 1.30421 → 1.3051 損切り

USD/CAD  L 1.32463 1.323831 1.32604 → 1.3242  決済(利食い損切り

EUR/GBP  L 0.83311 → 1.0305 → 0.8320 損切り

 

 

ドルカナダまで損切りする必要はなかったかもしれなないが

 

ポンドがこれ以上上に進むようだと

本日のリスクオン地合いを全く無視した

ポンド主役相場の

ポンド買いによって、

ドルカナダも大きく下にやられると考え

いったん、スクエアとしてポンドドルの血迷った買いの連打がどこまで続くかいったん見ようと思ったからだ。

 

ポンドドルは、1.3060アッパーからさすがに上昇に陰りが見えてきたため

 

再度、ポンド売りとドルカナダ買いを積みなおした。

 

ユーロドルは本日も下値追いがやまず

昨日更新した年初来安値を本日さらに更新してきた。

 

ユーロドルがこれだけ一方的な下げが進められているということは、それだけドル買いが強いということなのだが、

 

それをはるかに上回るのがポンド買いである。

 

ポンドドルが100pipsの上昇というのも、ドル買い地合いにおいては、かなりのものであるが、

 

ドル買い地合いの影響を免れきれなかった豪ドルドルからの、豪ドルとポンドを比べた時の値幅は前日比200pipsに迫り、かなりめちゃくちゃなものとなっている。

 

ポンド豪ドルほどではないにせよ、ポンドドルが前日比100pips以上ものプラス圏にあることは、ドル買い相場の地合いから考えると、かなり異常である。

 

ともにドルストレート通貨であり、ともに欧州圏通貨でありながら

ユーロドルとポンドドルがここまで逆相関を作ることもきわえて稀で、

 

ユーロ売り相場が生み出した相場の歪みは、本日においても継続している。

 

とにかく、ユーロの地合いを見る限り、ポンドがドルに対してここまで買われていく理由が、個人的にはまったく浮かんでこない。

 

本日のドル買い地合いは

ポンドをのぞくほぼ全通貨において、対ドルで弱含んでいる。

 

本日のリスクオン地合いは、ドルとともに円の強さも生んでいるが

 

ドル円と各クロス通貨が対円で弱含んでいるのに対して

 

ポンドのみ、対円においても強含んでいる。

 

ユーロがあらゆる通貨に対して弱含んでいるのと対照的に

ポンドはあらゆる通貨に対して強含んでいるのだが、

 

ユーロの弱さが現在のドル買いリスクオン地合いに準じたものであるのに対して、

ポンドの独歩高である理由は、各通貨の相関性からはまったく読み取ることができない。

 

でありながら、ポンドは執拗に買われているのは確かで、

その理由はテクニカル的な形状、という他、自分に説明するすべがない。

 

この不可思議な状況を、世のアナライザー諸氏はどのように分析するのだろう。

 

テクニカルの高値を抜けて損切りを誘発した、というのは芸がなさすぎる。

 

そんなの見れば誰でもわかることなので、

できることなら、EUとの交渉で誰がしがなんとかとか、英議会でなんとか、とか、もっともらしい内容を期待したいものである。

 

いや、ブレグジッドがらみの内容はNGである。

 

この理由からファンダメンタル的にポンドの買いを正当化するとすれば、

ひとつの矛盾が生じる。

 

ユーロの下落である。

 

ブレグジッドネタに関連付けられるようなポンド買いの材料ならば、それはブレグジッドの相手国EUにとってもポジティブな意味をもつこととなり、

 

ポンドの買いに対して、これほどまでに逆相関しユーロが売られるという説明にならない。

 

その意味では、本日のポンドの上昇をファンダメンタルから説明づけるためには

EUとはなんの関係もない、英国の独自要因が理由となる必要がある。

 

しかも、現状のリスクオンのドル買い地合いを大幅に無視できるほどの、英国独自のきらきらの材料である。

 

そんものあるのか!

というのが自分の率直な感想だが、

 

そのもやもやを解消する意味でも、本日のポンド高について、アナライザーたちの屁理屈(?)に期待したいわけだが、

 

とにもかくにも、ポンドは、現在のドル買い相場にただ唯一逆らった動きで買われ続けているのはまぎれもない事実である。

 

自分としては、

相場観をフラットにして、ドル買いのみに贔屓目にならず、現状を考えると、

 

現在の市場に漂うドル買いのムードと

ポンド買いのムードは完全い矛盾していることから

どちらかが真っ赤な嘘、であるように思っている。

 

では、現在のドル買い相場が嘘であるとすればどうだろう。

 

いまあらゆる通貨ペアに派生しているリスクオンのドル買いの流れは、すべてダマシで、

ポンドのみがその嘘を見抜き、先行してドル売っている、ということになる。

 

要はポンドのみが真実を語っており、その他通貨ペアのドル買いの値動きはすべてまやかし、ということである。

 

それに対して、現在のドル買い相場が真実で、ポンド買い相場が嘘であったとしたらどうか。

 

市場はドル買いに傾斜しているが

その流れにあえて逆らい、投機的なポンド買いドル売りを繰り返し、まっとう(?)な大局観にもとづきドルを買い持ちしている買い豚を損切りにあて、レートを上に跳ねあげたという、一部の強欲が捏造したふざけた相場が本日のポンド買い、ということになる。

 

つまり、ポンド買いは先々を想定したものでは一切なく、刹那的な投機判断にすぎない、ということである。

 

ポンドがあらゆる通貨が語れない真実を唯一語っている通貨か

それとも、ポンドという通貨の流動性を利用し、現在の真実に逆らった投機を強欲どもが繰り返しているだけか。

 

前者である、と考えるものは、ポンドを買えばいい。

 

しかし、自分はポンドを売る。

 

真実を語る本質的な通貨がポンドであるなら

なぜ、この通貨に殺人通貨、などという物騒な呼称をつけられているのか。

 

ポンドは真実を語る通貨どころか

投機がおもちゃにする投機通貨であり、

その通貨的価値は、投機の豚どもによって、英国で生きる市民や企業の生活をときに脅かし、その通貨の価値すらも毀損されかねない状況に日々置かれている、とさえ思っている。

 

英国の信頼性に反して、ポンドをまともな通貨であるとは、自分は露ほども考えていない。

 

ただ、現在のレートにおいて、ポンドが高すぎる、安すぎる、といったことは思わない。

 

ユーロはそもそもガラクタのような通貨につき、現在でも高すぎる水準である。

 

しかし、ポンドは現在のレートが高すぎるとも安すぎるとも実感が抱きがたく、

 

ただただ投機的に変動幅を狙われているだけの通貨がポンドだと思っており。

 

ポンドにおいては

例えば現在のポンドドルが1.350にあるからといって、

それが2.0に暴騰してもなっても、1.0に暴落しても、その実勢値については驚かない。

 

そもそもポンドという通貨ほど適正価格というものが存在しない通貨もないと考えている。

 

だから、本日、ポンドが100pips買われた結果について、1.3050アッパーの水準が高すぎるなどという実感はさしてない。

 

思う点は1つのみ。

 

現在のドル高相場において、ポンドのみが買われる、という動きは、投機的かつ大衆を騙す詐術的な動きであり、

この詐欺的な上昇に買いでついていくことは、この先起こるであろうポンドの救いのない下落における、格好の下げの燃料となるだろう、ということである。

 

ポンドに救いのない下落が起こる、というのは、ブレグジッドが云々でポンドが暴落するという意味ではない。

 

本日のようにドル買い相場で下がるべき時に不当に買い玉が積まれ続けたポンドは、

下落に転換したとき、この投機玉の損切りにより、落ちる必要のないところまで下落する可能性が増している、という意味である。

 

そして、この先、ポンドが再度下落をはじめたとき

その下げの燃料となるのは

本日、不当なまでに投機買いを仕掛けた豚どもの玉ではない。

 

こいつらは、高値レンジ圏を形成されるたびに、そのレンジ高値で利食いし、

ある投機は売り玉を仕込んでいるように思う。

 

ポンドドルの下落が再開されるのは

このレンジディールが続かいないと判断し、レンジ下限で本日現れた買いの投機豚などが利食い売りを始めた時である。

 

投機の豚がこのレンジ下限でのあきらめ利食いを行うときは、短期足ではっきりわかる陰線が作られるよう。

 

本日で言えば、0:55ごろに現れた1.3060アッパーからの陰線。

 

ここを見る限り、

現在、すでに本日ポンド買いを仕掛けてきた投機の買い豚どもは、暫時消え始めており

それでも買われていくというのは

もはや、現在を押し目買いとみて、こんな高値圏でもトレンドフォローを気取って買ってくる大衆どもだけなのではないか、とすら思えてきている。

 

以前、押し目買いや戻り売りがクズプレイ、と述べたことがあるが

 

このクズというのは、ろくでもない、という意味というよりは、ゴミクズ、というのに近い。

 

ゴミクズだからといって、ろくでなし、という意味ではなく、チリのような存在である、という意味である。

 

相場に投機を仕掛ける、悪辣、という意味でのクズどもは、押し目買いや戻り売りなどしない。

 

こいつらは、高値をさらに買い、安値をさらに売っている。

 

リスクリワード無視の危険なことをしているわけではない。

 

大量の資金を持って相場を翻弄できる力を持つなら、実は理論的には、これこそが最も優位性の高い方法なのである。

 

高値をさらに買うことで、その買いは、既存の売り玉の損切りでの買いというカバーによってレートが成立する可能性が高まるため、買いの投機豚の買いレートは、ほぼ確実に買った後のレートを下回ることになる。

 

つまり、勝った途端に含み益、とうことである。

 

それに対して、新規の売り玉とマッチングするような買い玉をぶつけた場合、

売り玉と買い玉は双方で吸収され、

理論上、その数が同数なら、レートの変動はプラスマイナス0となる。

 

押し目から再度買っても、売り玉の損切りを打ち抜いていけば、レートは上がるがゆえに同じだとも思えるかもしれないが、

 

レートがいったん下に降りてきている段階で、既存の売り豚はその下落過程で利食いをしている可能性もあるため

原理的には押し目買いは、新規の買い玉に新規の売り玉にマッチさせることのほうが多くなる。

 

それでも、買い玉の総量が多ければ

売り玉10に対して買い玉20の場合で考えるとその差数10分、レートがあげられるものの

後半の10側に回った買い豚は、高値での買いをつかまされることとなり

上の水準での売り玉が20あり、買い玉が自分以降にいなければ、勝ったそばから下押しされることとなる。

 

要するに、大玉を張れる短期投機の豚どもにとっては

押し目買いや戻り売りをするよりも、高値買い安値売りで突っ込んでいったほうが、はるかに優位性のあるトレードとなるのである。

 

自分がもし1000億、1兆たんいの資金を動かせるとした場合、

決して押し目買いや戻り売りはしない。

 

高値を追っているということは、別の買い豚も買っているということなので

そこに自分も買い玉を入れて加勢し、さらなる上値追いの助力とするだろう。

 

この高値追いは、最終最後の買い玉に自分がならないかぎりは、どこまでも有効である。

 

投機の買い豚連中は、直近高値の上まで目標値を求めていることがほとんどであるはずで、

いったん買いが始まれば、高値圏を超えてなお買うということをしない限りは、自分が最後の買い手となる可能性はほぼない。

 

そもそも直近高値を抜いてしまえば、そこから買う豚はまずいなくなる。

 

それでもレートが上がるのは、損切りが誘発されるからである。

 

その意味で、買い豚が最も警戒すべきは

直近高値を抜く手前で

売り手の総量が買い手の総量を超えてしまうことだけであるといってもよい。

 

投機的な買い豚が心配すべきところは、極論すればここだけで、

 

その兆候をとらえ、速やかに逃げられるかぎりにおいては、

押し目買いや戻り売りよりも、無謀とも見えかねない新値を追う高値買いや安値売りが、実は最もその優位性が高いこととなる。

 

だから、自分は小口の豚でありながら、投機の豚に真に便乗する意味で押し目を待つよりも高値で買い、安値で売ることも多い。

 

もちろん、これは強欲極まる高値追い安値追いの追っかけトレードであり、

失敗した場合はかなりの高値掴み、安値掴みとされることとなるが、

 

成功した場合は、買った瞬間より含み損が消滅し、かつ以後簡単に値幅が取れ、その値幅も押し目買いや戻り売りよりもはるかに大きな値幅が取れる。

 

突っ込んで買っていけ売っていけといっても、唯一、やってはならないと思うのは

ブレイクアウト時の突っ込み売りや突っ込み買いである。

 

ブレイクアウトすると、ほぼ確実に一定数の仕掛け豚たちが利食いする。

 

買いであれば買い豚の総量が減り

売りであれば売り豚の総量が減る

 

高値追いや安値追いは、自分が乗っかる勢力の総量が一切減らず、既存の豚の損切りをさらに自陣の側へ付け続けるということが、重要で

 

自陣の総量がほぼ確実に減少するであろう、ブレイクアウト後からの順張りは、その原則に反している。

 

その意味では、最も有効な手は

新値が作られそうな、もしくは作られ続けている一方的な安値追いや高値追いに追随して乗り、

ブレイクした瞬間に利食いするということになる。

 

追っかけての売り買い、抜け期待の手前での抜ける前からのポジショニング。

 

これらはどちらも教科書的なディーリングにおいては

リスクリワードが最悪だとか、欲深だとか悪手と言われている戦略であるが、

 

市場が不確実に動き、1秒先さえも売り買いどちらにおいても100%の優位性が確保されていないという、相場の世界においては

実は最も優位性の高い戦略だと自分は考えている。

 

ただ、この戦略の欠点は、当然、勝率が100%ではないことから、相当に早い損切が必要、ということである。

 

どのくらいの早さかというと

数pipsどころではない、0コンマいくつのアゲインストでの損切が必要ということである。

 

その意味で、この最も優位性の高い順張り戦略こそ、AIが最もそのトレードを得意としているものであり、

 

だからこそ、日々、金融市場においては、人間に代わってAIのトレードが増え続けていることも、理にはかなっている。

 

その意味では、本日のポンドの不合理かつ理不尽な上昇は、

現在の市場をAIが席巻しつつあるから生じたことであり、

AIが存在する以前の人を介したトレードであったら、決して起こらなかった流れであったようにも思えてくる。

 

まあいずれにしても、

ポンドはやはり滅茶苦茶である。

 

ポンドは、基本、まともに取引したくない通貨の筆頭であることには変わりない。

 

そもそもポンド相場は、その他通貨の事情や地合いを考慮すること自体が、無意味なのかもしれない。

 

ポンドを主に取引するトレーダーの多くは

その他通貨の状況や、株価、商品、債券などの金融市場の相関性などいっさい考慮せず取引していることが多いように思う。

 

ポンド取引においては、実はそれが正解なのではないか、と最近の相場をみているとあらためて考えさせられる。

 

ポンド以外の通貨においては、そういうやり方は到底通用するとは思えないが、

ポンドにおいてはそれが通用する。

 

本日のポンドにおいても、株安だとか、リスクオンのドル高地合いだとかいっさい無視してポンド相場だけを見ていれば

それほど不自然な動きではない。

 

昨日高値がブレイクされ損切りが誘発され高値追い、ロールリバーサルを考慮し始めた豚たちが目線を買いに切り替え、高値圏でも買いを積み順張りしていく。

 

まあ、為替相場におけるトレンド発生とその後を考えれば、上記の流れはそれほどおかしくはない。

 

問題は、この流れが、ドル買い相場であり、ドルが売られるには不合理ななかで、平気で生じたことである。

 

言ってみれば、日々、暑さの続く季節の中、冬物のセーターの価格が日々値上がりしていくような感じである。

 

もちろん、真夏であっても綿花価格が上昇し、セーターの製造原価が日々増加する結果、真夏であってもセーターの価格が上がっていくということはあるかもしれない。

 

しかし、現実世界において、だからと言って、その高額なセーターを真夏に仕入れ、そのままの利益率で店頭に並べるバカはいない。

 

むしろ利益幅を下げ、値下げすらやるはずだ。

 

しかし、為替相場においては現実的にはとうてい不可能な話でも、平気に現実化してしまう。

 

そして、その不自然さに投機の豚たちも、確信犯的に乗っていくのである。

 

やはり金融市場は、現実世界から乖離した虚業の世界であり、社会になんの実益ももたらさない、虚飾にまみれた世界である。

 

ポジション

GBP/USD  S  1.30639  1.30612

EUR/GBP  L 1.03032 

USDCAD  L 1.32442

 

 

 

 

 

 

 

 

強烈なダマシによりポンドポジション、傷を深めて損切り…売り直し

ポンド相場がいきなり下に崩れ

ポンドドルは下に飛び

ユーロポンドは上に跳ねた。

 

ユーロポンドに下値膠着感があったところなので、ここでようやくピークと考えユーロポンドを買い増し、ポンドドルを売り増ししたが

そこから切り返して、ポンド売り起点の高値抜けである…。

 

これにより、ポンドポジションはすべて損切り…。

 

ポジション

GBP/USD  S 1.29786 1.29752 1.29785 → 1.3298 損切り

EUR/GBP  L 0.83706  0.83768 → 0.3756 損切り

 

自分のように考えたポンド売りの豚も多数いたのだろう、

この下げの振り落としからの上げで、

この転換期待のポンド売りの豚たちは

本日の欧州ロンアニのポンド買い仕掛けの上げの燃料とされてしまった。

 

こうしたやり方で、ロンアニどもはデイの値幅を取っていくのだ…。

 

無茶苦茶な投機玉であっても

短期レベルでは、1.2960アッパーまで沈めてからの1.3340アッパーまでの買いなので

80pipsは値幅を稼ぐことができた。

 

ユーロポンドは0.8350という下げの超過水準をぶち抜いて、0.8330アッパーまで…。

 

滅茶苦茶なまでのポンド買い投機だが、

これも相場…

 

売り豚の損切りを切りまくるチャンスとなれば

どんな滅茶苦茶な超過水準にあっても、ここぞとばかりボンドの買い玉を積み続けるのがロンアニどもである。

 

本日のダマシは、強めのレジスタンスの損切りをぶち破るためには、敵ながら、巧妙な策である…。

 

まずレンジを下にブレイクさせれば、

当然、自分のような追っかけ売りが増える。

 

これを踏みあげていけば、下げの起点となった1.2980アッパーに、まず最初の損切ができることとなり、ここでの損切が、さらなる上昇の推進力を作る。

 

この段階で、買い投機の豚たちにとっては

自分たちの買い仕掛けのみならず、売り豚の損切り玉も買いのエネルギーとすることができるのだから、2倍の力を得られる。

 

つまり、買い豚どもにとっては、手綱を緩めるところか、一気に滅茶苦茶にポンド買いの玉をつみまくるチャンスである。

 

ここから一気に買い上げれば、

ここでの買いは自分だけの力ではなく、売り豚の損切りの買いもエネルギーとできる。

 

買い仕掛けの豚と、望まぬ援軍とされた売り豚の損切りが、巨大な買いのエネルギーとなり、

直近高値の損切りを抜けば

さらに援軍となる売り玉の損切りが増える。

 

本日のリスクオフのドル買い地合いと

昨日からの流れを見れば

本日のポンド買いは、完全に市場の大局から逆行しており

だからこそ、1.3000前後の水準では、かなりの損切りがあったはずだ。

 

ここがロンアニの買い仕掛けどもによって

根こそぎ刈り取られた痕跡が、

1.2960アッパーから、1.3040アッパーまでの投機買い相場の痕跡である。

 

ポンドドルは、やはり1.33の戻り水準を試し、試すどころか、そこから40pips超上値を稼いできた。

 

やはり安易な押しをピークアウトと考えず、戻りをしっかり待つべきだった。

 

自分のポンドポジションは、

このロンアニどものここぞというばかりの投機仕掛けで

ポンドドルが1.33手前水準

ユーロポンドは0.8350割れ水準で

根こそぎ損切されたが

 

1.3300超過の水準こそ、自分がポンドドルの売りを考えていた水準である。

 

ということで、1.3320あたりで頭打ちとなったとこで、1.3320アンダーから再度売り三有したが、

 

盗人に追い銭状態で

ここももう一段の買いで破られまたも損切り

 

再度、1.3330アンダーの水準から売りを入れるもこれも損切り…。

 

1.3040アッパーの水準から再再度のショートを入れたところで、ようやく上げどまった。

 

現在のドル買い地合いで、

ユーロドルも弱含むなかでは

ポンドドルのみ上値を追い続ける必然性にかけ、

だからこそ、高値水準に達するたびに多くの新規ショートが積まれているのだろう。

 

これが高値を抜かれるたびに、当然損切りが置かれているわけで

短期の買い投機のロンアニ豚どもは

このないと思われる高値の水準ですらさら買いを入れることで

次々に新規売り豚たちの損切りを刻みまくっているのだろう。

 

非合理がゆえに、新規の売り玉は増加を止めないし、ただし

これら売り玉は現状逆張りとなるため

損切位置も浅い。

がゆえに、損切りも容易いのである。

 

ただ、非合理はどこまでいっても非合理である。

 

リスクオンが強まりドル買い相場にあるなかにあって、

それに殉ずる豚たちが売り玉を作っているのは、当然のことである。

 

そして、これをあざ笑うかのようにさらなる買い玉を積み続け、損切りを奪い取り続けるロンアニはそれはそれでやればいいが、

 

この市場の地合いに逆行し続けるドル売りポンド買いを無限に続けられるわけがない。

 

現在のロンアニがやっていることは

市場のモメンタムに完全に逆らったものであり、

だからこそ、予想外の上昇に次々と損切りが誘発されているに過ぎない。

 

そもそも市場の織り込みというものは

その材料において最悪の事態を想定されたものである。

 

現在のリスクオフは、

コロナウイルスの世界的な拡大、

パンデミックリスクを恐れたものであるが、

 

例えば、本当に新型肺炎が世界中に蔓延し、世界経済が壊滅したして

それでも、英国だけは繁栄を謳歌しているとでもいうのだろうか。

 

本日、ポンドを執拗に買っている連中は、そんなことを露とも考えず、1日の利幅を狙う投機買いをしているだけだろうが、

 

織り込みという相場の状況においては

ひとときの値幅を狙うということではなく、将来のリスクを織り込んでポジションを積む豚にとっては、

いまポンドを買うということは、

上記のような異常事態(世界が滅んで、英国だけが栄えている)、というパラレルワールドのような状況を織り込むということである。

 

そういう意味からも、いくら短期の豚どもがポンドを買い漁ろうとも

本日の状況でポンドを買うというのは、

大局から見ればありえないやり方であり

 

そういうことで、あらためてポンドを自分はなおも売る。

 

ポジション

GBP/USD  S 1.30430 1.30421

USD/CAD  L 1.32463 1.323831 1.32604

EUR/GBP  L 0.83311

 

 

ドル円損切り、ポンドドル利食い。現在の相場はドル相場ではない…ポンドドル売り増し、ドルカナダ買い増し。さらにユーロポンドも買い

昨夜、110.10アッパーまで上値を伸ばしたドル円は、結局、東京時間の下げで損切りされた。

 

USD/JPY  L 109.862 109.973  110.000 → 109.81 損切り

 

結局、昨日のロンドン市場での110.06での利食いから、さらに上での利食いはかなわず

含み益にあったドル円をそのままホールドし続けた結果、損切りになった。

 

ドル円については、次のターゲットを110.18に置き、さらに110.30アンダーまでの戻りを狙っていたため、この損失は仕方なかったとあきらめる。

 

損切りは、自分がチャートを見ていないところで生じてしまっており、

いくらNY勢が上げてきても

やはり110円より上のゾーンは、東京勢にとっても売り場となってしまうようだ。

 

本日はまたぞろ、コロナウイルス問題が材料視され始めたようで

市場がこの材料視し続ける限り、一方向のトレンドがなかなかでなくなってしまっている。

 

見ていいないなかでの決済、という意味では

ポンドドルのショートについては

一部、指値利食いにヒットし、利食いされていた。

 

 

GBP/USD  S 1.29752 → 1.2945 利食い

 

直近安値1.2950下に利食いを置いていたところ、こちらは突っ込んでヒットしたようである。

 

その後、切り返しが起こり

16時からの欧州参入からさらに買いが加速し、ロンアニどももそれを拾って、1.2980アッパーまでポンドドルはレートを戻してきた。

 

ここで、ポンドドルを売り増しし

ドルカナダを買い増しすることにした。

 

コロナウイルス問題で、市場が右往左往し、トレンドの発生が起きにくい、ということは上段で述べたが

 

それでもトレンドが生じている通貨がある。

 

それはユーロ。

 

ユーロドルは、昨日、年初来安値も更新し、

安値追いが連日止まらない状況である。

 

やはり、年末のユーロドル売り、

1月末のユーロドル売り

この結果としては担がれまくって損切りを食らったユーロドルのショートは

大局としては誤っていなかった…。

 

何かといえばユーロは自律反発し、

強いのか弱いのかわからないところもあるが

長期的には下落トレンドを継続しており

またそれが転換する兆しは、ほとんどあらわれていない。

 

現在のメインポジションはユーロを絡めていないため、ユーロについてはこのあたりにしておいて、掲題の話である。

 

本日、ポンドドルを売り増ししドルカナダを買い増しした理由は、

現在がドル相場ではないと思えるからである。

 

もちろん、コロナウイルス問題などで市場がリスクオフに振れればドル買いに傾斜するが、これはあらゆる通貨が、ドルに対して売られているということで、

これは確かにドル買い相場ではあるが、

ドルを買うという主体的な意味でのドル相場とは言い切れない。

 

昨日のドル円の動きは、110円突破が仕掛けられ、それがいったん達成されたが

結局トップアウトした。

 

これは昨日の楽観的な株高、リスクオン地合いが、ドル以外の通貨を買うというドル売りの地合いを進め

結果的にドル円が上値を追えただけだった。

 

昨日、ドル円は上昇したものの

市場全体はドル売りに傾斜しており

ここでの起こったユーロ以外のドルストレート通貨におけるドル売り

例えばポンドドルの上昇、などが

ポンド円などにおける円安を促し

ドル売り以上に円売りが高まり、その結果としてドル円は上昇だけだった。

 

昨日の相場はドル売りの相場となったが

ここでのドル売りが、ドル主体のドル相場としてのドル売りであったなら

 

ポンドドルがドル売りで上昇したとしても

ドル円が上値を追うことは困難となっただろう。

 

ここでのポンドドルの上昇は、ポンド買いというよりは、ドル買いによるものであり

そうした消極的なポンド買いでは

ポンド円などにおいてもポンドが買われ円が売られる、という結果になりにくく

 

結果、ドルと円の関係においては、ドル売りが勝り、いくらポンドドルやユーロドルが上昇しようともドル円の上値は限定的となるはずだからだ。

 

その意味で、現在の地合いは、ドル相場ではなく、非ドル通貨相場

 

その主役は豪ドルであったりユーロであったりポンドであったりするが、

昨日についていえば、ユーロの独歩安相場であったと思う。

 

かねてよりユーロは主体性ゼロの消去法的に売られたり買われたりする通貨と述べているが

昨日に関しては、珍しくユーロが主体的に動く相場となった。

 

なぜ、突如、ユーロにこれだけの主体性が生じたのかはよくわからないところがあるが、

 

結果的に対ユーロのあらゆる通貨が売られる結果となり、

ユーロドルは下落しながらも、ポンドドルは上昇、豪度ドルドルは小動き

ユーロカナダは下落、それに追随してドルカナダも下落、という

ちぐはぐかつ、まちまちの相場展開が市場に生じることとなった。

 

ここで視点をポンドに移すこととするが

 

昨日、リスクオン地合いにおけるドル売りでの後押しと、それでも売られた陰の主役であるユーロの弱さが

ユーロポンドの下落からも見られるように

対ユーロにおいてもポンド買いを促し

ポンドは値幅のないなかでも堅調さを保ったが、

本日、ふたたびリスクオンのドル買い相場に傾斜してなお、ドル買いに勝ってポンドが買われるイメージがわきにくい。

 

さらに本日のドル円損切りに対してのポンドの利食い具合を考えても、

 

相場でトレンドを狙うなら

負うべきは、損切りされた通貨ペアよりも利食いがなった通貨ペアであろうと考える。

 

さらに言えば、本日、ふたたび新型肺炎リスクを材料ととらえたリスクオフに市場が傾斜していくとすれば

市場を覆うのはドル買いベースとなるが

主体的に売られるのは豪ドルとなる。

対ドルからのユーロ売りが継続しようとも

ユーロ主体で、ポンドは対ユーロで買われ続け、

かつ、ポンドのみ(?)が、対ドルで買われ続ける、ということには違和感を覚えざるを得ない。

 

ポンドドルは16:30あたりから突如仕掛けられた短期足レベルながら強めの大陽線が

短期モメンタムの買い仕掛け相場のシグナルとして意識されている感じがするが

 

この陽線は、

本日東京時間のリスクオンのドル買いから

突っ込んで売ってきた東京勢の売り玉を損切りさせる仕掛けの買いの領域を超えることはできないと思え、

これ以上の上昇力は持たないように思う。

 

ポンドドルは、現在安値圏にあるが

でありながら、かなり大き目の変動幅をもった持ち合いを下限域で形成している。

 

その値幅は120pips超で

ポンドにしては決して大きなものとはいえばいかもしれないが、

それでもポンドであっても、その値幅は決して小さいものではない。

 

このレンジの変動幅を再び下抜けすれば、

ポンドドルは大きく下値を追う可能性が決して低くはないように思う。

 

ユーロドルが年初来安値を更新し

3年ぶりくらいとなる安値域に到達した。

 

これはユーロの弱さというのもあろうが

その推進力にはドル買いの力も大いに働いている。

 

ただこのユーロ安は

ユーロポンドにおいてユーロ売りポンド買いを促し、

ドルとともにポンドも対ユーロで買われるという結果をもたらしているが

 

同じ欧州通貨であるユーロとポンドが

連日にわたり

ユーロドル下落のポンドドル上昇

といった逆相関を繰り返すとは考えにくい。

 

もちろん、その相関は

最近下がりすぎたユーロドルの自律反発を促す意味で

ポンドドル上昇に従うユーロドルの反発

という相関方向に収れんされていく可能性もなくはないが、

 

本日がリスクオンのドル買い相場に流れつつあるなかで

 

ポンドドルもユーロドルも

ともにドル売り、という形にはなりにくいよに思う。

 

それでも市場の動きがそうなれば、それが正解、と考えざるをえないので

ポンドドルがなおも上値を追っていくとするならば

どこかのタイミングでポンドドルは損切りしようと思う。

 

テクニカル的に、ポンドドル単体で見た時には、1.3000あたりまでは反発余地があり

その他通貨の事情を一切考慮せず、ポンドドル相場のみだけで考えれば

その自律反発で到達し売る戻り限界域まではポンドが買われ続ける可能性もかなりある。

 

短期足を見ると

ロンアニは、1.2950に近づくと、ポンドの強めの買いを入れていることがわかる。

 

ユーロポンドを見ても

対ユーロに対して継続的なポンド買いの圧力をかけており、

 

ポンドの買い仕掛けのブレイクをロンアニは徹底的に狙っていっていることがわかる。

 

ただ、ユーロポンドを見ると

ユーロポンドはすでに底値限界域に達しており、0.8380あたりからは、買いの意欲も見られる。

 

その意味では、ロンアニの本日のポンド買いは一枚岩とは言い切れず

ユーロポンドにおいては、むしろポンドの継続的な売りを阻もうとする勢力もいる感じがする。

 

ポンドの買い仕掛けの成否は

ユーロポンドが底割れするか否かにかかっているようにも思え、

ポンドの下落を見立てる自分としては

がゆえに、ここでユーロポンドも買うことにした。

 

ポンドが継続的な戻り相場を演じるためには

俗にケーブルと呼ばれる、ユーロポンド相場における下落の後押しも必要である。

 

ユーロポンドは0.84タッチから、急激なロンアニの売り仕掛けにさらされたが、

この下落は短期足のボラティリティとレンジ幅の変動率から生じることが想像できた。

 

ユーロポンドの0.8370までの下落はポンド買いの投機相場をロンアニが仕掛けるとすれば、想像できる流れである。

それに対して、ポンドドルのついては

短期足の変動幅から見て、ずいぶん無理のある動きをしている。

 

ポンドドルは短期レンジ幅の拡張の後

半値ほど押した後、再度切り返し、レンジ幅をさらに拡張する上げを見せた。

 

この強引な買いあがりは

強烈な買い相場においてはしばしばみられる動きだが

安値圏のレンジでは発生しにくい流れである。

 

なぜ、強烈な買い相場で発生しやすく、安値圏のレンジで発生しにくいかといえば

 

前者は、すでに主体的な買いが生じているところで買いが買いを生んでいる局面であるからで、

後者は、主体的な買いがまだ生じにくい気迷う的な局面であるからだ。

 

現状のポンドドルの相場は後者の局面であり、

でありながら、前者のようなチャートパターンを形成するということは

現在のポンド相場は大局的には気迷う局面であるにもかかわらず

欧州、ロンアニのみが、ポンド買いのモメンタムに群がり、買いに買いを繰り返しているということである。

 

ただ、世界は欧州ロンドンのみで回っているわけではない。

 

現状、世界の総意がポンド買いに傾斜していないなかで

欧州ロンアニのみが短期的な過熱感でポンドを買い進め、

短期足レベルで買い超過フォームを完成させることには、強烈な違和感しか覚えない。

 

繰り返しとなるが、ロンドン時間のポンドの上昇は

本日、NYからの流れに追随し

売り玉を積んでいった東京勢のショートが、欧州とロンアニに刈られたのみで

 

それ以上の上昇推進力を作るだけの損切りさられる売り玉は、東京勢を刈り上げて伸ばした高値のゾーン以上には皆無ではないかと思っている。

 

そこから残るのは

底値圏でありながら投機的な過剰な買い玉を積み続けてきた欧州ロンアニの高値買いの欲豚きわまる買い玉ばかりとなり

この買い玉が、ポンドの底割れの大きな原動力のひとつとなるように思っている。

 

ユーロが弱いことは、もはや言うまでもないことだが、

それに比べてポンドが圧倒的に強い、というわけもない。

 

ポンド相場にまったく楽観的な材料がでていないなかで

投機的な買い玉を積みまくるということは

後に起こる制御不能なまでの下落を示唆する大いなるフラグとなろうと思う。

 

本日、リスクオフのドル買い相場において、

あらゆるドルストレート通貨が前日比プラス圏で推移している。

 

昨日下値を更新し、安値の極みにあるようなユーロドルすら、前日比マイナスの水準をキープしている。

 

そんななか唯一前日比プラスで推移している異常な通貨ペアがポンドドルである。

 

では、ポンドは、ドルと並び、リスクオフ時に買われる通貨、とでもいうのだろうか。

 

ポンドは世界経済が堅調と言われるときすら、ブレグジッドネタで大きく下落してきた通貨である。

 

そんな通貨が、リスクオンのドル買い局面で、ドルとともに買われていく、と考える方がまともではない。

 

現在のポンドは

ブレグジッドのさらなる悲観報道がもたられされない現状の凪の流れと、そこに連なる自律反発の地合いに乗じて

ただただ投機的な買い玉を一部の欲豚どもが積み上げ続けているだけであろうと思っている。

 

この大局の逆行するポンドのみに見られる、欲豚どもの投機的なポンド買いを感じているからこそ、

現在の自分のポジションは、普段あえて避けているポンド主体のものとしているのである。

 

現在のポンドは、下落再開にあたっての

エネルギーを、現在のあらゆる通貨のなかで最も蓄えている通貨であると考えている。

 

本日はドルが買われるべき局面であるはずが、その局面ですら買われている段階で、今後の下げに対してのエネルギーは溜まり続けている。

 

現状のポンドの戻りがいかに無理のあるものなのかは

 

昨日の相場を見てもよくわかる。

 

昨日はリスクオンに相場が傾き

ドル売り相場で、なおかつ、ユーロポンドの下落からもポンド買いには後押しともなり

ポンド買いにとっては最高の地合いにあった。

 

それでありながら、ポンドはそれほど上値を伸ばせてはおらず、

 

この上がれるべきときに、上値を伸ばせなかった、という段階でも、現状のポンド買いには無理があるということがわかる。

 

ポンドの話が長くなってしまったが、

最後にドルカナダの買い増しについて。

 

ドルカナダの買い地合いというのも、現在のポンド買いと同様、投機的な過熱感が背景にあるように思っているが、

 

ポンドのそれが、安値圏での短期豚のみの完全な無理筋欲豚、であるのに対して

ドルカナダのそれは、中期レベルの大局にもささえられた、骨太なバブルである。

 

その意味で、現在の状況(コロナウイルス問題や原油安など)が大きな転換を迎えない限り、ドルカナダはまだ売れない。

 

 

ポジション

GBP/USD  S 1.29786 1.29752 1.29785

USD/CAD  L 1.32463 1.323831 1.32604

EUR/GBP  L 0.83706  0.83768

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドルカナダ損切り…最悪!!

またも自分がやめたところからのトレンド転換…。

 

1.3330アンダーまで売り上がり、

万単位のマイナススワップを連続で食らい続け、

昨夜、全決裁し、最終マイナス収益に終わったドルカナダが、

 

本日ようやく安値追いで損切り…。

 

 

USD/CAD  L 1.32666 → 1.3247

 

自分が昨夜すべてを決済したレートは、

1.3290アッパー。

短期ダブルボトムをブレイクされ、

短期足の高値水準に切り下げた損切に当たって、すべてを決済した。

 

後から振り返ると、

その戻しは結局、1.3305まで戻ったものの

その戻しが最終の高値で

 

本日は、1.3250割れまでもの下落である。

 

本日は打診ロングでの小ロットでのドルカナダ買いだったので、損失は軽微ながら、

精神的ショックは、100万円負けるよりも大きい。

 

年初の、ユーロドルの踏み上げ相場での1.12アッパーでの損切りしかり、

月末の

ユーロドル、ポンドドル、ポンド豪ドルの月末ロンドンフィックスでの投機買いでの爆損。

直近では、ポンドドルの戻り狙いをあきらめたところからの切り返しての年初来安値更新。

 

いずれもすべてショートで戦った最終的に上記ショートはすべて損切りでスクエアとしたが

すべて損切りしたのがほぼ最終の戻りで

その翌営業日から、ことごとく安値を追い、

上記すべてのショートポジションをすべてホールドし続けていれば

早計で数千PIPS以上は利を伸ばせていたことになる。

 

昨夜、ドルカナダを損切りした際も

この日がまさかショートを耐える最後の日になるか、と嫌な予感がしたが、

今回もその通りになってしまった。

 

これまでのショート戦略は

いずれも戻り相場に売り向かっていき

その戻りエネルギーが失速し転換しようというところで、心が折れて

微損や微益、大損で全決裁してしまっている流れである。

 

本日さらに腹立たしいのが

これまでは東京時間からのドルカナダのショートなど、

ことごとく、その後のロンアニやNY勢にカウンターを当てられまくり踏みあげられまくるのに

本日に至っては、

さしたる戻りもないままに

東京時間でショートエントリーしていれば

そのまま利が伸ばせたという状況である。

 

たしかに、本日、ドルカナダは4時間足20SMAをついに下回った。

 

これは1月23日にドルカナダが吹き上がって以降、実に15営業日ぶりくらいの状況で、短期戻り相場の消滅が大いに示唆される状況だった。

 

これまでのドルカナダの下落や上昇のトレンド転換際してはしばしば大陽線や大陰線をともなうことが多いため

昨日からのじり下げもやがてどこかで底打つかと思っていたが

 

よもや、本日だけで1.3250水準を下回るところまで下落するとは思わなかった。

 

まさに、自分が考えていた、1.3250から上の買いの超過ゾーンをすべて削ってきたのが本日の相場となった。

 

これまで狂信的なまでに売られていた原油が昨日より堅調に推移していることも、ドルカナダをこうも一方的なじり下げに追い込んだ要因であろうと思うが、

 

原油相場はすでに戻りが頭打ちになってきており、

上昇の勢いは鈍化しているが

下げ転換していないのだから、原油高、とでも思っているかのようなドルカナダ売りである。

 

本日さんざん売り込まれたドルカナダだが

1.3250を割れて自分が損切されたのち

ダメ押しのようにもう一段の下げが来て、1.3240割れまで下押すこととなった。

 

もうドルカナダについては完全に自信喪失だが、

 

ポジションスクエアにしたのち、

再度の安値更新のタイミングからあえてもう一度買うことにした。

 

理由は

本日、1.3235まで下押したドルカナダながら

その安値は

狂信的なじり高推移のひとつの号砲となった

2月4日の大陽線の起点箇所、1.3233あたりを割り込まなかったことと、

 

深夜2:15の最後の投げ売りによる大き目の大陰線が

1.33かそこらでも買いを入れてきた、にわかロングの狂った豚たちのポジションの投げ売り、セリングクライマックスとなってようにみえるからである。

 

本日のドルカナダは高値より60PIPS近くもの下落を演じ続けているが

トレンドが転換したとするなら、それでもその下落の勢いはあまりにも弱く、

 

ドルカナダの過熱バブル相場はまだ終了したような感じがしない。

 

となると、この2時過ぎの最後の売りが、現在まだ消滅していないドルカナダの戻り相場の最後の押し目となった可能性があるように思える。

 

ドルカナダは1.3230より下に強固なサポートもあり、

本日の一方的な下落地合いが、下落トレンドへの転換を示唆したものであるとするなら、

1.3230アンダーのサポートすら、本日中に破ってしかるべきである。

 

あらためてロングポジションを入れたのは、

なにより、

上記のような、今年何度も体験した、自分の損切位置が調整の最終局面、

という事態が今回も起こりかねず

ここでドルカナダのロングを捨てたままにし、ドルカナダがふたたび戻っていったとすれば、またも買い向かい損切りしただけで終わりということになる。

 

ここからまたも1.33をうかがいに走っていくドルカナダの相場を指をくわえて眺めているくらいなら、

いまいちどの底値買いにチャレンジし、損切りされた方がはるかにましだ。

 

本日は、結局、ドル円が上昇

ドルカナダが下落と

股裂け相場となってしまったが

 

その要因は

本日の相場は徹頭徹尾、ドル相場にはならず

欧州通貨相場となってしまったことにその理由があるように思う。

 

ポンドがドル円の上昇を主導し

ユーロがカナダドル買いを牽引したのが本日の相場であったように思う。

 

本日はポンドが底堅く推移していたが

これは実はポンドが強いわけではなく

ユーロが圧倒的に弱すぎて

その相対としてポンドが買われ続けただけのように思える。

 

本日の隠れた主役は実はユーロだった。

 

だからこそ、これまではユーロカナダがどれだけ下落しようと、ドルカナダの下げは限定的であったのに

本日のユーロカナダの下げは、ドルカナダの下げにダイレクトに影響した。

 

本日は、ユーロの独歩安相場だったといえるが、

その相対として

ユーロポンドの下落においてはポンドが

ユーロ豪ドルなどの下落においては豪ドルがそれぞれ買われることとなり

 

ユーロドルの下落に反して

ポンドと豪ドルは底堅く推移してきた。

 

ただ、ユーロが下落するということは

市場にはドル買い圧力もあるということで、

ポンドドル、豪ドルドルが、本日は底堅く推移したとはいえ、これら通貨ペアとて、

明日以降ただですむとは思えない。

 

また、ドル買いという意味では、

やはりドルカナダにおいても

明日以降も継続的な下落が進行するかはわからない。

 

本日は、ポンドやユーロが主役の相場となってしまったため、

各通貨ペアがまちまちの動きをすることとなってしまったが、

 

明日以降、ドル買い、もしくはポンド安相場に突き進む可能性も踏まえ、

本日のポジションはすべて明日に持ち越すことにする。

 

ポジション

USD/JPY  L 109.862 109.973  110.000

GBP/USD  S 1.29786 1.29752

USD/CAD  L 1.32463 1.32383

 

 

 

 

どれもこれも裏目に進みつつあるが…

今日もだめかも…

 

トレンドフォローを狙うドル円は、現状高値掴みとなってしまっており、

上値を伸ばせないでいる。

 

ロンアニが110円をブレイクさせてから戻り売りを食らって、ふたたび110円を下回ってから以降、もう3時間以上も、110円に触れることさえできないでいる。

 

一度は、110円をバックに売ってきた売り豚の損切りをロンアニが奪って値幅を上げたものの

 

ふたたび110円を割り込んでから、

またも110円を背にした戻り売りの豚勢が、かたくなに、110円への再度の進入を拒んでいる。

 

ドル円は、確かにロンドン時間、110円の損切りをヒットし、売り豚どもを一定数焼いたが、110.10アッパー程度までの上げ幅では、

売りに偏った売り豚たちを全滅させているとは到底いえず、

 

再度の110円割れからの戻り売りが加わることで、より売りにレートが偏りまくっている状況であるように思える。

 

それでもここまでドル円の上値が重いのは、

ロンドン時間のドル円の上げが

ポンド買いなどのドル売りを伴った円売りからもたらされたものであり、

NY参入までの間、あくまでもポンド買いに相関した流れからでしかドル円が上値を追えなかったからであろう。

 

欧州時間においては、やはりドル主体の動きとなりにくい為替市場だが

 

NY参入あたりからは、いい加減ドル主体の動きに転換してもらわないことには、ドル円の戻り高値のピークは、110.10アッパーでほぼ確定ともなりかねず

明日以降は、これを背にした戻り売りが、なおも旺盛となりそうである。

 

前回、円安相場というものは、そもそも一過性の動きになりやすく

その後は、ドル高、ドル安、どちらかの相場に振れやすい、という自分の考えを述べたが、

 

ドル円の動きを見ていると、一見、ドル高相場に見えるが、

円相場ととらえず、ドル相場と考えた時

ロンドン時間の値動きは、明らかにドル売り相場である。

 

厳密に言えば、ポンド買い相場なのだが

本日もまたポンドがあらゆる通貨に対して買われていったため

 

対ポンドで円やドルもカナダドルもすべてが売られ、

 

結果的に、ドル円は円安方向から上値を伸ばし、

ドルカナダはドル売り方向からじり安推移となったように思う。

 

本日のNY参入前までの相場は

ほぼほぼポンドによって主導された相場と言っていいが、

 

そもそも本日のポンド相場において、買いの材料は見当たらず、

本日のポンド主導のロンドン市場は

ここ数日のポンドの戻り相場というモメンタムにロンアニどもが買い仕掛けを講じたというだけの状況である。

 

このポンド主体で為替市場が動いた結果

 

同じドルをファインディング通貨とする

ドル・円

ドル・カナダ

 

は逆相関の動きを取るに至っており、

 

このドルを主軸としないがゆえに

これら通貨ペアの真逆の動きは

 

米ドルが主軸と変わるNY市場においては

どちらかの方向に是正されねばならない。

 

つまり、ドル買いかドル売りか、という話だが、

 

ドル売り方向で双方の通貨ペアが相関関係に戻るとすれば

ドルカナダの下落に合わせて、ドル円も下落する

 

逆にドル買い方向で双方の通貨ペアが相関関係に戻るとすれば

 

ドル円の上昇に合わせて、ドルカナダが戻りを見せていくこととなろう。

 

では、NY以降、どちらの方向に収束していくか、となれば

 

やはりドル買い方向ではないかと思っている。

 

だからこそ、本日の自分のポジションは

ドル円を買い

ポンドドルを売り

そして、ドルカナダを買っているのだ。

 

ロンドン市場においては、ポンドの投機買いがあらゆる通貨ペアに影響を与えた結果

米債利回りの堅調さが徹底的に無視される結果となっている。

 

株高は債券売りを誘発し、債券の利回りは上昇する。

 

そうなれば為替市場全体がドル買いに傾斜することがセオリーで、

 

本日の相場は、ポンド買いのドル売りというロンアニどもの投機的な市場支配によって、債券利回りの上昇にともなうドル買いを、ドル円を除いたあらゆる通貨において、完全に無視される格好となった。

 

これらドル買い要因を無視したもうひとつの大きな要因としては

本日のNYカットオプションが、110.05あたりに控えているようで

その防戦のドル円売り、という流れも、継続的なドル円の買いにブレーキをかける結果となった面もあろうと思う。

 

110円からの実需の売りも要因としてはあり得るだろう。

 

ただ、実需の売り切り玉はともかくとして、一部のオプショントレーダーどもの私利のために、相場を歪め続けるのにはおのずと限界がある。

 

為替取引をするすべての豚どもが、揃いも揃ってオプションにかかわっているはずもなく

 

オプションなどなんの関係もない買い豚にとってみれば、

110円で防戦売りするオプション都合だけの売り豚など、粉砕したい蠅のようなノイズに等しいはずだ。

 

110.05に控えているオプションがどのようなオプションであるかはわからないが、

少なくとも、権利喪失をともなうノックアウトオプションのようなものではないだろう。

 

ノックアウトオプションであるなら、ロンドン市場序盤の110.10アッパーまでの踏み上げで、すでに110.05は抜き去っており、

現在に至っても、執拗に110円界隈で防戦売りをする必要などない。

 

さらに言えば、この防戦売りは失敗する可能性は低くない。

 

ドル円はポンドなどと違い、

一部の欲豚の思惑一つで、大きくレートを押し下げることが困難な取引量の厚みがある。

 

オプショントレーダーたちが防戦売りの玉をどれだけ大量に投下しても

それらがすべて投下され終わってもなお

買い玉が入ってくるだけの流動性が、ドル円にはある。

 

その意味で、すでに110円をうかがおうとするまでの戻りを見せているドル円を、そこからわずか5PIPS程度で到達する本日のオプションラインを、一部のオプショントレーダーが期日まで防戦し続けることは、かなり困難な試みであろうと思う。

 

通常、個人投資家にとって

値動きの穏やかなドル円に比べ

値動きの激しいポンド円やポンドドルは難易度が高い、

 

という印象があろうと思う。

 

しかし、大口の投機筋にとっては、

その難易度は真逆となる。

 

つまり、大口の投機筋にとっては

ポンドの方が容易く

ドル円の困難である。

 

それはなぜかといえば

大量の資金を持つ大口の投機筋にとっては

流動性の比較的薄いポンドは自分の思惑通りレートが動かしやすく

流動性の厚いドル円は、自分の思惑通りにうレートが動かしにくいからである。

 

大口の投機にとって、

金融市場のほとんどが出来レースである。

 

ほとんどの相場は、自分の思う方向にある程度相場を動かせるわけなので、

個人投資家や小口の投機筋をはめるためのダマシの迷彩も作りやすく、これら小魚どもを養分として搾取することもある程度計算に則ったオペレーションで実行できる。

 

しかし、流動性の厚いユーロドルやドル円などは、いくら大口といえども一部の思惑で自在に動かすことは困難である。

 

無論、あらゆる大口が同じ方向を取り、いっせのせ、のような取引パターンを見せれば

相場は一方向に進むだろう。

 

月末のロンドンフィックスや、金融政策の変更、雇用統計のような大きな経済指標の場合などが、それにあたる。

 

しかし、本日の110.05のオプションということについては、

あらゆる大口が、同じように110.05を超えさせまいと考え

いっせのせでドル円を売るか、といえば、

決してそうではないだろう。

 

ドル円を取引する大口の誰もかれもが、オプションによって利益を得ようとしているわけではない。

 

もちろん、オプショントレーダーのみならず、これらオプション勢の防戦売りを見越してのショートや、ヘッジのショートなどのポジションもあるかもしれない。

 

ただ、いずれにしても、これら売り豚のいずれもが相場の地合いに逆らった売りを積み続けていることは確かで、

 

いまいちど、本日高値を抜きされるような日通し高値更新を食らえば、

これらポジションは一斉に損切りとなる。

 

さらにいえば、NY勢が得意とすることは、

トレンドの増幅であり

カウンターかららの売り浴びせや買い上げではない。

 

NY勢ほど、その日の地合いに向かって逆張りすることを好まない勢力もない。

 

さらにいえば、このNY勢こそが、1月下旬から今月にかけて、徹底的にカナダドルを売りまくり米ドルを買いまくってきた主犯格である。

 

以上を踏まえると、

今夜のNY株式市場が、いきなりの大幅下落などといった事態でも起こらない限り

 

今夜のNY勢は徹底的にドルを買ってくるのではないかと思っている。

 

その意味で、現状、裏目を取らされつつあるドル買いベースのポジショニングも、NY市場が本格的に飛来時、奏功するのではないか、と思っている。